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   日知り事典         纏め3

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・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 目 次 ・ 続き  ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ●■▲●◆★

           1.日本文化          2.月世界
            3.星読みの世界        4.日本を危くする輩
              5.渡来史観の弊害       6.考古学では分からない。
                7.古の天文             8.終わりに
            
前頁の続き ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ●○◎□◇■◆△▽▲▼☆★▼☆★

★f.最悪の事態

其れまで何度も警告が有ったが、04/10/27日、香田君がイラクでヨルダン人のザルカウィ一派の武装グループに拘束
された。彼らはビンラディンの手下であり、「自衛隊の撤退」を要求したが、小泉首相は即座に「テロに屈しない。撤退し
ない。救出に最大限の努力をする」と表明した。見栄を張ってもこのお惚け総理は「米国」に屈した訳だ。

武装勢力は日本に揺さぶりを掛けただけなのに小泉首相の答弁は「交渉しない」と言う拒否の意思表示であり、従って
自ら交渉の道を閉ざした事になる。其れに並行して10/29日の深夜、アルジャジーラがウサマ・ビンラディンのビデオを
放映した。彼は、01/9/11日の同時多発テロを認めた上で、更に警告を繰り返した。

日本政府は数百万ドルの身代金支払いの提示をしたがアルカイダは、「神の意思に従いジハードを実行した」と言う
(11/3日の毎日)。実に愚か な外交である。だから10/31日にバグダッド市内で香田君の遺体が首を切られた状態で
確認された。彼の頭部は星条旗に包まれていた。此れは星(米国)の一味として処刑された事になる。

彼は後ろ手に縛られ、足もロープで縛られていた。日本政府は彼が殺されたと知って、実はホッとしたと言う。あの優し
い青年を見殺しにした愚かな日本政府と、それに与する非力な全日本人に代わって其の罪を彼が一身に背負って贖っ
てくれたとも言える。

香田君ご免なさい。私たちは一億人も居ながら君1人救えなかった。政府の言う「最大限の努力」の結果、最悪の事態
となった。日本政府が「最大限」と言っても、情報源は米国ルートだけに依存したに過ぎない。此れは「テロに負けない」
事ではなくてテロに手も足も出ず、外交的にも「負けた」のである。

此れは、米国の挑発に対するイスラム過激派の懲罰である。其処は生死をかけた戦場であり、当然の応酬がある。所
が日本は平和ボケから平和的に介入した善人であると思っている。戦場にとっては、この様な日本の存在が邪魔だと
言うのに、其の辺りの事を日本政府の首脳や高官たちがどうして読み取れないのか。

従って政府の力では要するに「最大限の力を出しても、人一人救えない力だった」。余りにも無力だ。そんな政府ならば
存在しない方が良い。傀儡政権は無能と小泉首相が認めない以上、日本の不幸や「最悪の事態」は終わりがない。其
れは今後、何度でも続き、10年後は取り返しのつかない最悪の窮地に日本を導くだろう。

05/7/21日、ロンドン地下鉄では56人、エジプトでは高級リゾート地で7/23日に何れも自爆テロで88人が死亡した。彼ら
は日本人のような「物欲しさ」と欧米化に憤り、自爆したのである。そうした彼らの意思を日本はもっと尊び、痛烈に認
識して此れを契機にイラクから手を引くチャンスと見なければならない。

★06/4/28、横田早紀江さんが米国公聴会、続いてブッシュに会って拉致問題を訴えて理解と協力を得た。ブッシュは
北朝鮮を強く批判した。気持ちは分かるが日本政府が解決すべき問題である。其れを外圧利用したつもりが裏目に出
て利用される。米国の日本抱き込みの口実になるのだから副作用の方が大きいのである(未来カレンダーを参照)。




★j.誰が賢いのか

▼「君はどうして、歯を食いしばり、そんなにしてまで・・・」と歌ったフォークソングがあった。日本人はずいぶん頑張った
が何も進化はなく 良い事もなかった。其れに対してアメリカはズル賢い。米国は享楽的な文明を謳歌している。今はそ
のツケから双子の赤字を抱えて経済不安が付きまとう国となったのでドルを金から石油にシフトさせた。

