http://hijiri.tamajiri.com 「日知り事典」 page377.html (未定稿) 日知り事典 論説3 ・・・ ・・・ ・・・ 円相学会 (未定稿) ■1.西風害 ■2.イデオロギーとは「異教性」 ■3.マルキシズムと進化論 ■4.アインシュタインのエネルギー理論はインチキ ■5.数値化は「奴隷化」の始まり ■6.洋式科学の実体は「無用の長物」 ■7.モノマネが間違いだった・・・・・日本は「伴天連」に宗旨替えしたのか <論説2>の続き ■3.マルキシズムと進化論 a.■マルキシズムは架空の論理 ★渡来の文物にロクなものはなかったが、中でもイデオロギーは最悪でした。しかし日本人はこのイデオロギーを「異 教性」とは知らずに「新思想」と思わされて来たために多くの深刻な問題を残している。自由主義とか人権とか民主主 義(デモクラシー)も嘘だったが、其れより極悪のものには例えば、マルキシズムと進化論があ.る。 此れが近代イデオロギーの典型ですが、両者は何れも無神論に立脚した「唯物史観」でした。しかも科学的な実証性に 乏しい見せ掛けの科学でした。だからマルキシズムは共産主義となり、一世を風靡したものの人知れず大量虐殺を繰 り返した。例えばナチズムの犠牲は2500万人だったのに比べても共産主義の其れは全世界で一億人に達する。 其の内訳は中国で6500万人、ソ連で2000万人、ベトナム1000万人、北朝鮮とカンボジアで各々200万人、東欧1 00万人と言われる。「20世紀は戦争と革命の世紀だった」とも言われるが、要するにこうした犯罪性を正当化したの がイデオロギーだったのです。 だから結局は破綻して修正主義者たちに引き継がれ、日本では日教組と官僚組織に巣食って政府を私物化し魔窟と 化す事となった。だが旧ソ連や北朝鮮を見れば分かる通り、無理な観念は無理な計画となり、其れを強いて実現する ためには独裁者や武力によって強い政党の元で統制経済を敷く必要があった。 この統制管理のために官僚機構を強化する。このため情報を一元的に管理し、国も社会も硬直化する。だから人民に 自由はなくなり、自由の代わりに警察が強化され、秘密警察によって徹底管理された。よって例えば旧ソ連のように、 国家スパイの暗躍する「鉄のカーテン」の中で一党独裁のテロの横行する恐怖政治を敷いた。 しかも強力な軍国主義を維持する体制としただけであって彼らの掲げた人民の福祉とは逆だった。其処には共産もなく 何らの平等もなく、赤の貴族が栄えたに過ぎない。だから内部から崩壊したのである。 では自由流通経済を標榜する西側の資本(モノカネ)主義が勝ったのか、と言えば、此れもまたもう一つの唯物史観で ある事を見過ごしてはならない。 ▲モノカネ主義・・・・・・月世界は古くからモノカネ主義社会でしたが、近代物質文明も同じ化け物です。例え其れが共 産主義とか資本主義とか言っても、本質は打算の世界であり、数値主義とか「数の論理」社会と言い換えても同質であ るから実に危うい。 例えば「数の論理」はユダヤの論理であり、金貸しの道具であり、其れを数値主義と言い換えても本質は数字と言う架 空の観念の約束事であって、彼等が思い通りシステムを作っては変えて従わせる方式である。数字がカードになっても 本質は同じだから実に危うい。例えば数値管理に徹した結果、旧ソ連は崩壊した。 其処で日本人は「資本主義が勝った」と思っているが、経済大国の日米とも巨大債務を抱えて正に崩壊寸前である。 米国は双子の赤字でドル垂れ流しであり、其れを買い込む日本も1000兆円の赤字国債を出して更に増え続けている 始末であり、此の後を中国が追って06年には日本を追い抜いた。 日本も戦後60年、モノカネ万能主義に染まった。だが数千年の歴史上、こうした価値観は異常な観念であって瞬間風 速に等しく、例えばモノカネ万能主義は万能ではなくて無能であり、物心共にゴミを増やしただけの有害無益な価値観 であると人々が気づいた時点で早晩消滅して別の価値観に激変する運命にある。 例えば日本の円がハイパーインフレで1/1000に暴落すれば、中国からの輸入も無理となる。のみならず、他の国だっ て「金満日本」のレッテルが剥がれれば何処も相手にはしない。