http://hijiri.tamajiri.com       「日知り事典」 page365.html(未定稿)


日知り纏め2 (三族の趨勢) 纏め2



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           1.日本文化          2.月世界
            3.星読みの世界        4.日本を危くする輩
              5.渡来史観の弊害       6.考古学では分からない。
                7.古の天文             8.終わりに
            
前頁の続き ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ●○◎□◇■◆△▽▲▼☆★

■4.日本を危くする輩

★人類史上には、五、六十年に一度、或いは百年に一度の間隔で”信じられない事”が起きている。今からほんの60
年前には、まだヒトラーがヨーロッパの大部分を掌握していたし、日本は大日本帝国としてアメリカと死に物狂いの戦争
をしていた。今からたった57年前の1946(昭和21)年の寒い冬には、預金封鎖と、新円切り替えがあった。

此れによって、日本国民はその財産を殆ど奪われ、文字通り無一文となり果てて寒空の下に放り出されていた。経済
学は「恐慌」や「国家破産」と言う現象を有り得ない事として来たが、(中略)・・・・・・日本は最近、毎年公式には40兆
円、実質60兆円の借金を増やしている。国家破産は「すぐ前にある現実」なのである。

日本の借金の総額は公式には昨年末で670兆1200億円(04/6/25、財務省は700兆円を越えたと修正)だが、実質
1100兆円に達している。此れは日本のGDP(500兆円)の二倍を超える途方も無い金額である。それに対して、個人
金融資産の額は凡そ1400兆円、其のうち個人の借金も400兆円あるとして差し引いた中身は1000兆円である。

先の借金1100兆円との差は100〜300兆円である(以上の大部分は、「国家破産サバイバル読本」浅井隆著から
引用した)。更に最近はFB(政府短期証券)の発行が急増して昨年末で残高が70兆を超えた。此れが全く効果の無い
ドル買い介入に浪費された結果である。

従って彼らの目論見どおり、日本は金利急騰でインフレに向かい、政府は国債をチャラに出来るだろう。04/8/30、
日銀は11月からの新紙幣への切替を前に、大金庫に積まれた50億枚を報道陣に公開した。

★a.売国奴たちが跋扈した・・・・・・・敗戦後の日本の紙幣は全て「中抜き」にされている。「中抜き」とは紙幣の目玉
とも言うべき中心部が刳り貫かれて国主がノッペラボーにされている事だ。此れは日本の首脳部の金玉が全て米国に
握られていると黙示した紙幣である(円札を参照)。

日銀は其れを隠して、スカシと説明して来たが無論、嘘であって実は「円価はユダヤが握っている」事、つまり日本政府
や日銀が米国の傀儡である事を黙示したデザインにしてあるのだ。実力ある独立国ならこうした恥ずべきデザインの
紙幣を決して選ばない。けれども戦後日本は初めから目玉抜きの状態でした。

此れは一神教のユダヤが彼らの天下にするためにハルマゲドンと言う世界最終戦争を起こす計画から、其の第一に
日本を傘下に組み入れていた事になり、米国を影から支配するフリーメイソンの意のままに操られ、動かされて来たの
です。従って日本のドル買いは当然の事でした。

しかしだから多くの有意の人が此れまで政府の「ドル買い」を心配して来た。筆者も其の一人として10年前から「米ドル
乱発に対抗するには日本は円を増刷すべきだ」と唱えて来た。筆者は、一万円札を「国民一人当たり百万づつ配れ」、
そうすれば直ぐにも好景気に変わる。

12000万の国民に対して仮に1000万円づつ配ってもたった1200億円分でしかないが、原価は紙代だけだ。其れが市中
を回れば百倍以上となり、12兆円の経済効果となる。と断じて十年前から提案して来たが誰も相手にしなかった。その
後、各地で同類の論文が発表されたが矢張り誰も本気にしなかったようだ。