其れがプラザ合意であり、その後の石油ショックである。此れでドルへの信任は維持できた。そして今またドル暴落の
危険があるので世界中の原油を独占支配し、同時にゴールドを買い集める戦略を採ったが、その銭は日本が出してい
る。だから米国は安泰であるが日本は馬鹿だ。

彼らはドル札をせっせと刷り、大増発してせっせと石油とを買い始めたのだから濡れ手に泡です。だから、もう健全
化に向かうのは確実となった。しかしです。日本は其の偽札同様のドル札を此れまで買い支えて来たのですから漫画
です。

日本は子分ですから米国のブッシュに貢ぐだけであり、円札を増刷出来ない上に、これまで9000億ドルものドル札を溜
め込んでも勝手に使う事さえ出来なかった。其処で穿った見方をすればスマトラ津波である。すぐさま日本は500億円を
援助すると申し出た。

米国以上の大赤字の日本にとって此れは大盤振る舞いであるが、其のうち2割ほど自民党に裏リベートとして転がり込
むカラクリとすれば何の事はない。蛸が自分の足を食べているようなものです。他方、民間では頑張って年間40〜69ト
ンの金を輸入している。

だが電気製品や車のパーツとしてそれ以上の貴金属を付けてセッセと輸出し、ドル札に替えているのですから何が賢
いのか分からない。大手のメーカーだけは儲かったつもりだろうが、日本全体としては売れば売るほど貧乏するので
す。賢そうな小泉さんや日銀は何ともアホナ事をしているのではないか。

潰れるべきは戦争経済で2000兆円の財政赤字を日本に押し付ける米国であって、増税とドル買いとイラク派遣に付き
合わされて日本が潰れては元も子もない。いい加減、手を切らなければ無理心中である(「大阪独立案」、「未来カレン
ダー」を参照)。05/8/8日、参議院は「郵政民営化」法案を否決した。

この日の国会中継(小泉劇場)は国民にとって例外的に、退屈なお笑い番組や高校野球よりもずっと迫力があって面
白かったろう。小泉総理は既に「否決ならば衆議院を解散する」と公言していたので此れで自民党は解体する。

参議院は今回漸く良識の府として機能したが、自民の主流と公明とが顔を強張らせた中、「自民党をぶっ潰す」と公言
して爽やかだった小泉総理は終始立派でした。此れで彼の失策だったイラク派兵を中止し、ハルマゲドンに加わる愚を
危機一髪で回避できよう。来る9/11に総選挙と言うのもNY同時多発テロに符合する因縁の日となった。

此れは郵政ではなくて、日本の参戦を国民が選ぶかどうかである。と期待したが自民圧勝となった。もうオシマイであ
る。05〜06年にかけて株価と先物が高騰した。こうした裏金融と見せ掛けのファンドマネーに操られて何れ大打撃を蒙
るだろう(未来カレンダーを参照)。

★パレスチナでは06/1/25日の選挙でハマスが過半数の76議席を取った。対する此れまで自治政府の主流派だったフ
ァタ派は43議席に減った。此れは其れまでアラファト議長やファタ派の自治政府が汚職と利権の金権支配で民衆の為
にならなかった。其の事に民衆が反発してハマスを圧勝させたものだった。

アラファト議長の亡き後、自治政府のアッバス議長はイスラエルとの和平交渉を継続しようと言う穏健派であるが、此
れで再び武闘路線に逆転するものと米国とイスラエル(オルメルト首相代行)が反発し、欧州各国も警戒色を強めた
(パレスチナを参照)。

ハマスはファタ派と違って此れまで慈善で援助活動に献身し、武装闘争を強行して来たし、イスラエル撲滅を目標にし
ている。其れが民衆の支持となった。此のため欧米は連帯してイスラエルを支援するだろうし、そうなればハルマゲドン
勃発の危機の可能性がより強まったと言える(未来カレンダーを参照)。

