http://hijiri.tamajiri.com       「日知り事典」 page376.html  (未定稿)


      日知り事典    論説・2

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論説・2 ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 円相学会 (未定稿)     間接侵略


            ■1.西風害
                    ■2.イデオロギーとは「異教性」
                    ■3.マルキシズムと進化論
                    ■4.アインシュタインのエネルギー理論はインチキ 

                    ■5.数値化は「奴隷化」の始まり
                    ■6.洋式科学の実体は「無用の長物」
                    ■7.モノマネが間違いだった・・・・・日本は「伴天連」に宗旨替えしたのか
                    
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<論説1>の続き。

★2.イデオロギーとは「異教性」

かつて蘇我氏が自分の欲のために仏教と言うイデオロギーを持ち込んで天皇家を侵奪した。現在では外国ファンド
が謀略で銀行やビルを買い叩いているが、偽札をバラ撒くのも間接侵略の1つである。或いはニセの学理や情報をバ
ラ撒くのも間接侵略である。しかし能天気な日本人は今でも大らかだ。

イデオロギーが有り難い新学説や思想などと勘違いして大金を積んで大学に入り、其の学歴を尊んで来た。しかしイデ
オロギーとは異教性の事なのだ。例えば欧米人は他国を侵略して植民地にした上、不当な利権を行使して来た。其れ
を日本が解放した。だから彼らは大日本帝国を事の外、恨んで袋叩きとするため原爆を落とした。

更に東京裁判と言う演出で帝国軍人を不当にも処刑した。悪者は欧米中であるのに今も、「日本が侵略国である」と言
うレッテルを貼って中国の反日運動を支えている。或いは自分たちが鯨油を採るためだけに鯨を殺して来た前科を隠
し、しかも自分たちが毎日、何万頭もの牛や羊を殺して其れを常食としている事実を棚に上げています。

他方では他国に動物愛護と捕鯨全面禁止を押し付けて来た。此れが彼らの使うイデオロギーの実体である。とすれば
イデオロギーの何処に崇高な思想とか理念、或いは正義や正当性、公平・平等性などが有るだろうか。特に其れを使
う者によっては、道理もへちまもない、エゴによる歪んだ観念になる代物です。

優れた思想は海外ではなくて元からの日本にあった。其れが普遍の理である五行やヤタや因果律である。其の事
は例えば竹之内文書ではモーゼやキリスト、孔子や釈迦が日本に留学した事を明記している。旧約聖書にある「エデン
の園」も日本を形容したものである。

ですから古来多くの賢人聖者が東方に憧れ、事実道理や法則、精神を日本から学んで行った。また航海術や漆、木
工、本草、香辛料など役に立つテクノロジーも同様にして日本から西に伝播させて行った。この様に東方からは良い
物、役に立つものだけを大陸に伝えたのである。

其れに比べればヨーロッパには優れた思想はおろかマルコポーロ以前は紙さえなかったのだ。だから前述のように、
渡来の文物には今もロクなものがないのです。

聖徳太子は飛鳥時代に17条の憲法を作り、既に和による民主主義を説いていた。其れに対してルソーのデモクラ
シーなどはその後1000年後の話である。時代も我が国の方が早いし、内容も今の其れより和学が優れていたと言え
る。今後も更に日本が進歩発展するのは良い事だが、過去にあった「より良い事実」を歪めてはならない。

本質を知らずに未来にだけ発展があるかのように考えるのは「理解」ではなくて、寧ろ国を危うくする幻覚である。日本
人の根底にある歴史や伝統、或いは風習が、其れとは別の渡来の文物によって変化して行けば必ず本質を歪めてし
まう。一時は其れが発展であるかの如く見えても、本質と違うものは何れは全て邪魔となり腐敗し崩壊する。

地質学や生物学の例をひくまでもなく、過去の原理原則と違うものに変化すれば、その主体は必ず滅びるのが過去の
事実が示している。其れを具体的に言うなら、牛には草を食べさせるべきであって、肉粉や骨粉を与えたら狂牛病にな
るのです。

日本は古来「祭政一致」を建前として来た。だが信長は、日本の寺僧の頽廃に呆れてキリシタンの宣教師を優遇し
た。当時でさえ仏教が腐敗していたから信長は「毒で毒」を制しようとした訳だ。