従って日本は今、最悪の事態となったのである。


ドル買いの愚・・・・・・・米国は世界一の浪費社会であり、結果として環境破壊と双子の赤字が続いている(経常赤字
だけでも04年で6000億ドル)。其の中心は個人消費であり、其の勢いは米国が破産するまで止まる事がない。ドル
暴落必死と言われるのは此処からである。だからそんなドルを日本が買ってはならない。

けれども何故か政府が国民の円をかき集めてドル買いに走って来た。でも政府とは外国のためではなくて国民の為に
ある所だ。国民が欲しがるものを与えるのが経世済民であり、政治である。それには円札をもっと印刷すれば良い。所
が政府は逆に国民から奪う事しかせず、しかも其れを国民ではなく、海外に回し、ドル買いに消費した。

実に罰当りな行為である。日本は不良債権処理にも20兆円使った。出し惜しみしてチョコ出ししながら結局、ダラダラ身
内(特権階級の天下り先)に垂れ流したので何の効果もなかったのみならず、赤字国債を700兆円も積み上げる事とな
った。他方、双子の赤字の米国は最早破綻寸前であり、ドルは今や世界最大の不良債権と見られるに至った。

ドル安は投機ではなく、実需からである。だから日本が幾ら犠牲になって注ぎ込んでも何の効果もない(民放テレビで
2004/1/14リチャード・クー氏)。此れは日米の協調介入ではなくて、日本だけ一方的に注ぎ込んでいる状態だ。放蕩息
子が親父のスネをカジリ、或いは公務員が「親方日の丸」で巨費を浪費する事と全く同じなのだ。

幾ら使っても日本から送金があると見た米国は其れを当てにして贅沢のし放題を続ける構図となっている。日本は歯
を食いしばって世界第二の経済力を必死で維持しても少しも豊かになれず不況に喘いでいるのは全て米国に吸い取ら
れているからだ。其のお蔭で米国は、ドル紙幣の印刷機を回していれば楽に暮らせるご身分である。

賢いのはブッシュであり、愚かなのは小泉だ。為替が円高で国民も万札を欲しがっているのだから、ドル垂れ流しの親
分(ブッシュ)を見習って万札を増刷して円安にすれば景気も回復するし皆が喜ぶのに、竹中も逆ばかりしている。米国
を支えるため日本の歴代内閣は国内で赤字国債を乱発して市中の資金を吸い上げて来た。

所が国内では「金余り」現象と言われた。其の辺りのカラクリは事実かどうか不明だが、市中の銀行では寧ろ益々貸し
出し資金が窮屈化した。其の上、増税体制と中小企業の融資の「貸し剥がし」によって市中の円をかき集めて米国に
輸血を続けて来たからずっと慢性貧血と言う状況になっていた。無論、小泉首相になっても此れを踏襲した。

例えば2003年は20兆円をドル買いと米国債に費やし、そして2004年は61兆円の予算と決めているが、幾ら注ぎ込んで
も「ザルに水」の為替介入は大失敗です。「不良債権」一掃のためとして、政府は公的資金を投入した。リソナ銀行だけ
で2兆円も注ぎ込んだ。

銀行は市中に有り余っているのに、業界を守るための大盤振る舞いであるが国民はそっちのけである。でもエゴの大
の虫を残すために、貴重な小の虫(中小企業)を切り捨てる政策は社会悪であり、悪政となろう。

03/3月末の外貨準備高は4961億ドル(約60兆円)(其れが06/4月現在99兆円になった)。此れがドル安による為替差
損で約6兆円も失った。その後も空前の円売り、ドル買いの介入をし続けた。評価損も急増した筈だが、詳しい事は非
公開だから不透明である(04/1/16毎日新聞)。

日銀は此れまで非国民的な行為として、目玉抜きの円札(別項参照)を発行して来た。万札、五千円札、千円札、何れ
もど真ん中が刳り貫かれている。此れは実に独立国として恥ずべきお札である。更に今まで米国に忠義立てなのか、
多額の資金をボロドルに交換する「買い支え」の、慢性的な「通貨介入症」に陥って来た。