白を黒としてハマスに圧力をかけるイスラエルや欧米の論理よりも「パレスチナの自立を認めよ」、と民族自決を目差
すハマスの言い分の方が正しい。正しいけれども武力衝突が避けられない所に追い詰められる。だから危ないので
す。

▼米国は06/10/18NY株が1.2万ドルを突破した。東京市場は1.6万円を低迷し、1ドルが119円の円安である。日本の
輸血によってブッシュの石油戦争と金買いが功を奏し、結果としてボロドルを支えた事になる。




★シナとの連携・協調を・・・・・・・ユダヤ民族は此れまで各地で迫害されて来た。だから今、其の因縁を返そうとして
いるが、其れを悪因縁で返そうとしているから問題です。

ユダヤ民族は、今こそ神が日本である事を認識して懺悔しなければならないのに、其れは到底無理だから現実には米
国を抱き込んで全世界に対して、此れまでの恨みを叩き返そうとしている。のみならず、世界支配を目論見、多くの敵
を作る事に努力している。であれば日本がそんな奴らの仲間に入ってはならない。

其の点、日本とシナとは古来、太陽と月のように、お互いが伴侶であるかのように平穏な幾星辰を送って来た。古くは
日本の支那(エダ国)として、そしてある時はシナが月の国であるから、日本の第一夫人のように寄り添い、或いは仁
政・儒教の国として幕末までは日本の師ともなっていた。

何れにせよ日本とは仲良く蜜月時代を過ごして来た。だがやがてシナはその立場を忘れて中華思想に奢り、内容を伴
わないのに覇権主義に傾いて横暴な振る舞いが多くなった。よってアヘン戦争と日清戦争という形で叩かれたのであ
る。日本も突如、このシナ夫人と縁を切って、得体の知れない西欧蛮族と手を握った。

シナを倒し、ロシアに勝ち、奢り高ぶって世界を相手に戦って日本は惨敗した。幸い、東南アジアから白人支配を一掃
したものの、世界最初の原爆の犠牲になった訳だ。敗戦後、中国の蒋介石は「恨みを返すのに徳をもって返す」と言
い、国内を纏めて日本からの戦後賠償を求めなかった。

日清と大東亜戦争の恨みが有って当然なのに、かつての夫の無茶を優しく許すように、実に寛大な処置をしてくれた
(其の裏には、米国を唆して日米開戦を仕掛けた張本人、と言う裏の事情もあった)。

其れに、かつては日本の娘とも第二夫人とも、或いは伯母様とも言うような間柄だったインドも、東京裁判ではパール
判事が、戦勝国の中でただ一人、異議申し立てをして戦勝国の横暴を批判し、日本を擁護してくれたのです。かつての
日本はその様な優しい夫人や娘たちの国々との家族関係が見られた。

其の立場をかな繰り捨てて、素性の知れない欧米の輩に組して全世界を敵に回した結果、大怪我をした訳だ。その後
はユダヤ組の子分として、手先に使われる立場となってしまった。其の因縁は幕末からだが、この因縁に気づかずに
今また因縁の繰り返しをしようとしている。

今度はリーダーたちがユダヤの手先となって、再び全世界を相手に、日本とは縁もゆかりもないハルマゲドンと言う不
毛の戦いに駆り出される。其処には正義も善も、利もない。此れを売国奴と言わずして他に何と言ったら良いのだろう
(未来カレンダーを参照)。

日本に世界初の原爆を落とした米国の手先になっているのが残念無念と言うだけではない。此れではドル破綻と中
東への参戦で米国と日本が心中する事を心配するからである。円が破綻するのみならず次は更に第三次大戦(ハルマ
ゲドン)に巻き込まれるだろう。其れは日本に関係のない戦いなのだ。

其れよりは、其の円価やエネルギーをそっくり中国に向けて、中国に恩を売っておく方が良い。今でこそ共産圏にある
が、シナは古来、信義を尊ぶ儒教圏の道理の国でした。其の点、今も同じとは言えないものの、少なくとも海賊やマフィ
アと同類の米国首脳とは異質である。

