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http://hijiri.tamajiri.com 「日知り事典」 page238.html(未定稿) ![]() 日知り事典 血~地租 ち● ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ●■▲◆★ ●ち・・・・・・・・・「ち」は地、血、父、乳の「ち」であり、霊である。何れも生きるエネルギーだ。 ●血・・・・・父は子の血となり、また母の乳が子の肉体を作る。血はまた子の「知」となり、また肉体は「地」に対応した 働きをする。血はまた「値」であり、「力」となる。血は先祖の霊の結晶だからだ。よって此れを血筋として日本では貴ん で来た。血を受け継いだ子供を嫡子と言い、そうした子孫の系譜を血筋と言います。 血は先祖霊と言う見えない存在が見える形で結晶化したものです。其の点で、例えば赤血球は小さな細胞として、1㍉ 立方中に500万個も活動していると見ても其れが正解ではない。今の医学や科学では一滴の血も髪の毛一本すら作 れないのですから分かった事にはならないのだ。 霊的なモノが物質化・生物化した実に神秘な存在ですから、此れが「息のいのち」「命の源」ともなるのです。如何に科 学や医学が進歩しても人工的にこれと同じ血液は作れません。医学では分からないのです。血がおかしくなれば不健 康になり、病気になります。そして霊的な箇所としては額の裏にある松果体と丹田がある。 前者は父性、後者は母性の霊的ポイントであり、清浄な血が必要な箇所である。だが欧米化により、日本人は血を軽 視したので薬害エイズとなったし、DNAなども物質と見てしまえば血から智がなくなって稚・痴・恥に変わる。血はご本 人の心掛け次第でサラサラにもドロドロにもなる。其の点、血が清浄であれば病気にならない(なっても直ぐ治る)。 其れが自己治癒力です。しかし邪念や不満、或いは肉食や薬によって汚れて行く。輸血もまた血を汚し、性格まで変え てしまうので特に外科手術は避けるべきである。だが社会に殺人事件や災害の犠牲者が出た場合、マスコミや先生方 は「血、霊」ではなく、決まって口をそろえて「人命尊重」を言う。 社会的に人の上に立つ管理職や先生方は、年齢的にも病気もちの体質になっている。要するに一度や二度の手術を 経験した年齢層です。その時に輸血をしています。しかし其れは、他人の物質を貰うと同時に他人の因縁をも引き継ぐ から性格も変わっています。しかも副作用を起こしたり余病を併発している状態です。 物質的には同じ血液に見えても、その内容は先祖の結晶なのですから霊的に見れば千差万別です。ですから食事療 法で努力をしたり薬物依存しても効能がない。血が濁ってしまった彼らは何をしても解決しない。ただ健康を気にするだ けの肉体主義となり、血の清潔さには関心を払わなくなっているためです。 そうした彼らは或いは「運動を続ければ健康が維持出来る」と誤信の上で努力するが、無論正解ではない。労働して酸 素を消費すれば血が濁り、疲れてドロドロとなるだけだ。だが誤解した彼らは、「人は食事によってエネルギーを得てい る」とし、健康維持のためにと栄養学でカロリー計算したり医食同源に心がける。 けれども過食となれば消化器に負担を掛けるだけで眠気を催し、しかも胃腸障害を起こすかボケを早める。だからこう した考えでは堂々巡りです。血こそがエネルギーの源泉であり、元気の元は肉体ではなく血にあり、血は精神にあるの です。常に感謝していれば「気」が通って正常な人となり、また良い考えが浮かびます。 其の逆に、不平不満が多くなれば良くない結論が出て「気」が滅入ります。悩みがあれば疲れますし食欲もなくなり、気 が弱って患い、元気を失い病となります。つまり、血が濁れればエネルギーを失い患うのです。無論、血と共にリンパ液 も大切な働きをしているが、何れも問題は汚さない事である。 汚れた時には其れを蘇生させる方法が清め祓いです(「清め祓い」を参照)。 ■地・・・・・・・・・日本語は、一言で一言以上の意味を伝える言霊になっている。地は、血、父、乳の「ち」に通じる。「ち」 は霊であり、何れも生きるエネルギーだ。地も生きており、元気な土であるためには新鮮な酸素が必要です。此れがな ければ1mm立方中100億個とも言われる微生物の呼吸も働きも止まって「死の土」となる。 其れが無機質の砂漠化であり、こうなると喩え雨があり、水があっても動植物を育てる力はなくなる。砂漠に植林しても 徒労となるのです。 ■地位・・・・・・・公務員には官位、多額納税の諸侯には爵位、神社には神階、軍人には階級、そしてそれらには馴染 まない学識には博士号、技芸には名取などで一定の地位が示される。 ■ ●知恵・知性・知識・・・・・・・動物は本能で行動するが、人間は考えて工夫する。よって日本人は特に古来この知恵の ある王民でした。