だが更に米国国債まで買い支えている。彼らは此れで国民の前に、元々ユダヤの手先だった事を、自ら暴露した訳で
ある。2004/2/10の国会で自民党の大野功統議員が政府の為替政策を批判する質疑で、「日本は7400億ドル(74兆
円)に達し、世界最大のドル保有国になった」、と語った。

他方、巷間では外為ニセ商法・FX詐欺が激増して多数のお年寄りを泣かせているが政府は放任している(06/4月現在
99兆円)。政府・金融庁としては吸血鬼・米国に円を吸い取らせるシステムを作っている以上、其れに便乗した「日本売
り」を放置した方が都合が良いからであるが、騙される側も問題がある(ヒジリ事典の「祓い」を参照)。

自民党の亀井静香氏は2004/2/1、毎日新聞で「日本人は貯蓄性向が極めて高い。其の貯蓄が米国に流れている。
一説には400兆円とも言われている」とし、「日本列島が大バーゲンにかけられ、米国の食い物になっている」と憂慮し、
「産業再生機構はハゲタカの独壇場になっている。

10億円で買った新生銀行が590億円も儲けているのが典型だ」と嘆いている。米ドルが倒産寸前であるのにである。
「盗人に追い銭」、「日本人はお人よし」、と彼らは感謝し恩に着る事は決してない。狡猾な彼らがほくそえむだけだ
(2004/1/17、筆者)。国会議事堂に落雷があった。売国奴の巣窟に天誅か。

他方、グリーンスパンFRB議長は04/2/11、「超低金利を当面維持」とし、「ドル安容認」を明らかにしたのである。
昨年以来、35兆円に達する巨額介入をした同年三月、日銀は突然為替介入を縮小しだした。此れは米国大統領選を
前に米国からスノー発言で牽制があったからと言う、これまた自主性のない理由から「103円」になっても静観した。

其の後のH16/5/12、財務省は03年度の為替介入が「過去最高」の32兆8600億円に達したと言う。「四月末の
外貨準備高は三月末より116億8千万ドル少ない8149億6900万ドル(約90兆円)」と発表した。米国債の価格が
低下、ドル建て資産が目減りした訳である(06/4月現在99兆円)

★04/7/26クリントンはケリー候補の応援演説で「ブッシュは弱腰だ」と言った。此れで、ブッシュ(共和党)からケリー
(民主党)に代わったとしても、日本の行く末は更に悪化する事が判明した。日本への圧力が倍加する筈だった。幸
い?にしてブッシュが再選したものの、ドル安とイラク侵攻路線は変わらないだろう。


★b.「イラク問題」・・・・・・筆者が悲観論を述べて来たが、とうとう日本人の犠牲者を出してしまった。米国の属国とし
て日本が振る舞えば米国と同様に見なす、とゲリラが警告していた通り、外務省の係官二名が12月にテロに遭った。
其れを外務省やマスコミは英雄視しているが、此れは偶然の事故ではない。

彼は外務省から派遣された係官などではなくて、米英軍の一員としてテロの標的になったとの観測もある事と、或いは
逆に米英軍の何時もの手口、つまり彼らの自作自演の仕業かも知れないのだ。何故なら今回に限りアルカーイダの犯
行声明がなかった事だ。とすれば此処で日本政府は、此れまで採った間違いに気づかなければ困る。

でなければ更に何百人もの犠牲を出すだろう。それでも気づかず、次も更に、終わりのない米国流の戦いに組して、日
本人や米軍を守ろうと言う姿勢から自衛隊を派遣するような愚挙に出れば、もっと多大な犠牲者を日本は出すだろう
(03/12/3、筆者)。所が12/10、小泉政権はイラクに自衛隊を派遣すると閣議決定してしまった。