白人人口も経済も斜陽の米国と比べて、人口増と経済発展を続ける中国と組めば輸出も伸びるし円の壊滅もなく、第
三次大戦に参加する愚も避けられる。第一当面の北朝鮮ラチ問題もすぐ解決するのである。04年の中国経済はGDP
が9.5%の高度成長となった。ただ其の余勢をかって05/4/9日から各地に反日デモが広がった。

此れは日本が己を知らずに米国ばかり向いているからである。


■三族の因縁纏め・・・・・・・三族の特性を分類したが、序に食性を言えば、日本人は豊かな自然の中で和食文化
を作った。その基本は野菜と魚であり、新鮮さが第一の寿司のようなものを好む食文化でした。其れに対してシナ大陸
に渡ると米麦食、つまり穀類です。此れは数量は多いが単純食であり豊かな食性とは言えない。

穀物は貯蔵が利くから保存食となり、万一の飢饉・凶作の備えともなるが、月世界では寧ろ穀物が常に貧富の差を作
った。所で穀物は硬いので、長い時間をかけて煮炊きする必要があり、色んな道具を使い、水で調理してゆっくり味わ
う彼らには食文化を楽しむ事が出来るが、機動性を求められる遊牧民には不便です。

その点、中東以西では遊牧で移動性の家畜を殺して火で焼いて食べるから、肉食と言うのは彼らには合理的な食事で
あり、此れなら調理も早いのでスピードを求められる軍隊食にも適している。このように星族の食生活は単一的であ
り、しかも腐ったような肉でも火や香辛料を使って食べる事になる。

なので、豊かな食文化で新鮮さを求める日本とは逆に、此処は貧しいと言えよう。さて纏めとすれば、日本は古来、暦
法を高く評価する余り、鏡を争奪する事で新たな支配者となった。此れが「タラシ」王権でした。月の因縁を持つシナも
数十回もの改暦をして来ました。

星の因縁を持つユダヤ・キリスト文明圏の場合は暦法を重視して今もイースターの期日を厳密に守って来ています。
何れの場合も暦法が神権、もしくは権力の首座であったのです。ただ其の特質としては、日本人がサークル(円)タイプ
であるのに対して、月族はパラレル(並列)タイプであり、星族はシリアル(直列)タイプでした。

其れをグラフに譬えれば円グラフに対するY軸とX軸の方形グラフである。現代日本では常に自由と平等とか民主主義
と「対話」が叫ばれる。けれども世界の中で対話なんかは通用しない。日本人が期待して巨額の分担金を拠出している
国連の実態が、西側列強で占められているために、実に無力である事を見れば其れは分る筈である。

Y軸とX軸とは話し合いが平行線に終わるような仲ではなくて常に対立し、お互いが相手を「不倶戴天の敵」と見て、各
地で交戦する宿命にあるため、対話よりは実力が支配する。実力とは経済力より武力であるとする以上、核戦力が力
となる。でも其れでは世界が終わる。

従って日族が円観の思想で世界の中心に立たなければ人類が残す文化もなくなり、世界の調和も図れず、経済は行
き詰まり、秩序や平和もなくなる、と見れば、日本の役割は益々重要であると言えよう。

 
●6.日本崩壊のシナリオ

現在の日本政府は、歳入が42兆円に対して、凡そ2000兆円の借金を抱えた。此れは赤字国債と地方債、年金未回
収を含めた金額である。米国型資本主義の優等生と言われた日本が、此処に来て最早、手の施しようのない状況から
経済破綻で瓦解するのである。

其のシナリオを「国家破産サバイバル読本」(浅井 隆著)から引用すると、@新札発行である。其の前に現金・預金に
対して財産税を課し、不動産・株式などは非課税にすると発表される。Aタンス預金あぶり出しのため、旧紙幣から新
札交換の短期の期限を設ける。