其れに対して現代は知識重視の時代となり、知識詰め込みの弊害が目立つ。ある程度のマナーや知 識は必要としても、その後は自ら考えて自ら判断し、知恵を出す工夫がもっと必要である。 例えば中学生までは知識重視でも良いが、高校以上になっても詰め込むのは無用ではないか(「知性」を参照)。 ■ ★チェチェン・・・・・・・・此処はカザフスタンから強制移住の歴史があり、ソ連時代からの横暴が続き、ロシアにな っても武力制圧・弾圧と略奪行為が続いて来た。石油と天然ガスのパイプラインの利権の地域である事、そして此処を 独立させれば連邦各地に連鎖すると言うロシアの都合で武力支配が続いて来た。 大国による小国苛めとか不当な暴力にはチェチェンからの反抗があって当然である。其処で1994年と1999に第一 次・第二次のチェチェン戦争となり、そして02/10月にモスクワ劇場占拠事件で130人が犠牲となった。テロと言うよ りも、ロシアの特殊部隊が強行突入する際に使用した毒ガスによる死者だった。 次に03/7月にモスクワのロック・コンサートで女性2人が自爆し15人が死亡した。それにモスクワの地下鉄爆破事 件で40人、次に04/8/24にはモスクワ発の国内便2機が空中爆発して90人が死亡し、同9/4には、北オセチア 共和国の学校体育館が占拠され、人質322が死去したが、その内155人が子供だった。 しかも尚260人が不明(9/5現在)だと言うのだから、あいた口が塞がらない。校長は「人質は1270人いた」と証言 しているのである。初めから状況把握もない杜撰さで52時間もの時間を浪費した結果、突入した事になる。 ロシア治安当局は「偶発的な事故」と弁解したが、突入直後に上空では逃亡者を監視するヘリが飛んでいた事から、 「計画的な突入だった」との批判が出た訳だ。杜撰な計画と無茶な突入だったが故に、此れほどの大惨事としたのは誰 の目にも明らかとなった。武装集団の中には毎回女性がいた。今回もいた。 彼女たちが捨て身の戦いに参加したのは、戦死した夫や兄の遺志を継ぐためだった。テロが悪い事は誰でも分かる事 だが、そのように仕向けて来たのがロシアの横暴である。反抗グループは今回もテロを目的とはしていなかった。目的 は「軍の撤退」や「仲間の解放」と言った要求を頑なに拒んて殺戮した「ロシアへの復讐」だったろう。 ロシアは僅かな人員釈放を惜しみ、或いはロシアの体面に拘って毎回突入して多大な犠牲を出して来た。とすれば自 ら最悪の事態にしたのはロシア自身である。チェチェンを含めた北コーカサスはイスラム圏である。此処にはアルカイ ーダとは別のジャマート組織がある。 従って反抗グループやジャマートと言うイスラム原理主義者はロシアに反感を持っているだろうが、そう仕向けているの もロシア側である。チェチェンの人口が凡そ70万人いるのに対して10万人ものロシア軍がいるのだから異常である。 とすればプーチンは軍を撤退すべきであるが、「2日間の服喪」を全国に指令しただけだ。 チェチェンや日本に対する北方領土の仕打ちのようなロシアの考え違いが悪因果であると気付かなければ、ロシアは 如何に武力に訴えても早晩、瓦解するだろう。 ★チェルノブイリ・・・・・・1986/4/26に史上最悪の事故を起こしたロシアの原発。此れによって9000人が死去し、16万人 が避難したが4000人が癌になっている。科学への過信と政府の隠蔽体質が被害を広げた(「放射能」を参照)。 ■地縁・・・・・・・・人は心や肉体を持つが、それだけでは存在の意味はない。人生の活動には土地と言う舞台があ る。舞台とは主として地縁・血縁である。この点でコスモポリタン(無国籍者)を自慢するような尻軽浮き草の渡来系イン テリは例外を自認する存在かも知れない。何れにせよ古来、日本人は一所で懸命に暮らして来た。 一所とは地縁や血縁のある固有の土地である。その土地の国津神や先祖、或いは自分のカルマとの相性を良くする 努力、ないし地域への貢献度で人生は大きく左右される。其処に人生や命を掛けるのが「一生懸命」であり、逆に其の 地の縁(意味や歴史)を無視した場合に水害やちゆるぎ(地震)となlり、被災者ともなる訳です。 人の縁には地縁・血縁・神縁・佛縁・・・・などがあるが、人の縁も地縁によるケースが多い。地は人の歴史の前に国津 神が作り、其の後に人が血と汗と、骨を埋めて歴史を作った。或いは地には産土神があって氏神として鎮守の森を残 して見せているし、作物でもその場が固有の種を育てる力となっている。人もまた地縁で芽を出し生育する。 其の地を舞台に人は色んな人と出会い、其の地に人生の花を咲かせ、色々な実を残します。其の舞台が地縁です。地 と言っても土地だけとは限らない。人の血もチであり、父も乳もチであり、それから出来た肉体も昔は地と相通ずるもの と見たのが「チ」と言う言霊であったろう。 人はこうした「チ」から生まれて来るので、此れを「チカラ=力ちから」と言った。