此れは彼が事態を逆にしか見なかった故であり国民にとって更なる不幸である。そして04/1/31、与党は単独採決によ
って派遣を承認し、早速2/3、クエート経由でイラクに向けて本隊を出発させた。「行きはヨイヨイ、帰りは怖い」事にな
らなければ良いが・・・・・・

★小泉首相は安保に無理解・・・・・彼は北朝鮮から五人を奪い返してくれたので特に述べておく。安保に無理解では日
本を戦乱に巻き込む危険性があります。安保は日本が侵略されたときか、米国本土が侵略された場合に米軍か自衛
隊を出す条約であって、イラクや北朝鮮は問題外である。

日本は外にもNATO(北大西洋条約機構)にも加盟しているが、其れは加盟国の一員ではあっても軍事同盟ではない
点を彼は混同させられたのではないか。北朝鮮の拉致問題にしても、此れは日本が独立国であるなら外圧を借りずに
自力で解決すべき問題である。

だからこの点を錯誤して政府閣僚が日本がせずに米国など外圧を頼り、其れに伴って義理からイラクへの派兵と言う
選択をした事は、イラクを更に苦しめるのみならず、日本の友好国を敵に回す事になり、反感を買うだけで何のメリット
もない。のみならず日本の大都市圏も彼らの標的とし、日本国内にも犠牲者を出す恐れが強い。

そのような「好んで火中の栗を拾う」行為は、更なる危険に国民を晒すのみならず、終には安保や日本とも無関係の、
「世界第三次大戦」に引き吊り込むだろう。そう予感した国民がこの度の選挙で一時、民主党に投票したのではなかっ
たか。小泉さん、しっかりしてや(03/12/3、及び12/12、筆者)。

★其れに日本の外交は国連中心主義を採って来たが、此処は以前から問題の多いサロンである。例えば04/7/
6、国連職員が「100億ドルがイラクで不明」と内部告発したのがニュースとなった。その大部分は恐らく日本からの拠
出金であろうから、「イラクのため」と言う名目で国連により、湯水の如く使われた事になる。

★小泉首相は確信犯・・・・・先に「小泉首相は安保に無理解」と述べたが、実は「確信犯」と判明した。此れまでの彼の
国会答弁と次の改憲の予定からである。12/1のニュースでは憲法調査会が「国会議員の2/3以上の議決で改憲
可能」とした。此れで平和憲法を骨抜きとして、中東への出兵の布石とする意思が明白となった。

今回のイラク派遣は何とか難を逃れるだろうが、次の中東出兵は「命取り」と言う話を9.11テロの直前に筆者は友人
から聞いて耳を疑っていた。

彼は9.11テロ以前に、其の事も、今回のイラク派遣の事も含めて予知し、また其の必然として次に起こる「日本の命
取り」についてもその時、既に予知し、知らせてくれていたのである。傀儡政権の日本政府の行為は憂国の志士たちを
深く危惧させて来たが、これまでの状況は益々其の筋書き通りに向かっている。

小泉首相は「亡国」確信犯では・・・・・ない事を祈りたい。そう思いたいがまた困った事になった。05/2月に豪州は自
衛隊を守るために軍450名をイラクに派遣すると発表したからだ。こうなると日本が仮に「派遣中止・撤退」を決めたと
しても彼らより先に撤退し難い事になる。其れを誰かが計算済みでこんな手を打ったのだろうか。

続く7/7にはロンドンG8の最中に地下鉄同時テロとなった。ブレア首相は2人死亡と発表したが嘘に決まっている。ア
ルカーイダが犯行声明を出して、次はデンマークとイタリアだと警告した。日本も国民を危険に晒してまでイラクに介入
した小泉の愚策にもう気づかなければ亡国の道に脱線だ(未来カレンダーを参照)。

★05/8、小泉内閣は「郵政民営化」法案を否決した腹いせに衆議院を解散した。彼はもう性悪狐憑きの顔相になっ
ている。其れに対して民主党の岡田幹事長は狸のエネルギーか。両者とも負けずに「議席数を減らしたら辞める」と何
度も公言した。だが此れも小泉氏の負けだ。初めから意味のない事をして既に10人が去って日本新党を作った。