B旧紙幣が集まったら短期間の預金封鎖を行い、全ての金融資産の所有者と総額を確定させて課税する、と言うもの
だ。何時の世にも「徳政令」は乱発されて来た。此れまでは公的資金の投入と言う別名を使ったが、次も徳政令は別名
で出される。次は預金封鎖の後にインフレとして、国民の財産を使って国債をチャラにする訳だ。

国債や株券は紙屑同然と化し、その過程で、輸入品が止まって、今まで100円だったものが10万円になるようなハイパ
ーインフレの嵐が吹き荒れる。円札も紙屑同然と化し、年金や保険も全く無意味となる。譬え土地や家屋が有っても換
金不能となるので忽ち生活に窮する。

学歴も政府も職場も他人も何も助けとはならず、寧ろ迷惑を蒙る存在に見えてくる。この140年ほどの間に、既に二回、
世の中が根本的に変わり其れまでの常識や生活のあり方が全く変わってしまう。そうした「パラダイム大転換」が起きて
いるのだ。一度目が明治維新であり、二度目が敗戦である。

そしていよいよ三度目が今回の大変動なのである(大部分は同書より)。明治維新では其の前の徳政令で豪商の殆ど
が消滅し、武士は残ったが其の後に家禄が廃止された。明治九年になってからだ。

そして敗戦ではGHQの徳政令と農地解放である。何れも外圧で断行された。今回は戦後の日本型政治、及び日本
型官僚主導の特殊な社会主義が滅びるだろう。従って郵便貯金も年金も危ないのである。日本政府は「95%の確率
で2004年秋から2007年秋の何処かで破綻する」(同書より)。

そして仮に、この経済危機を何とか乗り越えようとしても、既にイラク派遣をした結果において、米国と共に日本は、自
殺行為のような第三次大戦で自滅する道を選んでしまった。04年、台風23号で豊岡が洪水、その直後に中越地震とな
った。こうも次々と天災地変が重なるのは、時の為政者が「天に唾する行為」をしている時である。

現地視察に行った小泉首相を災禍が追い駈けるように「イラク人質」(香田君)のニュースがあったが、彼は「イラクから
撤退しない」と断言して外交の窓口まで閉ざす事をした。此れでは邦人保護ではなくて改選前のブッシュ保護を表明し
た事になる。であれば交渉せず見殺しと言ったも同然だ。

従って直後に彼は殺され、態々星条旗にくるんで捨てると言う姿で晒された。こんな政権を持った日本人の行く先は闇
だ。イラクから帰国した自衛隊員は「もう二度と行きたくない」と言っている。政府に騙されたからだ。志願して、歓呼の
声に送られて出て行ったが、初めに聞いていた話と現地の実態とは違いすぎた。

小泉首相が頑張ろうとももう駄目だろう。此処は引き返せる内に撤退すべきです。

此れまで享楽的な人生を謳歌して来た官僚たちや公営企業の人々は、一転して最悪の境遇に突き落とされる。お
金も年金も政府も知識や学歴も、何も信じられずに困窮した時、彼らは天を恨み、「神も仏もない」と嘆くだろう。

だが、何も信じられなくなった時、彼らは改めて、「人生とは何だったのか」、「幸福とは何なのか」を此れまで以上にじっ
くり考えるだろう。其れを経験し、味わった後の、全てを失ってから考える所に正解があり、彼が初めて再生の道を発
見する筈である。其れまでの腐った暮らしの知識や情報や観念は、何にも正解ではなかった。

実は何の根拠もない偽情報や本質から離れた学識だった、と気づいた時に、もっと別の所に、質の良い、輝ける人生
があった事が分かって来るだろう。分かって来た場合、其処に再生の道が開けます。だから本書はその人の「道しる
べ」として、予め一連の文を書き残した訳である。本物とか本質とは実に詰まらないものです。

古臭くて、何処にでも転がっていたものでした。それに対して、何時もピカピカ輝き、光って見えたイデオロギー(異教
性)、新学説、新情報、新製品などの中身は実は空っぽか魔性のものと判明するでしょう。此れから先に訪れる苦難に
どう対処するか。再び同書を参考に述べてみると、試練は変化であり、其れこそチャンスである。