人はそうして霊界からこの物質界に肉体を 持って生まれ出た一個の生命体ですが、其の大部分は地と言う「場」で行われる。場には場のカルマがあり、此の働き を地縁と言う。 ですから人が活動するのもこの地縁と言うカルマに支配された場所であり、日本人の多くは昔から生まれ故郷を舞台と して活動して来ました。其の由来が地名に刻まれている。特に日本人は何処かに定住して「一所で懸命」に暮らして来 ました。其れが神との接点を刻んだ姓・名字・苗字の由来です。 こうした地名と人との関わりが家系や郷土の歴史であり、従って其れだけ土地には多段・多層に個別の土地から左右 され影響を受けたり恩恵を受けていたりカルマが染み付いています。人の前世と今世も決して現実離れした架空のテ ーマではなくて、地元に密着した歴史と生々しい現実の暮らしの中に生きているのです。 ですから、其れを無視せず、其の影響の中で上手に生きるかどうかもその人の心掛け次第となります。今は過去より 未来、地元よりも海外に目を向ける人が多いが、其れがともすれば地縁や環境を軽視するので今大きな弊害になって いるのではないか。 ■チェーン・・・・・・・・鎖(ラテン語)。またはヤードポンド法による長さの単位。また先の「鎖」の意味から同系列商店の ○×チェーンが出来た。 ■ちお ■ちか ■地下水・・・・・・・・・井戸水や湧き水は冷たくてしかも美味しい。日本の水は一旨いというのが世界の定評でした。 特に井戸は昔から家や集落の財産でした。其れは地下水脈のバロメーターでもあった。でも今は怪しくなって来まし た。湖川の汚染はもっと激しく、其れを上水道として誰もが飲んでいるのですから事態は深刻です。 当面は別紙「V屋根」による雨水回収策をお勧めしますが、以下、今の状況を「30秒で読む環境情報!」から転載しま す。『 意外に深刻-地下水汚染 』----飲用井戸調査の結果、基準超過は39%。厚生労働省が2003年度に実施 した、飲用等に使用する井戸の一般水質項目調査の結果が発表されています。 96,911ヶ所の井戸のうち、37,472ヶ所で基準を超過しました。基準を超過した井戸では、水道への加入による飲用中止 (5314ヶ所)や、煮沸・消毒等の処理により使用を継続するなどの対応が取られています。基準を超過した項目の内訳 は、次の通りです。 ▲大腸菌 30.1 % 27180 ヶ所 ▲一般細菌 12.2 % 10919 ヶ所 ▲硝酸性窒素 6.4 % 5757 ヶ所。これに、ヒ 素・トリクロロエチレン等の地下水環境基準の項目を加えると、汚染はさらに増え、40,432ヶ所。飲用中止井戸は、6, 512 ヶ所となります。 地下への浸透過程で、物質の濾過・捕集・分解等が進むため、「地下水」=「綺麗な水」といったイメージがあります が、現状では、すでに自然の浄化能力を超過しているようです。河川や湖沼と違って、人の目に触れることの少ない地 下水ですが、汚染が静かに広がっています。 <参考資料>環境新聞 2005.3.23----硝酸性窒素は、乳幼児のメトヘモグロビン血症の原因物質として知られ ています。汚染の原因は、農地への過剰な施肥、家畜の排泄物、生活排水の地下浸透です。http://plaza.rakuten.co. jp/eco30/以上引用。また水道水もカルキにより同じくらい汚染し危険になっている(水質汚染を参照)。 ■力ちからの源泉・・・・・・・・・人は此れまで牛馬の如く働く必要から力(ちから)を得るため力の源泉である父母からの 血、土からの食物に頼りすぎた。力は「血から、地から」摂取した訳です。だが現代は馬力や人力に代わってエンジン があり、或いは電算機が有る。従って腕力も記憶力も知識も暗記力もさほど必要とはしないのです。 其れより知性や知力が必要です。何が正しく何が問題で何をするべきかを考える力が必要です。其の点で聖や仙人は 少なくとも下水ブレンドの水道水を飲まなかった。「地から」ではなく、天からの新鮮なエネルギーで自ら(水から)「気」を 得たとも言える。其れが言わばヒジリの蘇りの気であり、「知力・知性」です。 其の方法としては例えば野外にバケツを出して置いて、降った雨を頂く。此れが「天気」エネルギーを自らの体に入れ る事になります(別紙の「V屋根」を参照)。 ■地冠(夊・夂)の字義・・・・・・スイ・チと読み、或いは「すいにゅう」とし、或いは又冠とか地冠とも言う象形指事文字。 意味は「下る」とか「おくる」である。「文」の字に近い形であるが余り古過ぎて今では元の意味が誤解されているので正 解を記す。此れはコンパスであった(「鍬形石」を参照)。 鍬と言っても今までの農具の透き鍬ではなくて太陽観測の場で使う測量具でした。鍬形の歯を下に向けて地面を押して 「送る」事で円を描くコンパスであり、其のコンパスを使う行為や場を「処」と書き、或いは「各・変」の字とし、或いは「冬・ 夏」の文字とし、その処に蒔くものを「麦」の字とし、出来不出来を心配する字を「憂」とした。 ■ちき ▲地気・・・・・・・・・ ▲ちか・・・・・・ ●知価革命・・・・・・・モノよりも知性に価値が出る時代(知性化の時代を参照)。 ▲ちき・・・・・・ ▲地球・・・・・・天に輝く太陽を日(火)玉であると見た場合、地球は、其れに対する「土玉」と見ての命名なのでしょう。 ただ人類は20世紀になって地球を飛び出す飛行物体を作り、遂に大気圏外にまでロケットを飛ばした。其れに乗った ガガーリン少佐(宇宙飛行士)はこの時、天空から美しい地球を眺めて大いに感激して、「地球は青かった。 水の惑星だ」と表現した。確かに他の恒星・惑星が冷えた土の玉であり、死んだ星であるとすれば、其れに比べて地球 は実は例外的に水球であるとの見方も出来ます。水がなければ生物は育たないので無機物の「死の世界」になる。 でも地球は水玉ではなくて、土玉でもなく、生きた地球の表皮として実に薄っぺらで破れ易く危うい土と水を持つ存在で す。また地球は「惑星の一つ」と言うべき存在でもない。惑星と言う見方もまた地動説の犯した偏見ではなかろうか。 ▲地球温暖化・・・・・・下記の「地球は生きている」、及び「温暖化」を参照。 ●地球の公転・・・・・・・地球が太陽の周りを回転することを「地球の公転」、月が地球の周りを回転することを「月の公 転」とします。図解についてはhttp://moon.jaxa.jp/ja/qanda/qanda/qanda041.htmlを参照。 地球と月は楕円軌道を動いており、中心の天体に近いところでは速く、遠いところでは遅く運動しますが、※軌道の長 さを公転周期で割った平均軌道速度はそれぞれ地球の平均軌道速度:秒速29.8キロメートル、つまり秒速約463m。ま た月の平均軌道速度 :秒速1.01キロメートル----です。 また太陽が銀河系の中心の周りを回転することを「太陽の公転」と言うことにしますと、その速さは秒速220キロメートル です。なお、速さの算出にあたっては理科年表2001(国立天文台編)を参照しました。※別項のケプラーの法則を参照。 ▲地球の四季・・・・・・地球は生きている。生きていれば呼吸をしますから、地震や津波も其のリズムです。地球の一 年は365日であり、従って四季はその1/4づつですから約91.5日となり、また月の一ヶ月(朔望月)は約29.53日 なので、其の四季は略七日となりますが、其れを新月、上弦、満月、下弦などの呼び方で見分けて来ました。 従って日月星の何れを神とするかで人類は三種の人種に分化し、そうした個別の暦法で各々の歴史を刻んで来ました (「三族」を参照)。此れまで人類は、そうした日々の変化の、ミクロ的なリズムを指標として、三種のリズムの、つまり三 種の暦を作って来た。 ですがマクロ的に見れば銀河を巡る太陽の一年が凡そ25800年の周期なので、其れで夏から冬の時代を繰り返す。 其れが温暖化から氷河期・間氷期などのリズム(周期)を造ります。例えば約26000年前の氷河期が最大規模だった が、其の頃はシベリアにはマンモスがいたし、日本列島各地にも防寒着を付けた象(ナウマン象)が走り回っていた。 そして当時の日本(縄文)人たちは白兎のように保護色をして、雪女か青い目の白人のようだった可能性が有る。従っ てかつて日本には「毛の国」があったし、上野(カミツケ・こうずけ)・下野の地名も其の1つだ。ですから毛人と言われる 人たちもきっと多かっただろう。つまり此のように人類が自然環境に適応して地球の冬に対応していたようです。 よって氷河が溶け出して温暖化に入った12000年前の地層から縄文時代早期の遺跡が見つかり始めた。人類は温 暖化と共に急速に増大したが、今世紀は丁度2.6万年前の元のピークに当たる。地球の軌道は太陽に従って今、魚 座を過ぎて水瓶座に入った。太陽のこうした四季に従って、これから2150年間の地球は乾燥期に向かう。 12支で言うなら卯から辰巳の時代に向かっている事になる。さて現在「温暖化による危機」が叫ばれるようになった が、実は辰巳から午未へと至ればもっと急速に酷暑の山(ピーク)を迎え、此の時点で徐々に地震や噴火が多発して 乾燥化すると同時に再び陽から陰に反転して氷河期に突入すると予測出来ます。 ▲地球は生きている・・・・・・地球は生きている。05/7/28日には欧州ESAが火星の氷塊写真を発表した。其処 から火星の表面温度は平均マイナス70℃と推定されている。「火の星」ではなくて言わば「死の星」だった。 其れに比べて地球は火山活動が続き、其れがCO2を吐き出し、雨が降って海でリサイクルされて温暖化が繰り返され 植物・生物を育って幾重にも循環しているが、火星の場合はCO2が発散してなくなり、水が地下に凍み込んでしまった ものと推測されている。 地球では現在、CO2が悪玉と見られているが、息をするためには火山も地震もCO2も必要な存在である。 ▲ちく・・・・・・ ▲千倉・・・・・・千葉県は房総半島の海辺に千倉町がある。頼朝が戦いに敗れて一時此処の温泉地に逗留したと伝わ る。 ●千倉置座・・・・・・ちくらの置きクラと言う。記には「千位置戸」としているが、何れにせよ須佐之男命が天津罪・国津 罪を犯したので神々は千倉置座と言われる秤に架けてその罪を占った所、何度も死刑にするほど大きかったと言われ る。千倉置座とは罪科を円暦(日読みを参照)の形に広げて、366日の何倍かを占ったものと推定できる。 そのためアマテラス大神が仲裁した結果、死刑ではなくて髪と爪を剥れて根の国に追放(神夜良比=流刑)となった が、其の後彼は出雲の国に現れる。今の島根県ではなく奈良県である。 ■ちけ ■知見・・・・・ ■地券・・・・・・・明治に政府から発行された土地所有権証書で言わば今言う権利書。明治5年に発行されたが22年に 廃止となった(土地を参照)。 ■智拳印・・・・・・・・アニメの忍者が使うような特有の手印の一つ。左拳から出した親指(初節)を右拳で握って右手の 人指しゆびを斜めに伸ばした形。本来は金剛界大日如来の印契で仏像の形に示されている。無智を滅ぼして仏智に 入る祈り。 ▲ちこ・・・・・・ ■ちさ ▲地産地消・・・・・・其の地域に住む住民は、外来食品を買い漁るよりも、4里四方の近場で採れた野菜など、地場の 産物を食べるほうが適していると言う事に最近の日本人が気づきだした。此れは日本が自給率40%を切ってから気づ いた事かも知れない。ただ昔から日本人は地場の産物を大事にして100%自給し、健康で暮らして来たのです。 国津神のエネルギーを宮気(みやげ)として受取り、漢字では土産(みやげ)と書いた。因みに別項の「土産土法」も参 照。 地産地消とは、国津神がその地のエネルギーを作物に結ぶ事であり、其れを感謝して近隣の人が食べる事です。其れ に対して今は「旬産旬消」と言う言葉が知られるようになった。旬産旬消(別項参照)とは、天つ神が季節の作物の旬を 賜る事であり、其れを知る人たちが旬の旨さを味わうことです。 旬産旬消・地産地消の何れも、栄養学的な価値よりも新鮮さ、そして本来の旨さと滋味に価値があり、共に軽薄な欧米 式・偽学・栄養学的な価値判断よりも本来の滋味の価値がある事を体験できる知恵となる。と同時に、天の恵みである 「旬産旬消」と地の恵みである「地産地消」は共に健康増進と省エネにも叶う。 ■ちし ●・・・・・・・ ■地誌・・・・・・ ▲知識・・・・・・・・・律令時代の職制の一つ。物知り。記憶する事。既に知られている事物をバラバラに蓄積する事で あり、知性よりも劣る機械的な働き(知性を参照)。 教育では知識が重視されて、今は知識偏重になっているが、従って此れは由々しき問題です。 何故知識が良くないかと言えば、時代や風潮に左右されるからです。真理よりも約束事を重視するから弊害が多くなり ます。例えば日本人は今の西暦(別項参照)を太陽暦として刷り込まれています。しかし其れが太陽暦とは言えず、単 にカトリック教の暦法に過ぎないのです。また例えば民主主義です。 此れは多数決の論理です。間違った事でも多数が支持すれば通用する。多くの人がアメリカ式の快楽を求めれば、其 れに反する所は少数派となり、少数派が苛められて苦しむ社会とします。其の不条理を多数による暴力とは思わず、 「当たり前」の常識にする事になります。多くの常識が真実でも真理でも無い為にやがて其の社会は腐敗する。 真理は昔からあるべき権威ですが、多数の情報操作によって別の真理や真実、つまり嘘が作り上げられる。嘘であっ てもテレビで広告が繰り返し流され続ければ真実や世論になります。自由化と民主化と言う怪物が新たな嘘や世論を 作り、其れを止めるブレーキがなくなる。 例えば07/1/7日に関西テレビの人気番組「あるある大事典」で納豆ダイエットが放映された為、以来2週間、食品売り 場から納豆が消えた。売れ過ぎて全国的な品不足が続いた。ダイエット志向の現代にマッチした情報が人々の新たな 真理になりました。ただ2週間だけの真理だった。 此の嘘は週刊朝日が見破った為、1/20日に関西テレビ社長が6件もの捏造を認めて謝罪したので、辛くもブレーキが 効いたが、「下請けの問題」を匂わせて責任転嫁した形である。こうなると問題の根は深い。納豆情報捏造問題はニセ 情報社会の氷山の一角に過ぎない。今の情報操作社会には何の歯止めもないのです。 インターネット検索で例えば「イラン」を検索した場合に、大多数が米国寄りの「イランは危険な国家」と出ていれば、其 れが世界の論理となり、イランを攻撃する正当性になってしまう。多数決がリードする知識の危険性が此処にある。だ が将来、中国が14億人となり、インドが其れに続き、次にイスラム圏が世界人口の大半を占める。 そうなれば一転して、イスラエルや米国は少数民族となってローカルな1国となる。其の時は今の米国の論理が通用し なくなります。