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●おん・・・・・

音楽・・・・・・リズム、メロディ、ハーモニーの三要素で成り立つ。中でもリズムは心臓の鼓動と関係し、其れは血液中
のイオンの移動(メディカルリズム)であり、α波が睡眠中、ベータ波(120ヘルツ)が朝の目覚めの軽快なリズムにマッ
チするなど、人の状態や行動と関係する。そして根源的には民族性や遺伝子により好みが分かれる(「三族」を参照)。

でも音楽は人種も言葉も国境も時代も超えて人々に親しまれ、中でも優れた作品や演奏は神々の心まで和ませる。た
だ神々を離れるに従って堕落します。例えば今のニューミュージックは騒音であって音楽ではない。今の日本は、デリ
カシーが失せて動物的騒音である事を自覚できない自称ミュージシャンたちでも飯になる時代とした。

オンス・・・・・・ラテン語。ヤードポンド法の重さの単位。1オンスは1/16£(ポンド)で約28.35g。記号はoz。
但し薬用オンス・トロイオンスは1オンスが1/12£(ポンド)で約31.103g。また液体などは1英オンスが1/160英ガロン=
28.41mml(ミリリットル)、1米オンスは1/128米ガロンで29.57mml(ミリリットル)。長さはインチを参照。


温泉よりも内風呂・・・・・・温泉法では温度か成分かの二つの基準の何れかを満たせば「温泉」を認めている。従
って極端な話、水に何かを混ぜて保険所へ持って行けば良い。11品目の内の一つに該当すれば温泉になるからで
す。例えばボーリングしても出なかった場合、関東の何とか財団と言う所で高額の鉱物を買って来る。

其れは要するに放射能物質であるから、其処に浸した水なら「ラドン温泉」(天然温泉)になるのである。だから日本国
中、いかがわしい温泉が急増した。しかも浴槽に注がれる湯が多いとか、注入・取水・排水口があれば「賭け流し」では
なくてリサイクル(循環式)の可能性が大きい。湯が冷めれば其れは通常、リサイクルして再加熱するのです。

また普通は、温泉特有の色と、匂いや味があるが、其れらがなかったり、「飲用付加」とあればリサイクル水である。
其の点、本物の天然温泉はヌメリが有り、或いは浴槽に成分がこびり付いているのに、其れが全く見られないのは一
応「怪しい」と疑っても良いでしょう。

折角楽しみにして旅行に出かけても、最近は水増しの偽温泉が多いと分かって問題となって来ました。例えば宮崎県
の老人福祉施設の浴場ではレジオネラ菌による死者が出たし、「名湯」道後温泉ではカルキ臭が問題となった。そして
04年には、全国の温泉地の90%が循環風呂だった事が分かった。

また、信州の白骨温泉ではこっそり入浴剤を投入して偽装していた事、更に04/8/9には名湯「伊香保」が水道水の
ブレンドだった事も判明した。続いて8/12には3古湯と言われる有馬温泉で、39ヶ所の温泉場の内、9ヶ所が無許
可で「温泉」と称していた事、しかも水道水の所があったのである。

或いは群馬の藪塚温泉では公然と水道水を使って「入湯税」を取っていた。其れに大分県の名湯は「発電所の廃水」
だった。源泉が枯渇して人工温泉に(週間ポスト04/9/3号)と言う有様です。利用客に対するこうした裏切り行為が次々
暴露している。本物の温泉でもカルキ入りの下水リサイクル水道水で水増し循環風呂ではたまりません。

それなら自分の家で雨水風呂を楽しむ方が気が利いています。お風呂で大事なのは怪しげな成分よりも水の「鮮度」
す。清潔なお風呂こそ、何よりの贅沢では?(別紙の「V屋根」を参照)。

温暖化・・・・・・・・地球が温暖化しているとする事、及び其の犯人(原因)がCO2であるとする説。温室効果を齎
す犯人としてCO2の増加が挙げられている。その削減により温暖化のストップを目的とした「京都議定書」(同項を参
照)が出来たが、この程05/2/16日にやっと8年ぶりに発効となった。

ただ温暖化の犯人をCO2に着せても解決しないだろう。CO2はかなりの部分を海水が消化してくれているので余り心
配する必要はないのです。だが海を計測せずにただ大声で警告を叫ぶのが環境ファッショたちである。或いはビジネス
にしようとする連中です。