此れまで日本人は金のためにアメリカべったりであり、 その他の社会との人的交流はお粗末だった。 無宗教・無信心を誇り、宗教や民族的な付き合いもなかった以上、日本が困ったときは、どの国も相手にしないだろ う。打算と金以外は、日本との信頼関係が殆どなかったからだ。色々目新しい物を集めて満足していた時代は過ぎた が、其れらが此れからは邪魔になります。 例えば、電気やガスと言ったエネルギーが絶え、水道だって来ないとか、ライフラインが使えなくなる時が来るだろう。 万一そうなった時には、企業や金満家が建てたビルもマンションも無用の長物と化します。大きな災難に遭っても運良 く助かったとしても、一挙に江戸時代の自給自足の暮らしに復帰せざるを得なくなろう。 そうなると従来の価値観なんか吹っ飛びます。在来の学歴や財産、或いは教養などは一切通用しない。其れによって 此れまで成功体験を持っていた、頭の固い人たちは全人生を否定されて、生きる望みを失うかも知れない。特に、全て 銭金でしか換算しない生き方は通用しなくなる。 ですからこれからも尚「便利さ」を追求するのは危険である。其れよりも、何が本物かを知って置く事が肝要だ。自分の 立場や使命、或いは「何が幸福か」を真剣に考えて置く必要があり、其れにはマルキシズムや資本主義などの唯物史 観を捨てる事だ。 其れよりも、本来の日本人たちが持っていた、昔かたぎの律儀さとか本物の生き方や、地に付いた仕事だけが必要と され役に立つ事を予想して置くべきであろう。更に、組織と個人との繋がりも切られる。数の論理や商品経済よりも、個 人と個人の付き合いが暮しの基本である。 地元、足元を知って地産地消など、バーター(物々交換)が経済の基本となる覚悟がいるでしょう。 ともあれ、此れまで支えて来た価値観が、これからもずっと千年先まで続くと誤解しない事が肝心です。前説に補足す れば、経済関係ではなくて基本は心である。そして「人と人」との上下左右の関係重視よりも日本人が実は神や先祖と 共に平安な暮らしを守って来た事を念頭に据えるべきでしょう。 b.■進化論は嘘(インチキ)だ 「日本人がお人よし」である事は先に述べたが、最悪の勘違いは、進化論である。其の詳細は皆さんもう充分ご承知の 筈だから此処ではカットして異論だけ述べれば、進化論とは時間の経過と共にサルがエレベーターに乗ったように進化 が進むと言う幻想的な観念や理屈である。でも其れは錯覚であって事実ではない(何も進化の証拠が無い)。 歴史がエレベーターや年表のように単純に繋がる訳でもない。古来、世界に遍満する法則と言えるものは因果律であ る。しかし其れとは逆の「人はサルから進化した」と言う仮説をかつてダーウィンが述べた。だが仮説は法則ではない し、事実100年かけても何の実証も得られなかった。進化に見えたのは単なる変化・変容の歴史でした。 なので当初も今も、キリスト教圏でさえカビの生えた学説 として進化論を全面否定している。にも拘わらず日本の御用 学者の大部分は「進化論」を頭から信じて受け売りし、「進化を前提としない科学は非科学である」と決め付けた上で無 知の人たちに繰り返し刷り込みを続けているから弊害が大きいのです。 確かに西洋人から見れば白人以外はサルや原人の一種にしか見えないのだろう。実際、サルと良く似た日本人も多 い。しかしだからと言って日本人が彼の仮説を頭から信奉する事はないのだが、自らサルの子孫を自負するサル先生 たちが「サル進化論」に深く感銘し傾倒・信奉している。 其れだけなら構わないが、他人に「これ以外の科学は駄目だ」と受け売りするのは学問とは言えず、単なる一神教信 仰である。しかしまぁ百歩譲っ て動物的なキツイ臭みを放つ肉食人種の白人が日本人よりも進化した、より高等な人 類と認める人もあろうが、そうすれば、馬面の人や、子ネコちゃんたちは一体どう思うだろうか。 決して自分をサルの仲間とか牛や馬の子孫とも思わないだろう。しかも日本には記紀が有り、「先祖は神の子孫であ る」としているのだから、其れとは別の「サル進化論」を唱える以上は、其の辺りの事実をもっと例証しなければ学問と は言えない。ただ日本の古典は、サル先生たちが生まれる遥か以前から伝わる文献が多い。 だから、猿真似とサル知恵程度のお方たちには歯が立たないのだろうか。