資産は分散せよ。中長期的に考えよう。自分で考え、判断できる力、つまりビジョンを持とう。未来から学ぶ事は無理だ
から歴史に学べ。人類最大の遺産こそ人類の歴史そのものであり、国家破産を生き残るための知恵やノウハウも全て
歴史の中に隠されている。この世の中は全て自己責任、つまり自業自得である。人のせいにするな。

最大の財産は健康であるが、普段は其の事に気づかない。健康に留意しよう。そして何時も感謝の気持ちを忘れる
な。最近の日本人がなくしてしまった美徳が実は感謝の気持ちだ。今の暮らしは「日本のために」命を捧げた兵隊さん
や幕末に死んでいった方々のお陰である。

其れをすっかり忘れて不平不満に置き換えたために、今は急坂を転がり落ちようとしているのである。警察も裁判所も
既に無能かつ無力化しています。国民が如何に苦労し、公務に公正や公平を期待しても毎度裏切られた。政府や組
織、大学や企業も無意味化して来ました。此れも亡国の兆しです。

一般社会や個人的な関係も意思が通じなくなり、或いは険悪化し絶望的な面が増えて来ました。この先、急に満足に
機能する状態に改善するとは到底期待出来ません。かと言って、ゼニカネがあれば絶対と信じるのは危ないことを前
述した。

そうすると究極の所、信じるに足りる頼れる存在は公や金や他人ではなくて、自分だけであり、自分を取り巻く両親とか
先祖と言う事が一層ハッキリして来るでしょう。人はこの筋から離れては元々存在せず、存在できても無事では済まな
いのです。

些か脱線した三族の「纏め」となったが、以下「神々の歳時記」に於いて最後に残った「日本らしさ」を解説し纏めて見た
い。尚、文中筆者が誤記し、或いは誤解によって解説した部分があればお詫びの上、訂正しますので、恐縮ですが下
記の所にご一報下されば幸いです。

・・・・と他書からの引用を交えて書いたこのページが05/6〜7月に次々サイバー攻撃されて、此処にはトップページの
地球、其れに水に溺れる鳥や「首吊り」のてるてる坊主が貼り付けられた。当ホームページでは想定外のMSN(マイク
ロソフト社)台湾ルートによる傍受も目立つ。

何れにせよ実に詰まらぬ悪戯をされた。彼らが「覆面強盗のような姑息な天ツバ行為(05/7/8日)だった」と気づけば、
其の時点から別の生き方となって、きっと社会の役に立つ側に立てると思うのだが、このままであるなら実に惜しい事
である。





■「ヒジリ事典」引用・参考文献 ・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・


●「住吉大社神代記の研究」        田中 卓                 国書刊行会
●「日本建国神代史」             大野七三著            批評社

●「先代旧事本紀」              大野七三著            批評社
●「日本陰陽暦日対照表」 上巻      加唐興三郎                潟jットー
●「暦の百科事典」              暦の会編                 新人物往来社

「聖教書」                  故・岡田茂吉翁         神慈秀明会
「神ながらの道」               浅見宗平著              一神会・出版部
「ソロンの予言書」             浅見宗平著               一神会・出版部
■「ソロンの予言書U」            ソロン・アサミ              星雲社


▼「大東亜戦争の正体」           清水馨一郎                祥伝社
▼「雑草ノオト」                柳 宗民著                 毎日新聞社
▼「安倍晴明の文化学」           斎藤 秀喜 共編著           新起源社
 
★「古代日本の航海術」           茂在寅男                小学館
★「世界史に消えた海賊」          武光 誠                  青春出版社
★「キリスト教の本」上下           増田秀光・編集              学研

★「天皇のロザリオ」上・下          鬼塚英昭著                 成甲書房
              
★「理科年表」                 国立天文台編             丸善
 
★メルマガ「30秒で読む環境情報!」http://www.mag2.com/m/0000125755.htm



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