民営化に反対した議員を敵視して刺客を立てたり暴力団顔負けの仁義なき戦いを見せて「小泉劇場」の旋風を巻き起
こしたが、保守同士の相打ちで共倒れである。でも今回の一連の事の裏には郵政の問題ではなくて、此れまでのイラク
問題に対する断を国民が下す意味があるので小泉敗退となろう。

社共は「漁夫の利」となろうが、其れが最悪の事態を避ける最後の杭になるからです。と述べたが小泉圧勝となった。
万事窮すである。


★イラク問題(続き) ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・・ 

★c.自衛隊よりもヤクザ屋さんが行けば」・・・・・・・イラクについては何の責任もない日本が「国際的な責任を果たす
ため」と言う彼の方便によって自衛隊のイラク派遣を12/10に閣議決定した。此れは「好んで火中の栗を拾う」愚策で
しかない(12/12、筆者)。そして04/1/19、遂に先遣隊がサマワに到着した。

現地人は「どうして企業ではなく軍隊なのか、日本にイラク軍が駐留したらどう思うか」と言う声をテレビカメラに訴えて
いた。それにして も、自衛隊を米軍が護衛するなら兎も角、オランダ軍が護衛するとは呆れた話しになって来た。屈折
した魂胆が見えてしまう。第一、自衛隊員はイラク人と同じ顔だから危ない。

白人に協力して出たのに、白人から鉄砲で撃たれる危険が常にあると言うのでは笑い話である。其処で提案です。自
衛隊派遣は違憲性や国連外の問題としても何かと問題が多いので、この際、小泉さんの強引さで服役中の受刑者を
派遣してはどうか。

直接戦闘せず、給水業務だけなら別に偽軍隊の自衛隊が迷彩服を着て装甲車で軍隊のように装って行く事はない。
此れでは何処の人だって軍隊と同じだと言うに決まっています。軍隊なら格好の標的になる。其の点、縞模様の囚人
服を着た連中がいるだけならイラクゲリラも銃を向けはしない。

第二として、給水程度の仕事ならヤクザ屋さんだって出来るでしょう。自衛隊派遣は単に、イラクの問題をテコに、ハル
マゲドンの予行演習を多国籍軍としてやりたいのだろうが、違憲性と言う国内批判を反らせるための既成事実作りも明
らかであり、何のメリットもない。

だから其れより、国内に増え続ける受刑者から希望者を募り、序でに日ごろ大口を叩いて憚らないヤクザ屋さんにも一
声掛けて見てはどうだろう。恐らく彼らは口先ばかりで臆病者揃いだから、どの組も尻込みするとは思うが、中には出
て来る者もあるだろう。

誰かを出さなければ組としては住民にも舐められ、それでは組内でも示しがつかず今後立ち行かなくなるからだ。兎も
角、此れによって序でに彼らの「男も上げてやろう」と言う計らいにもなる。「無事帰って来たら、受刑者は罪の減免をす
る」。

非合法な暴力団もお役に立ったら「務所帰り」ではなくて「イラク帰り」と言う金看板か金バッチを許すなど、名誉を与え
たら、以後、少しは市民の模範となって、日本の繁華街を明るく一変させる効果も期待できよう。金も女もない所にはや
くざやさんは行かないだろうが、猫が自分の首に鈴を付けるように気持ち良く行かせるのが政治家の力量であろう。

また既に犯罪者急増で刑務所はもうパンク寸前である。百人規模の自衛隊がコソコソ行くよりも、この際一万か二万人
の犯罪集団やヤクザ者を送り出す方が圧巻となろう。刑務所でタダ飯食わす分をイラクで給食した方が安上がりであ
るし、現地に仮設住宅を建設するとすれば、現地の就業・雇用を増やす事にもなる。