それにしても日本ではこの「進化」のお題目 さえ唱えていれば学問や科学とは全く異質のものでも必ず科学や学問として立派に認められ、必ずメシになるから不 思議だ。 その程度の代物・唯物史観の観念の一神教的進化論を「公器」NHKなどメディアも手を変え品を変えて連日何らかの 形でしつこく繰り返し国民にウソを真理として刷り込み続け、飯にしているから進化論全盛となった訳だが、進化が起こ るのかどうかは今のNHKを見ても分かる。 NHKは確かに巨大ビルを建てて機械設備を完備した。でも其れは機械設備の進歩であってNHKの進化ではない。其 れは高額受信料の結果であり、つまりは顧客にとって高負担になっただけだ。従って受信料拒否100万件突破と言う 事態になっている。放送内容も公共放送としては低下の一途であり、NHKにさえ進化の後が全く見られない。 いや寧ろ退化している。とすれば「進化」を云々する所は顧客ではなくて寧ろ欺瞞体質のNHK内部に対して進化の号 令をかけるべきだろう。何れにせよ「進化論」を自分の作文にして顧客に押し売りする手合いを疑う必要がある。或い はサルの子孫たちが社会進化論とか、更に今は宇宙進化論として宇宙創成から未来までのSFを騙っている。 そうした創成神話を創り上げて其れらをまるで法則でもあるかのように撒き散らしている。 だが例えば05/7/30日に米国は「第10番目の惑星発見」と発表した。サル先生方は勝手に想像した地球の起源とかビ ッグバーンやブラックホールと言うバーチャル仮説には詳しいが、自分の先祖の歴史はおろか、この一番身近な太陽 系の事でも良く分かっていなかったのである。 進化論は勝手に拵えた結論を前提として、しかも変化を「進化」とこじ付け、有りもしない幻想をすり付けるものでした。 其の点で昔の日本人は、古きものを尊び、或いは元の因果律を認め、其れを恐れて精神性と道理を大切にする優れ た文化を持っていた。新顔として渡来する文物に対しては「日の下に新しきモノなし」と批判する目を持っていた。 でも今は其れらが悉く捨てられ、進化論と言う愚論によって「古いのは未開だ」と決め付ける時代にしました。或いは神 仏を排除したり先祖を否定し、元の文化を破壊した結果として今が有る。ともあれ次は彼らの科学理論とするものの一 端を見よう。 ★ダーウィンは大航海時代と言うヨーロッパの大躍進時代を背景に進化論を唱えた。つまり進化論は彼の短い人生の 尺度で見た一つの世界観に過ぎない。無論彼は、死後の第一次、第二次大戦を知らない。生前でさえ、彼は「進化論」 に懐疑的になっていたが、もし戦後の社会を見たら進化論を撤回しただろう。 所が日本では戦後に社会進化論が飛び出して此れが定説化しつつあるから不思議である。戦後のこの時代を経験し た私たちの世代は寧ろ、進化論を嘘と見破らなければならない筈である。例えば古代ローマ市民は無税、しかもパン が毎日、無料で支給された。 また江戸時代まで、日本人は五公五民の過酷な税に苦しんだように言われて来たが、其れだって田んぼに対しての課 税であり、畑作や山林、その他の雑収入にはお上は関与しなかった。消費税だってなかったのだから、所得割にすれ ば実質納税額は実収の1〜3割だったろう。其れに対して現代は殆ど半分(中産階級の場合)が持っていかれる。 政府が何でもするならそれでも良いが、実は何も責任を取らないのだ。全能のような仮面を被って完全に毟り取るけれ ども、国家やお役所は中途半端な仕事しかせず、しかも大量殺戮と自然破壊が近代社会の常態となって庶民を泣き寝 入りさせて来たのです。こんな社会の何処が進化で進歩と言えようか。序に「近代化」を見よう。 ★「近代化」は要するに西洋化の度合いを示す用語だった。従って中身は陳腐であり、結果として多くの負の遺産を残 した。先ず、20世紀を「戦争の世紀」とした。此れは、無抵抗の一般市民を大量殺戮すると言う、人類史上最大の汚点 をこの世代の人類が残したのです。とすれば此れは進化ではなくて退化か退廃である。 ★高学歴社会となり、若い人々は現代人が進化した新人類と思わされて来たが、やっている事は幼稚で拙速でしかな い。