家康も彼ら外人に寛大だったのに対して、秀吉はある種の危機感から「バテレン追放令」を出し、やがて将軍秀忠も
「キリシタン禁令」を出して以来、日本は鎖国化に向った。此れは日本を滅ぼしかねない異教性に危機感を持ったから
だろう。一神教は絶対正義の名の下に異文化を破壊して軍隊を送り、侵略して来た前科がある。

しかも例えば法王アレキサンデル6世(在位1492〜1503)が承認したトリデシリャス条約では、デマンカシォン(神聖
境界)と言う勝手なラインを設定して、地球を東西に半分ずつ、ポルトガルとスペインに山分けさせた。以来、世界は民
族紛争を繰り返す事となったが、そうしたのは今「世界平和」を言うカトリック教なのだ。

所が彼らにとって日本の神仏は邪教であり、あってはならない存在として、此れを滅ぼす事が「正義」だった。当時は秀
吉でも秀忠でも武力の次は南蛮貿易で私服を肥やして日本をゼニカネぐるみで支配する事も出来た。しかし信長以後
の彼らは何れも日本文化を守る立場を採った事が分かる。

以下、05/2/19放映の19cTV(大阪放送)の番組からも引用して見よう。

先のトリデシリャス条約を元に彼らは世界制覇を競っていた。先ずマカオを明国から奪って其れを足がかりに侵出し
た。世界の銀の産出の1/3はスペインが握っていて、次の1/3が日本にあった。だからポルトガルは日本を狙った
のだ。カトリックのイエズス会から先ずザビエルが来日した。

無論、其処には宗教的な野望もあったし、香辛料を手に入れる目的と領土的野心から東南アジアにやって来た訳だ
が、信長の時代、ポルトガルは日本の銀山支配を目論んでやって来た。当時の地図には石見など日本の銀山の多く
に彼らの旗が記されていた事から其れが分かる。彼らイエズス会の印はHISのマークである。

日本に王はいるが150年もの間、無政府状態にあると判断したポルトガル王が日本支配を国策として命じたからだ。
だが九州の大名たちは宣教師たちのそうした裏の顔に全く気付かず、ポルトガルが征服したマカオからの金を欲しが
っていた。だがルイス・フロイスは金ではなく「信仰」の仮面で信長に接近した。

信長がフロイスからの土産物には殆ど関心を示さなかったからだ。命を懸けて三年掛けてやって来たのはデウス(ゼウ
ス)の神の信仰と布教の為であると答えたので、若い信長を感動させた(実に巧妙に)。よって信長は彼らに朱印状を
与えて国内での布教を認めた。

其れによって信長も叡山などの旧勢力・仏教勢力を南蛮の神によって押さえつけようとしたし、南蛮文化の知識を吸収
しようとした。そして実際、一向一揆の本家である石山本願寺を焼き、また浅井・朝倉を応援した叡山焼き討ちを果たし
た。次は九州の大名たちと示し合わせて毛利を挟み撃ちする計画だった。

また南蛮の力を借りて鉄砲鍛冶の養成と巨大船の建造を進めた。こうした目的もあって布教を許していた。だが信長
はやがて南蛮人に日本が植民地にされる事を恐れ始めた。このため天下統一を急いだ。所が統一を果たして安土城
を完成させ、権力者となってから信長の態度が一変した。

統一後は信長が神になり代わったのでイエズス会が邪魔になったようだ。ヨーロッパの事情も変わり、ポルトガルがス
ペインに併合されてしまった事もある。こうした時にカトリック教の東南アジアの権威者・ヴァリアーノ神父が来日して信
長に会見した。そして1581年に京都で信長は「馬揃え」と言う壮大なセレモニーを行って見せた。

其れを見た神父は「日本には手を出せない」と本国に書き送っている。信長が植民地化を阻止したのである(以上、
テレビ大阪より引用)。
  
日本人は自然を畏怖して守って来たし、江戸期には武士道が育って徳川300年の平和を築いた。其れに比べて世
界各地には古今を通じて戦乱が続き、其の都度、大量虐殺や略奪が繰り返された。こうした蛮行は一神教が異教徒に
対して出来る仕業であり、日本人には出来ない事でした。