そんな訳でヤクザが自衛隊より大きく貢献出来るなど正に一挙両得だと思うのですが、小泉さんどうですか(04/1/20、
筆者)。下記「e」、「6」に続く。


▼d.「V屋根を提供しては?」

イラク復興は米国には無理だと分かった。だからイラクではフセイン復活を望む声さえ出ている。米軍はイラクで「殺し
あい」しか出来ない無力な存在となったが、其の米軍に隷属するため、日本は04/1/26、ついに自衛隊に対し本隊
遣命令を下した

それに対して日本国内では、「戦争しない国が、戦争できる国に変わろうとしている」と言う不安がある。また中田武仁
氏は、「溺れる人を助けるために、泳げない人が飛び込むのはナンセンス」と04/1/27毎日新聞で述べている。

其れまでに筆者は、イラクでは「雇用促進」と言う希望が多い以上、自衛隊を米軍とは違う存在として、日本の独自性を
持たせるために別紙の「V屋根」プランを提供したい、と申し入れた。サマワには五万人いる。其れに対して自衛隊は
下水のような用水路の水を浄化処理して、一日80トン、二万人分の水を給水する予定だと言う。

だが其れでは不十分と思ったからだが、本日(1/27〜4/22)現在、防衛庁からは「ナシのつぶて」である。因みに
「サンデー毎日」7/25号の見出しには、「サマワ自衛隊、浄化水の半分は隊員用」とある。こんな事の為に国民の大
半の反対を押し切って派遣するとは・・・・

▼「イラク人質事件」・・・・・・遂に高遠さんたち五人が人質となった。日本国内では大騒ぎとなったが、結果として解放さ
れ、事なきを得た事で政府関係者はホッとしたようだが、其れで問題が解決した訳ではない。其れについて、フランス
のルモンド紙(4/20パリ共同)は、米国パウェル長官の言葉を載せた。

「危険を冒す人がいなければ社会は進歩しない」と言ったとか。彼でさえ人質に慰めの言葉を贈っているのに、日本政
府やメディアは、彼らの無責任さを責め、健康診断や帰国費用の負担を求めると言う。若者たちの純真さと無謀さが、
結果として、其れまで悪かった日本のイメージを高めた。

そうした人道主義に駆り立てられた若者たちを日本人は誇るべきであるのに、人質の無責任さをこき下ろす無理解な
怒号があった。ルモンド紙はこの様に指摘して、「人質こき下ろす日本政府」、と批判し、更に日本政府や保守系メディ
アの「自己責任論」の「慎みのなさは、制裁まで伴っていた」、と述べている。全く同感である。

其れにしても、「良い国民」の上に乗っかる政府は馬鹿になるものなのか。そんな馬鹿にも効く特効薬はないだろうか。
政府は自分たちが働いたから人質を解放したと誤解し自認し安堵しているが、解放となったのは、政府の適切な対応
なんかではない。国はイラクに敵対したが、彼らはイラクを利して来たのだ。

だからイラク人たちが高遠さんたちの仕事を評価し、またイラクの声を日本国民に訴えたかった。だから解放によって
問題が解決した訳ではなくて、此れを契機に「自衛隊を引っ込める好機」として、勇断を下す事こそ政府自身が自己責
任を採る事だろう(04/4/21筆者)。

▼日本政府は「国連中心主義」を馬鹿の一つ覚えのように言っているが、其の国連は幻想であり、実態は戦勝国の
「連合国」サロンである。ユナイテッド・ネーションズを連合国と訳さず、国民を騙す目的でわざと国際連合と誤訳したの
は日本政府だった(大要は04/5/3 朝日テレビ)。

米国は、「戦争こそ最大のビジネスチャンス」とするマッチポンプのユダヤに牛耳られ、日本の懐から資金を出させて戦
う「ひとの褌」である。イラク関連に日本は国連を通じて70億ドル(7700億円)から120億ドル(13200億円)の官民
援助、即ち借金ボー引きを行った。国民の犠牲と血税を、米国同盟国として費やし、チャラにしたのである。