例えば、「嫌煙、嫌老、嫌悪」の三拍子が揃って、しかも無神論でなければ都会では住んでは行けないような今の 日本のエゴ社会で、彼らが「わが世の春」を謳歌しているとしても、其れは錯覚空間であって長続きしない。 其れは「進化」ではなくて、何の保証も実証もない歪んだ社会空間に過ぎない。現代都市文明が最高度に進化した姿で はない訳である。だが諸学会やマスコミまで決まって、「人類はサルから進化した」とする進化論によって説明を始め る。 従って今は、この様な「進化論によらない科学は科学でも学理でもない」と言ったような偏ったイデオロギーを氾濫させ た中での社会である。多くが毒された中の歪んだ空間に有るのですが、此処で良く考えて貰いたい。自分たちが「サル の子孫」と思うのは歴史の浅い遊牧民族たちの作った勝手な想像と勝手な憶測で有って、アジアには通用しない。 進化論は神代から連綿と歴史を綴る日本とは無縁の観念である。其の最も弊害となる点は、此れによって優れた精神 文化があった過去の日本を「未開で野蛮」と見下す事で、其れとは逆の現在の日本に多くの矛盾があっても、此れを糊 塗し、隠蔽して「進歩・発展」と刷り込んで誤認させてしまう点だ。 無論其れを狙う影の勢力がいるからだが、其れで日本が荒らされているから困るのです。現実は、日本人が日本語を 使う事により、サルとは違う日本の先祖たちが昼夜を問わず働いて今の我々を支えてくれている。従って進化論では分 からない事実が何れ現れる。其れは彼らの陰謀が到底及ばなくなって、近い未来に滅びるた時点で証明されよう。 ★「天文学」・・・・・天文学も問題が多い。古代天文は多くのヒジリが天体を観測して時空を決め、其れを暦として時間 を刻み、更には天文単位を度量衡の基本にも整合させた。或いは領地その他の測量と税法も整合させた。のみならず 建築方式や様式との規格の統一を図った。或いは地名との整合性を採って地域に結び付けていた。 この様にして天文は、祭りのために人文・地理・方位とも深く結び、一般の目線で再確認できるモノだった。だから人の 暮らしに直接に役立っていた。所がニュートンの万有引力の法則と言った唯物史観、またガリレオ式のレンズを使う近 代天文学や地動説と言う理屈によるコペルニクス的転回があったものの、其れが進歩ではなかった。 西洋式・占星術師の天文学は星を肉眼で直接見る事から発展したとは言えるが、目測からレンズで拡大して見る方式 と、机上計算が結びついただけの事である。結果として近代天文学は、一般人の目から天文学を無益な軍拡にだけ役 立つ、軍事天文学にして軍事技術、即ち殺人兵器であるミサイルやロケットに利用するものとなった。 或いは人工衛星まで打ち上げたとは言っても、これらに税金から巨費を投じ続けるだけで、一般市民の日常の暮らし には何にも役立たないものにしたのである。しかも前述の新惑星発見例のように、私たちに一番多大な影響を及ぼす 太陽系には今の天文学者は無知だった。「第10番目の惑星発見」などは過去にも何度も行われた。 ホントに発見したのかどうか、そして其れが認められるかどうかさえ疑わしいのです。 c.■現代科学文明は幼稚だ ★現代人はアナログよりもデジタルが進化だとしたり「数値化されたものが科学的だ」と頭から信じているが其れは事 実誤認に過ぎない。数字の欺瞞性について詳しく語るのは別の機会にするが、要するに「モノカネ主義」とか「数の論 理」と言われる通り、方位や物体から遊離した数字は架空のバーチャルに走る欠点が常にある。 第一、数学で言うゼロの概念さえ極めて曖昧であるし、第二として、此れは自然界には通じない、人間だけの人為的な 狭い概念に過ぎないのです。そして数字の次に西洋ではコロンブス時代から羅針盤を物事の基準として来たが、この 磁石(コンパス)は方位の指針としては極めて幼稚な玩具である。 所が近代以来の人類は、数字とコンパスを「近代化」の指針とし、西洋科学の基準として此れに全面的に頼りきって来 たのですから極めて危うい。実際、先の20世紀末を見ても、近代化した筈の人類は大量殺戮と環境破壊の世紀とした のです。今は宇宙開発が最先端の科学技術のように吹聴されている。 しかし此れは軍事技術に洋式天文学が手を貸して歪んだものにした。ミサイルと同類のロケットゴミを大気圏外に増や し続ける前に、自然科学がなすべき事が一杯あるのではないか。