例えば07/12/17日の「春秋」の広告に「暴走する地球温暖化論」---洗脳・煽動・歪曲の数々。アル・ゴア(元副大統領)
やIPCCの「不都合な真実」を突く!----と有った。其の通りと見て良い。また関電などは原油高の中で火力よりも安価
な原発で発電して儲けているが、此れをクリーンエネルギーと喧伝している。

こうした原発関係者の欺瞞の論理が「温暖化キャンペーン」に悪乗りしている(オール電化を参照)。

まぁ人類が何らかの目標に向って努力するのは結構ではありますが、日本のクリーン作戦などはエネルギー大量消費
の浪費国アメリカの垂れ流しの前には実に微々たるものですから、そんな事よりも神に感謝し、自然に感謝する事が
第一です。温暖化の歯止めとして例えば風の働きがある。空気はCO2などより遥かに巨大な働きをしている。

空気中には水分があるが、水1gの水温を1℃上げるには1calを使います。其の水分を水蒸気にするには600calを
要しますが、其れが雲となり、雨となって地上に降ればまた600calを戻している。こうして空気は太陽熱の温度差を大
気循環で緩めていますので、此れが安全弁となっている。ただ水分の制御は人類には出来ない。

従って神頼みしか有りませんから神に感謝と述べたのです(数字については05/12/7日のNHK教育TVより引用した)。

さて温室効果ガス削減は2012年までに年に5%削減を目標としたものだが、日本にとってこの削減は当初予定したよ
り困難となって来た。此れまで努力の成果がなく、これからの目標まで含めると日本は14%カットする必要があるが、
これは達成が至難である。

此れを達成するには例えば少なくとも2ヵ月間は車に乗らず、電気も止める必要があると言われるからだ。温暖化の一
端として例えば富士山では25年前には山頂から500mまで永久凍土があったのが、20年ほどの間に溶け出して今
は山頂から300mまでになった。

此れでミズゴケなどが消滅する(05/2/18日のNHK総合テレビより引用)。水源地としての能力低下も心配です。

『 それでも排出量は増加 』・・・・・・・以下はメルマガ「30秒で読む環境情報!」 http://plaza.rakuten.co.jp/eco30/
より転載。・・・・・2003年度の温室効果ガス排出量は、前年度比0.7%増。温室効果ガスの総排出量は、二酸化炭素に
換算して約13億3,900万トン。2002年度の約13億3,000万トンと比較して約900万トン増加しました。

また、京都議定書の基準年(1990年)の約12億3,700万トンと比較すると、約1億200万トン、8.3%上回る値となっていま
す。温暖化対策が進められる中で、排出量が増加する結果となっていますが、この原因として、次のことが考えらえて
います。

▲人口・世帯数の増加。▲経済規模の拡大、社会経済活動量の増加。▲自動車保有台数の増加。▲原子力発電所
の長期停止(平成15年度)。・・・・こうした中で、環境省では、地球温暖化防止「国民運動」を展開しています。具体的な
温暖化防止の行動は次の通りです。

● 冷房は28度に設定しよう(温度調節で減らそう) ● 蛇口はこまめにしめよう(水道の使い方で減らそう)
● エコ製品を選んで買おう(商品の選び方で減らそう) ● アイドリングをなくそう(自動車の使い方で減らそう)
● 過剰包装を断ろう(買い物とゴミで減らそう) ● コンセントをこまめに抜こう(電気の使い方で減らそう)

温暖化を防止するために、小さなことの積み重ねが必要になってきています。カーボン・デモクラシーを参照。

温暖化の次は熱帯化する・・・・・・・・日本列島では200万年前にナウマン象が暮らしていた。またその
前の300〜400年前には三重象が暮らしていた。国内の数十箇所で其の発見例が有る。当時の日本は確実に温暖
だったのでしょう。

やがて二万年前、日本は氷河期で海面の高さが低下したので、今の東京都内(下町)は高台になっていた。其れが60
00年前(縄文時代)では温暖化による海進となり、武蔵野台地辺りまで海が迫った(「地球の四季」、「三族」を参照)。

東京都内は其の頃に堆積した泥や富士火山の灰の上に出来た「砂上の楼閣」とも言える訳だが、このとき温度差はた
った1℃高かったに過ぎない。其れでも都内を取り巻く貝塚遺跡群は、今の海岸線よりも3mも上になる。阿寒湖のマリ
モも其れまで海の生物だった。其れが今は内陸部の湖に生きています。