とすれば日本はホントに米国の同盟国なのだろうか。要するに彼らは生まれつき宿命的に闘争好きであり、其れに反
対できない「日本人はお馬鹿さん」である。3000億円もあれば、年金問題は問題ではなくなるのにである(大要は04
/5/3 朝日テレビ)。

▼週刊誌によれば、後日、クバイ師は「日本はカネで解決したい」と言ったようだ。そうした政府や取り巻きはこの時以
来、「自己責任論」を言い放ってきたが、其れでは国家の存在理由を忘れて、人々の心が其処まで荒廃している事を
示すものだ(04/4/26「毎日」で鳥取環境大学長・加藤尚武氏)。

つまりかの保守的主流派を自負する輩は感情論で民主主義を否定し、政府の存在をも自己否定した事になる(04/
4/27、筆者)。

▼04/6月、米国ではマイケル・ムーア氏の反戦映画、「華氏911」が大ヒットし始めた。「ペテン師・ブッシュがウソで
始めたイラク戦争」とする実録映画だ。04/6/28、米国はイラク暫定政権への主権委譲を予定より早めて前倒し委譲し
た。昨年末フセインを逮捕したが、何も分からず、しかも事態は悪化し、テロと捕縛が相次いだからだ。

軍事行動と占領の失敗を認め、次の更なるテロを恐れてスゴスゴと早めに引き上げた。「予定を切り上げて移譲」と言
う形で体面を守りながらも表向きは手を引き、イラクのサダム・フセイン元大統領を釈放したが、「イラク特別法廷」の予
審尋問に対して彼は「此れは全て茶番だ。本当の犯罪者はブッシュだ」と述べた(04/7/2)。

非戦・反戦派としては、「次の大統領選でブッシュからケリーに代わったら良くなるだろう」、との期待がある。だが其れ
も幻想である。独立戦争と南北戦争以来、より強いアメリカを目指して「戦い続ける」と言う米国の伝統と、「アメリカは
一つ」とする戦争を正当化する本質は今後も変わらないのである。

ケリーは「イラクには4万人増強する」と言っているくらいであり、対日姿勢もより強硬となるだろう。11/4、ブッシュが
勝った。だが小泉はブッシュに、ブッシュはユダヤの情報に騙されていたのだ。だから間違いは改める必要がある。と
言うべきだった。例えば3月にはオランダ軍が撤退する。

その時に自衛隊も引き上げるべきであり、この進退時期を失すれば日本はもっと深刻な事態に嵌り込むだろう。05/5/
10、日本人がまた被害に遭い拘束された。日本人は格好の商品価値がある。この斎藤氏は自業自得だから放って置
くしかないが、イラクは内戦状態に入っている。最早自衛隊は無用の存在である。

★米国とイスラエルは「イラクの次はイラン攻撃」と言う彼らのシナリオによって其の口実だけを探している段階である。
こうして中東に火種を残せば石油が高く売れる。そして次は食糧だ。例えば08/1/25現在、東京証券市場は1.3万円に
ダウンした。米国のサブプライムローンの焦げ付き問題を契機に世界同時株安が続いている。

だが、其れは彼らが株から手を引いたからだ。資源と直結しない日本の株は無価値である。日本や東南アジアの株よ
りも石油の方が儲かるし、石油よりも金の方が安全である。だから一時の草刈り場として小遣い稼ぎだけ。用済みにな
ればサッサと手を引く。投資して育成すると言う様な考えは全くないのが彼らの本音だ。

更に、彼らは米国の貧乏人に金を貸すよりも金とバイオ燃料と石油で儲けようとする。日本人が持っている円を吸い取
ってファンドとか米国債を買わせて、其れをドルに変えて金と石油を買えば日本のフンドシで相撲が取れる。日本は資
源小国であるし環境先進国だ。声高にCO2とか温暖化を吹き込めば良い。