其れを予想して一番恐れているのが彼ら白人種であり、従って今まで情報操作の限りを尽くして来まし た。つまり今の知識と常識の中で、其の部分はインチキである。 ▲地磁気・・・・・・・・・ ▲地質・・・・・・・・・氷河時代に岩石が寒さで粉々になった土壌が現在の肥沃な土地になっている。其れをヒントにイギ リスのスコットランド地方では此の程、やせた土地に火山岩を砕いてバラ撒いた所、大きくて立派な野菜が出来た。こ の実験は見事に成功したのです。 今の所、詳しいデータは分からないが、立派に育った理由は恐らく、粉末状の土が十分な酸素を元の土地に補給した からであり、其れが微生物の活動を助けたからであろうし、つまりは酸素があれば肥料がいらないと言う事になる。 ■地人相関の理・・・・・・・・天気と人との関係を「天人相関性」で述べたが、土地も人も大自然の一部であるから此処 にも相関関係がある。土地には固有の国津神・産土神があり、また人にも多段多列の固有の血筋(円系図を参照)が ある。人の場合の人生とは活躍の舞台が主として個別の土地との縁、つまり前世や先祖のカルマによって行われる。 つまり前者(国津神)には固有の波動があり、人にも固有の波動があるが、其れが同調・共鳴関係ならば問題はない。 だが人の場合は先祖を否定して科学や経済の理屈で考えて人為的に行動するので、その土地との相性が徐々に悪く なり、そうした住人が蔓延すれば地が穢れるので洪水・水害、ちゆるぎ(地震)となる(「ちゆるぎ」を参照)。 ■ちす ■ ●血筋・・・・・・・・・血と地は日本では相通じるものでした。先の「血」で述べたように知もまた血により、チカラ(力)と なり、地からチカラ(税)となった。さて血筋とは肉体では血管の脈絡であるが、其れ以上に、祖先と子孫との脈絡を意 味し、其れが古来日本の価値観であり、金よりも神に近いかどうかでした。 古来、日本はモノカネ主義でも武力でもなく、血筋や氏素性の重視でした。其処である先祖の血を受け継いだ子供を嫡 子と言い、そうした 子孫の系譜を血筋と言った。其れに対して近代化は神を否定し、銭金だけを価値基準としていま す。だが其れでは適性を欠いた人が入れ替わるので進歩がなくなり、また病気が増える事となった。 だが血筋を言うのはスピード主義の現代では異端として白い目で見られる。しかし是非があり、大事な事なので敢えて 言う。学者・医者・芸術家・代書屋・商家などは世襲が多い。こうした家系の世襲のほうが地元では明確に実績が有る からだ。其れに対して強盗殺人・盗癖・博徒筋や色情の因縁持ちや自殺筋、病気の血筋の家系も有る。 何れもスピード社会では見落とすので永い目で見なければ分からない。其の点、日本は此れまでの長い歴史の中で、 世界で一番、この血筋を守って来たし、先祖神を尊んで来た国でした。特に古の日本では永く母系制を採っていた。 その後の天皇家や貴族、其れに全国一ノ宮の神主家や官職、或いは大名やその他の役職は原則として父系となり、 氏姓の門閥、族閥を採り、しかも世襲制となった。 天皇家が血筋の頂点に有り、その下に貴族がいたが、主流は源平藤橘の氏族であり、官位が貴族に占められてい た。其の中で、世襲して一族を守ったのが各地・各時代の棟梁、長者、そして例えば丹貫首、木曾冠者(義仲)などだっ たろう。人の価値の第一は優れた先祖の遺志と血筋を守る事であり、其れを「大義名分」とも言った。 よって古来、「大義名分」や筋目が問われ、重んじられた。従って其れらが立たなければどんな志も世間には認められ ず、世間が動かなかった。其の中で、ある頭目がもし「利で動いた」と分かれば世間に侮あなどられ、臣にも衆にも信を得 る事が出来なかった。確かに天下は武力の「天の時、地の利、人の和」で制せられたように見られる事も多い。 でも其れは例外的な事だからエピソードとして語り継がれたとも言える。利(打算)に聡く、其れで動けば人の和は保た れず、其れでは天下を制する立場にはなれなかったのだ。武力だけで国を取り天下を取っても他の領主や民は従わな かったので、武家は官位が欲しかった。其処で信長は平信長を名乗った。次の秀吉は無位無官だった。 氏は朝廷から授かった姓であるから変更しないが、苗字は変更できた。秀吉は木下から羽柴を名乗り、次には無理や り藤原氏の一部を懐柔して関白になった。此れはしかし血筋重視の日本人を騙す、例外的な問題である(「源氏長者」 を参照)。実際、武家と公家とを比べると武家は常に公家の下にランク付けされる。 だが武家の多くは公家よりも高い見識があり、民衆にも常に尊敬され支持されていたので公家は手がつけられなかっ た。公家はただ「氏より育ち」の家系と血筋だけの存在だった。 其れに対して武人の多くは山伏など言わば修験者・高僧が多く、其の配下には多くの組織や経済力があり、各々が武 器を持つ北面、山伏、野武士、ワダツミ(水師・水軍)などがいた。武家の多くは「一所で懸命」に暮らす、半農半漁の言 わば百姓として地元と共存していた。 