今の科学が天気予報や地震噴火予知さえ覚束ない のでは人類の役に立てない。宇宙の果てより目の前の現実の課題を一つ一つ何とかすべきである。 例えば深海やメタンハイドレードの事も、地下資源やエネルギーの事も良く分かっていないのに何が宇宙だ。人の心や 社会心理、或いは経済予測も科学では謎だ。ミクロの世界や昆虫の働き、其れに魚類の生態もまだ良く分かっていな い。分かったのは顕微鏡で見た範囲内の事柄である。 人類だけが病気になると言う不思議な現実に医科学も答えを出せず、病人が増加の一途である。目の前の因果関係 も解明できず進化論だけ振り回しても環境問題一つ打開出来ないでいるのではないか。生物の誕生と死去の事も分か らないから少子化を食い止められないでいる。 こんな簡単な事が出来ないで、どうして宇宙の事が謎解き出来ると言うのか。其の点、日本人は元々別だった。自ら 「サルの子孫」を自認する白人たちとは別種の人類だったのです。 そうであるならば「日本が世界の非常識」である事が人類全体から見ても寧ろ幸いであり、貴重な存在である。故にこ の立場を崩す必要はないのであって、渡来文物を積極的に入れたり、「国際化・グローバル化」の流れに乗る愚はもう 止めなければなるまいと思う。 ■4.アインシュタインのエネルギー理論はインチキ ★彼の「質量不変の法則」(エネルギー保存則とも言う)は有名である。特に彼は E=MC2乗、 つまり「エネルギーは 質量×光速の2乗」であるとした。光速が秒速30万kmの定数とすれば、係数となるのは質量である。 つまり裏を返せば、「目方が大きいものがエネルギーも大きい」としたものであり、それならニュートンの「万有引力の法 則」に毛の生えた程度の理論でしかなかった。しかし自然はそんなに単純なものではなくて小さなものや見えないもの ほど巨大な力を持つ場合が多い。 だから例えば素粒子が続々発見される今になって先の数式の矛盾が漸く分かって来た。しかも特に問題なのは此の数 式の中には方位の係数が何にも入っていない事だ。古来、太陽や地球は一定の軌道と言う方位で回っている。にも拘 わらず、彼の仮説は方位無視であり、ニュートンの「万有引力」の法則と言う古典的学説から一歩も出ないものだった。 ただ、こうした理論が熱力学や量子力学の基本となるに及び、以来、物性物理や宇宙科学など、近代物質科学も此れ を根本原理として来たのですから驚くべき事です。 此処で敢えて「矛盾である」、と指摘する点は例えば、目方の大きな石炭やウランが大したエネルギーがないのに対し て、質量が最も軽い水素が、核融合で巨大なエネルギーを生む事実をどう説明するのかと言う話です。核融合を実験 して来た彼らなら「其れは例外だ」と答えるだろうが、真の法則であれば例外がない。 また例えば元素より軽い素粒子は質量ゼロ(に近い)であるが、其れが実に地球を突き抜けるほどのスピードやエネル ギーを持つ事が判明した今、此れを「質量不変の法則」ではどう説明するのだろう。 このようにアインシュタインの嘘に全ての関係者が気づかなければならない。しかし其れを糊塗するように日本は、巨 額な費用を投じた加速器を使って「反物質」なる概念を拵えようと腐心しているから滑稽だ。譬え其れで「未知の粒子」 を発見しようにも、エネルギーは元々粒子や物質ではなくて波動や方位なのだから発見するのは無理なのです。 ★彼の理論にはこの様に致命的な欠陥と矛盾があった。だが、軍事面で利用出来る事から矛盾を放置して利用できる 部分だけ利用して来た。よって近代物質科学や技術は矛盾を抱えながら歪んだまま此れまでは発展して言わば「悪魔 のサイエンス」となったのです。 其れを日本は猿真似により、民需に応用してハイテクとして経済発展に使った訳ですが、原水爆や原子炉にも使える。 だがミサイルや宇宙工学にも天文学にも矛盾が噴出してもう止まらない有様を直視すれば、最早メッキが剥がれて来 た事に気付くだろう。であれば、この「物質科学」の素性にもっと警戒すべきです。 此れによる戦争と環境破壊と言う愚行を止めなければ後の世代に申し訳が立たないだろう。 以下、次ページの■5.数値化は「奴隷化」の始まり・・・・・・へ続く。 パテント・著作権は本会に属します。 「鬼の会」 |