そうすればウランを買い続けて原子炉を増やし、また世界のバイオ燃料も値上がりする。そうすればトウモロコシも高く
売れる。日本の農業は既に半壊した。例え如何に高くても石油とウランと天然ガスと食糧とは買う。だから日本を叩け
ば半永久に旨味の商売が成り立つ。なので米ロは手を組んだ。泣きを見るのは日本だけ。米ロは笑いが止まらない。






★e.日本は、立派な政府を持てなかった事が不幸である。

その第一は祭政一致ではなくて政教分離とした事である。此れはしかしGHQの差しがねだから致し方ないとして、安保
を基軸に米国に隷属して自主外交をしなかった事である。次は工業経済優先を採り、商品の輸出の為に農業・漁業を
犠牲にした外、自然破壊を進めた事。

第三として、技術大国を標榜しながら無策のまま、「世界の工場」を中国に取られた事である。其の上、歴代内閣は危
ないドルを買い支えると言う愚策を続け、其れを小泉首相は止めないばかりか、米国の一方的な侵略であるイラク戦
に迎合した上、自衛隊派遣をした事だ。

此れでは国民の信頼は決して得られないし、国際的な理解も得られず、此れまでの信頼さえ失うだろう。のみならず日
本を他国の戦争の坩堝に投げ込む事になろう。米国の手先たちは毎回、「吾らの言うことを聞かないと日本は孤立す
」と脅して来たが、其れが真っ赤な嘘だった。

世界中を此れまで食い潰して来た彼らこそ、昔から世界で孤立して来た側なのだ。日本は彼ら白人たちをアジアから
追い出したアジアの大恩人であり、しかも日本は、占領地域を植民地として搾取と略奪の限りを尽くした白人たちとは
逆に、台湾でも朝鮮でも、かの国に日本の税金を注ぎ込んで現在見るような工業国への基盤を作ったのである。

だから日本はアラブやアフリカからも兄のように親近感を持たれているのである。だがその後の日本は国民に不当な
増税を続け、搾取する酷税国家になった。常任理事国入りに失敗し、イラクの泥沼化もハッキリしたのに、其れでも05
年の衆院選では小泉自民党が民主党に圧勝した。

此れによって今後恐れるべきは小泉氏の無定見による更なる事態の悪化である。政府は防衛力も外交感覚もなく、農
林業、教育、医療、年金・・・など、悉く失敗して来た結果、国民の信頼も毎回裏切り続けて今や問題山積となった。
民の気持ちも景気も冷めているが、熱いのは「火の車」の政府だけである。

政府の肥満でタガが緩んで来た結果として今の政府は、国民の模範となり、国民から褒められるような事を全く出来な
くなった。自民党は公約違反の嘘をつき、他の政党も其れに取って代われるビジョンがない。よって政府も魔窟となっ
て、せっせと税金を集めて、ピンハネした上、共産主義のように福祉ばら撒きを画策するだけだ。問題ばかりである。

腐りきって最早どうにもならない所に来ている。赤字国債の山積を見ても明らかである。国が滅びる時とはこう言う時な
のだろう。此れも時代の流れでしょうか。政府や医者や遺跡関係者だけが悪いのではなく、日本人全体がモノカネ主義
の為に質が低下しているようで残念です。

しかし考えて見れば物事は其れ「相応の理」で集約し、現象化するものであり、つまり腐った政府にしたのは国民が腐
ったからに外ならない(官主主義を参照)。日本人が先祖を排除して全て人力や機械でやろうとしてモノカネ主義になっ
た為に、最早神力が働けなくなった結果として今があるのだ。

だから民主化しても立派な政府も作れず、「非力化」し、腐り易くなり、無力な存在にして当然である。この様に、先祖を
嫌い始めた民族に明日はなく、皆同じ轍(わだち)を踏むのは古今東西、ほぼ例外がない「常道」であり、自業自得
す。




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