百姓は「一姓」だけを護持する公家とは違って、稲作農業だけではなくて「何でも出来る」と言う多姓であり、マルチ人間 だったのである。しかし秀吉の刀狩りの後の江戸時代には身分が更に厳しくなり、士農工商のランクに規格化されて、 やっと幕末になって郷士と言うランクも加わって階級性の緩和、即ち秩序の崩壊が始まった。 さて、先の意味から言えば、政治家や会社社長の世襲だって問題はない筈ですが、今の日本では批判的に見られる。 しかし世襲しないのは外国の仕来りであって日本の伝統ではないのです。例えばローマ教皇は選挙で選ばれ、外国の 大統領も選挙で選ばれる。イスラム教は世襲否定だが例外も多い。仏教寺院の住職も本来は「妻帯禁止」でした。 従って僧には嫡子がなく、弟子から選んで後継者として男子系列を伝えて来た。其れに比べれば血筋や世襲と言う意 味の重さが判然とするでしょう。庶民は武家を目指し、武士は常に棟梁となり、或いは公家との同化を目指した。其れ は氏を守り、家系を守って血筋の良さを高める意欲からでした。 人は今の自分の分限・立場を良く認識して義理を果たす事であり、一時の打算による目先の利よりも名誉を得るため 努力した結果として日本全体として精神性を高めて来たのです。だが今は渡来のイデオロギーである民主主義を正義 とする社会になった。此の為、血筋よりも金力が価値観となった。 その結果として、其れまで一体何をしていたのかさえ分からない正体不明の人物に国も地方も会社も支配される事とな り、国の将来も企業の行く末も見えなくなった。我々は一体、何の為に、誰のためにそうして日々アクセク働いているの でしょうか。 ■地図・縮尺・・・・・・・B29爆撃機は色んな地図を持っていたが、上空8000mから見下ろす時に使ったのが1/5万 である。また例えば1/1万の地図の1cmは地上の100mで有る。 ■地図・方位の見方・・・・・・・市販の地図は殆どがメルカトル図法によるものです。正確な方位を見るにはメルカト ル図法の地図が適しています。此れは角度を計って航海した大航海時代には大変役に立った。けれどもメルカトル図 法による面積は、地球規模で見ると当てにならない。 南極大陸とアフリカ、其れにグリーンランドが実際よりも大きく描かれているからです。其の点で、面積を求める場合 は、エケルト図法の地図が適している。此れは正積図法と呼ばれていて、各種の統計地図で活躍しています。さて、メ ルカトル図法の地図で見ても、方位には問題が有ります。 それで見れば、日本の東には米国があると分かるのですが、地球儀で見直せば其れが誤解と分かるでしょう。ですか ら方位を見たいなら地球儀に直角定規か糸を当てて確かめて見よう。大阪を中心として見た場合、子午線の北はグリ ーンランドのフェアウェル岬、北東はカナダのユーコン地方、東はチリのクスコ。 そして東南はラパ島、南はオーストラリアのポートリンカーン、南西はココス諸島、西はキリマンジャロ、北西はアルジェ です(太陽暦の「地理・方位暦」を参照)。尚、地図のほかに航海では海図、星座(天文)図の方が役に立った(今はGP S)。 ▲ちせ・・・・・・ ●知性・・・・・・・・単なる本能的な反射性や知識ではなく、知覚、分析、推論、概念構成、判断など精神性が大きく働く 能力の事。日本人はこの能力が優れていたが、外人や現代日本人は劣性(知識偏重)である。 ●知性化の時代・・・・・・・此れまでの例えば団塊の世代は日本の高度成長時代を支えた。其れは均質な規格化され た商品を作り出して世界の信頼を得たからでした。従って彼らは成長の最大の功労者である。しかし其の成功体験故 に逆に知価革命に乗り遅れてしまった。 モノが溢れる時代となったので、此れからはモノよりも知性に価値(知価革命を参照)が出る時代である(06/10月のN HK総合TVで堺屋太一氏)。 ●知生体・・・・・・・・マクロコスモスの宇宙から地上のミクロの世界に至る万物は、この世の循環を構成する存在であ る。肉体も単なる物質ではなくて生きた知性体である。鉱物などは一見して無機物に見えるものの、其れも知生体の一 部を構成しているものである。地球は生きており、太陽も他の星も生きて活動している。 仏教や多神教、或いはガイア理論なども巨大な太陽の下で、各々が生きるための目的やエネルギーを持ち、知性を働 かせて活動しているのがこの世であると認識する見方である。 ▲地積・・・・・・・・・土地の面積。縦と横の長さを掛け合わせれば面積を算出出来る。普通、「坪当たりなんぼ?」と言 って取引するのもこの地積(面積)の取引である。また市販の地図や測量図の場合も方位に対してこの面積を図示し たものである。だが実際は紙面のように平坦な土地ばかりではないので技術的には実は中々計算が難かしい。 日本列島は山間僻地の集合地ですから特に山谷の地積の算出が難しい。よってやっと江戸末期に、かの伊能忠敬に よって略今の尺度の地図が出来た。