日本ではそうした火事場泥棒のような卑劣・卑怯を憎む心があり、恥を知る品位があった。其れに関しては「江戸の社
会は当時、世界で最も優れていた」、と最近になって英国の学者たちが注目している(H15/7/30サンケイ、藤原正
彦氏の論説より)。

日本には、東南アジアに既に有った儒教や仏教圏の人達よりも、もっと知性的で、また優れた心情をもつ人達がまだ
多かった訳です。其れが明治維新からすっかり変わった。それでは一体、ご維新とは何だったのか。彼らがした事は、
それまで徳川が殆ど舞台装置を作った後で出てきた俄か役者たちだった。

幕末まで幕府がその命運を懸けてお膳立てした食事を、只で食べた食客に過ぎない。尊皇攘夷とは、国を纏めて諸外
国の間接侵略を阻もうとした思想である。水戸家はこのため多大な自己犠牲を払った上、身を捨てて国を救った事に
なる。だから無論、明治政府に水戸は加担しなかった。と言うよりも目ぼしい人材は殆ど戦死してしまっていた。

そうした朝廷と幕府の合意(攘夷)を、何時の間にか薩長は「倒幕のイデオロギー」にすり替えた上、事も有ろうか、海
外の力(外圧)を借りて易々と倒幕を果たしたものの、此れは間接侵略を許した事になる。こうした経緯から見ても、
「明治政府は何をしたのか」が分かって来るだろう。

彼等は文明開化を標榜して極楽トンボのように振舞い、急速に西洋化と軍備に傾斜してしまった。でも此処まではまだ
和魂和才に対する漢才と洋才の折り合いがあった。だが戦後はもっと酷くなった。神社神道を国教とした祭政一致体
制をあっさりと捨て去り、祭政分離政策を善とする文化国家を標榜した。とは言うものの、其の中身は違った。

例えば今の「主権在民」と言う民主化には嘘が多い事は誰もが実感し始めている。結局は渡来史観による洋式の民主
教育、つまりその異教性・イデオロギーによって日本全体を毒し、ズタズタにして、嘘の「自由」を掲げる「奴隷的な平和
だけしかない国」にしたのである。

こうなると和魂洋才の和魂は抜き取られて、すっかり「無魂洋才」、もしくは更に「洋魂米才」に急変させただけだ。
「無魂とは魂の喪失、日本の精神文化、日本人の精神力が失われた事です。同時に(先祖を忘れた)”無根”が生ま
れ、根無し草となり、アイデンティティーとルーツをなくしてしまったのです。

日本人の創造力と活力の根源である日本神話も事実無根とされ、教育から抹殺されました。その結果、日本人は根か
ら養分を吸い上げることが出来なくなり、生き生きと葉を茂らせ、花を咲かせて輝くことができず、立ち枯れ状態なって
いるのではないでしょうか」(中略)

「其れ其れが無から出発するのではなく、過去の伝統と遺産を現代においてしっかりと受け継ぎ」(以下省略。以上は
「かしはら」医療法人悠愛社・大鹿達人氏の論文から引用した)。要するにデモクラシーは曲者であり、特に「戦後民主
主義」は失敗の見本と気付くべきなのだ。

更に今は、国際化と情報化と言う強迫観念に押されてモノカネ主義の経済至上主義グローバル化の名の下で画一
的な知識が常識として氾濫する社会となった。其れらが正義面して支配したため、日本は文化破壊が進み、表面的な
豊かさだけの扁平的で貧しい文化「無魂商才」の「後進国」にしたのです(「一億総白痴化」を参照)。

確かに英語や数学、其れに科学的な知識を身に付ければ就職もし易いから即金に結びつくのだろう。だがテストの成
績が良いだけで人格形成のない人が仕事をすれば社会的損失である。彼等はしかも郷土史・郷土文化・風習・身近な
動植物・昆虫・料理・伝統文化・宗教・親族・先祖等についての常識がない上、モラルがないからどうしようもない。

世間の常識に欠けてモラルもなくて、画一的とか専門的な知識で頭デッカチな輩が学歴によってお役人となり、或いは
企業や組織の一端で人の上に立ち、「無魂商才」で他人を指導したり教育する立場となり、或いは法制度に関与する
事になったために日本は画一化され、精神文化が壊滅し、「無魂商才」が米国の属国と化した。