其れまでは封建時代と言われ、もっと前の奈良時代は律令(別項参照)時代と言 われるが、現代でも其の手法を基本としている。要するに今もって土地本位制なのである。 今は固有の土地の単位面積当たりの所有権には固定資産税、更に収量に応じて所得税や事業税を課税する方式で ある。其の元は先の大宝律令にあった。だが山間僻地が多い日本では稲作をするにも地積を算出するにも無理と困 難があった。地積だけをとって見ても、公認の測量士10人が同じ土地を測量すれば10種類の測量図が出来上がる。 公式通り測量しても其の10枚の図がぴったり一致する事はない。平地であってもこうなります。だから全国には法務局 と言う登記所が散在するが、所有する現物の土地と、登記図面の面積が一致する所は少ない筈である。ただ便宜上 適当な所で妥協して合意を形成しているに過ぎない。 しかし課税の前提として土地を管理する国や地方の役場は、目的とする特定の土地の所在地と地積をハッキリ測量・ 確認・保証した上でなければ課税する根拠が揺らぐ。所が上記の通り、課税を急ぐ余り面倒な義務的仕事は怠慢で放 置し、大部分の地積の算出が未整備のまま放置しているのであるが、其れに加えて縦割りも問題である。 例えば其の地積の管理は法務局つまり国土交通省か法務省。収益に対する所得税は税務署、つまり財務省。そして 固定資産税を集めるのは地方自治体、つまり自治省管轄なのだろう。従ってこの内の何処も民間の地積には無責任 である。しかし課税する以上は、其の客体の把握が課税の根拠となる。 だが其の根拠が曖昧なまま、無責任にも無理やり課税だけを進めて、トラブルを助長させている。しかしトラブルには 応じず、「民々で立ち会って境界を確認して勝手に決めてくれ」と言う態度だ。要するに何処も慣例として「先にゼニだけ 取るが責任はない」と言うお役所ばかり。 ソモソモ祭り事に名を借りて人の上に支配構造を作り、しかも大陸的な農法である稲作を日本に採用したのが間違い の元凶であり、其の上さらに平面的な地積主義の律令制度を以って土地本位制を徴税の手段とした事が大きな矛盾 を残している(「地租」、「農家」を参照)。 ▲地籍・・・・・・・・・ヨーロッパはアフリカやアラブと言った他国の領土に対して机上から、山も川も無視して勝手に国境 を線引きして固有の土地を全くズタズタにしたが、日本の土地は辛うじて国津神によって守られている。其れが例えば 地名や地籍に残された。地籍とは土地の原簿(戸籍簿)です。 例えば甲と乙の土地から分筆した土地(枝番)は其の後に幾ら分筆や合筆を繰り返しても、矢張り親子関係が明確に 通されて行く。このため誰が見ても原点と芋づる式に繋がる事(甲か乙が原点)となり、其の中に仮にも隣の別の地番 (丙丁)が入り込む事は無かった。 しかし戦後の行政と住宅造成業者が地名を消し去り、その代わり無意味な新町名と地番を拵えてしまった。 ▲ちそ・・・・・・ ▲地租・・・・・・固定資産税や都市計画税など、土地の所有権に絡めて賦課する税金。但し江戸時代の用語である。 当時の高級武士階級(旗本御家人、大名など)は所得税も地租も直接納税する事はなかった。社寺地も当時から無税 でした。此処は祭り事を自ら行ったからである。だから地租は領地の石高に応じて庶民が年貢(税金)として納めた。 祭り事を奪われ、或いは「お上」に委託したからです。生命財産(土地家屋)を守って貰うための言わば治安税でもあっ た。商人・町民達は冥加金や運上金と言う形の積み金で払った。江戸では800万石に相当する広大な武家(幕府拝 領)地や寺社地とは別に、二割が町屋(沽券地)であり、間口に応じて地租が掛かった。 町場の税は江戸全体で年間3500両ほどだったが、その他の大部分の土地は領民が肩代わりしていた事になる。武 家はそれでも借金が膨らみ、徳政令や棄捐令などで借金を棒引きにした(この点も今の日本の官僚と相似)。年貢は 検地によって決められた水田の村高により、村全体の連帯責任として、原則として豊凶に関わらず掛かった。 八代将軍・吉宗の検地から「四公六民」の割合で掛けるものとしたが、以後「四公」が「七~八公」の苛斂誅求になる場 合も有った。水帳と呼ばれる検地帳には、土地家屋の格付けと共に納税者番号のような名簿があったから農民が逃 げ出す事も出来なかった。 田は米払いだが、畑作は金納だから、農作物を町に売りに出て換金しなければならなかった。加えて農閑期には国役 夫役と言う労働奉仕も課せられていたので一揆があって当然でした。此れは明治の地租改正まで続いた。けれども以 後何がどう変わったと言えようか(上記の地積を参照)。 更にもう直ぐ消費税19%など「大増税時代」になると言うのです(05/8月のPISCO、井川香四郎氏の「歴史彩事記」よ り引用)。続きは「増税」も参照。 ▲ちた・・・・・・以下、次ページへ または 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