此れを間接侵略と言う。直接侵略による熱い戦いとは逆の「冷戦」でもなく、生暖かい戦争である。日本は其のバタ臭
い3S(セックス、スポーツ、スクリーン)のイデオロギーによる間接侵略・民族壊滅策謀戦に乗って踊らされた。

そうしたシオン式3Sに毒された日本人が自ら「神国日本」を笑っていた間に、「無魂商才」が此処まで「深刻な日本」
したのである。


★イデオロギーとは学理ではなくて、「異教宣伝」である。

前記した事を繰り返せば、日本人は西洋に憧れるけれども、エジプトの遺跡は古いが、今のエジプト人はコプト人では
なくて7cに侵略したアラブ人の国である。また例えば8cまでの西洋の歴史には英国は出て来ない。此処は11cにバイ
キングが作った、要するに海賊の国でした。

其の他の西欧諸国にしても、コロンブス後の大航海時代は海賊の活躍により、アフリカを分断して山分けし、中南米で
も略奪の限りを尽くし、アラブやアジアの大部分も植民地として大帝国となった成り上がり者でした。

このように列強の素性は何れも海賊・盗賊の類いであり、其のよって立つ西洋イデオロギーの素性も、海賊の正当化・
「悪事を正義にすり替える屁理屈」である。例えば白人の代弁者である尻軽インテリたちは議論の場で決まって「そうす
れば日本は孤立する」と言って来た。此れは論理の外の無知な「脅し」である。日本は昔から何も孤立した事がない。

世界から孤立しているのは元々白人社会である。日本は古来、世界の盟主として栄え、近くはアジアの中心として栄え
て来たし、特に日露ではロシアを負かし、また大東亜戦争では白人と戦って戦後、アジア各国を白人支配の植民地か
ら開放した英雄であるし、中東やアフリカからは今でも兄のように慕われている。

其れに比べれば白人はギャングが、紳士の仮面を被っただけのケモノである事を古今東西の人類に見破られている
のだ。国の歴史を見ても大人と子供であり、対等ではない。常に新興国として独立して承認を求めるのは彼らであって
日本ではなかった。星が夜空に輝いても各々孤立しているように、星を神とする白人たちは昔から孤立し放浪した。

此れが星の宿命である。其の点、家光は「天草の乱」の後に鎖国とし、以後200年間、天下泰平の基礎を築いた。日
本が鎖国をして海外に無知だった訳ではなくて交易を通じて情報は集まっていた。日本は何も孤立してはいませんでし
た。だから明治期に日本は急展開出来たのである。

先の大戦では日本が彼らを敵に回して大立ち回りを演じて惨敗したものの、彼らの植民地を悉く独立させてしまった。
だから彼ら白人たちは日本を決して許さない。白人は日本と同盟国だとは思っていないけれども利用はするし特に次
の第三次大戦では日本を正義の神・錦の御旗として祭り上げるだろう(未来カレンダーを参照)。

其れに乗せられ、国を滅ぼすのが小泉以下の自民の売国奴たちだ(ヒジリ「纏め」を参照)。

●日本の強みは何か・・・・・・日本の原点・原文化を今のようなモノカネ主義で分析しても誤解となり、誤解で認識しても
批判しても何も得られない。戦前までの日本は歪んだ精神主義でした。其れがしかし明治以来の殖産興業路線と余り
にも頑なな皇国史観と言う架空の論理で突き進んだ為に武力の大きな欧米の前で惨敗を喫した。

日本は元来、世界一精神性が高いが、其れは神性と知性によるものであって教条主義的過激な精神ではなかった。
江戸時代まではもっと大らかでした。日本が此の神性と知性と高い精神性によらずに教条主義やモノカネ主義のカード
を持つ欧米のレベルを真似たために惨敗を喫した事になる。

日本が強大な武力と資源や経済力を持つ世界の列強に伍して行くには同じカードではなくて、彼らの最も苦手とする高
い知性と精神性を培う以外に道はない。

彼らが一番苦手とする歴史、伝統、先祖、宗教と言うカードを持つ必要が有るが、今はそれらを放棄し、無信心、無宗
教を自慢し、彼らのキャッシュカードに組み込まれているから悲しい(「国際金融マフィア」を参照)。


次は
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