ですからもし、2℃上昇したらどうなるのだろうか。此れまではエルニーニョ、其れで矛盾すれば実はラニャーニャが犯
人とし、04の夏は「戦後最も暑い夏」となり、酷暑となった。此れについては「ハドレー循環説」が出た。フィリピン海上
の熱気が日本の沖合いにループすると見たものである。

そうした諸説も加わって、近年は日増しに「地球温暖化」の報道が多くなった。例えば・・・・温暖化の影響により、中国
の氷河面積が、この約40年間で7%減少したことが、中国科学院青蔵高原研究所の調査で判明しました。一方、EU
(欧州連合)では、2050年にはスイス・アルプスの氷河の75%が消滅すると予測しています。

世界の氷河の90%が集中する南極では、低温の中心部の氷河がすぐに解ける事はないと考えられていますが、沿岸
の氷河と氷床は解けてきています。北極圏の氷河は減少し、グリーンランドでは、氷床が海に向かってスライドし始め
ています。

今年(04)の猛暑を振り返ってみても、温暖化を実感(?)そして、温暖化による氷河の溶解は、海面上昇が懸念されま
す。そして海面上昇は、水の体積膨張による影響も受けます。その一方で、温暖化の進行により大気中の水蒸気が増
えれば、南極の降雪量が増え、結果として氷河が増える・・・との予測もあります。

温暖化を加速する心配は実はメタンガスの大量放出です(「メタンガス」を参照)- - - - (以上、http://www.mag2.com/
m/0000125755.htmから一部を引用)。

観測結果から見ても、此処100年間で気温が1〜2度急上昇して来た事が其の根拠とされる。例えばハワイ島の観
測ではここ40年間でCO2濃度が過去最高となり、特にこの一年間は急上昇したと発表(2004/3/20)した。このまま進
めば両極の氷河が溶け出して100年後には1〜6度も上昇して、海面が1m上昇すると推定される。

或いは日本全土がスッポリ入るような南極大陸の氷が全て溶ければ50〜60m上昇するとも言われるので、そうなると
海抜10〜20mの世界の大都市は全て海没する事になろうし、少なくとも津波で地下街は全滅するだろう。

例えば南太平洋のキリバス諸島の特に海抜1.5mのツバル共和国は後数年で海没すると懸念され、またインド洋の
モルディブ共和国ではビーチが消え始めている。そうした事に加えて「異常気象」が懸念されているので、台風や洪水
で被害があるたびマスコミが「異常気象」を連発します。でも其れは気象庁の予測の失敗であり、毎度の事だ。

日本では決まってCO2が問題視され、悪人とされるけれども少し短絡的かとも思えます。更に、環境スローガンとして
やや誇張された形の警告が乱発され、其処から「京都議定書」の採決となった。此れは良い事だが、果たしてCO2削減
で温暖化をストップ出来るかと言えばノウである。

環境運動家たちは官主導で既に利権売買をビジネスに仕立て上げようと活動開始している。このような「狼少年」に利
権ビジネスを提供しているだけなのだ。確かにCO2は、石炭や石油と言った化石燃料の消費量に比例して増加した。
だが、この種の問題に対する警告は既に効果があった。

CO2は排ガス規制によって今後も減少化が可能であり、また既にかなりの量が海中の珊瑚が吸収してくれているから
さほど心配するには及ばない。ただ日本は90年比で2010年まで6%削減を目標としていたが、現実は逆に4.1〜
5%上昇すると試算を修正し、目標達成から遠ざかった(2004/4/17環境省)点である。

CO2の排出量は、1990年を基準にしているが、企業などは努力して増加を止めているのに対して、問題は一般家庭
の其れが30%増えている点に有る。此れは都市集中化と夜型社会化によるためであり、この辺りの意識を変えれば
何とかなるでしよう。つまり大陸的な星や月族の暮らしを止めて、日本的な暮らしに転換する事です。

また経済産業省は同年5/17日、CO2排出量が「90年度と同水準」を目標としたが、実は90年度比では2010年
まで5%増となり、省エネ効果を織り込まない場合は同11%増とする見通しを発表した。

だから更なる努力は要するものの、お役人は「環境税が切り札になる」と誤解し、努力せずに自分たち特権階級の
にしようと図っているから問題だ。何れにせよ、温暖化の真の原因は太陽の黒点活動、つまり周期的な原因による
ので止められない事を認識して冷静に対応する事が大事かと思う。

今は、太陽が巡る銀河の軌道が夏季に向っている事に加えて、黒点増加の周期に重なる場合は気温が高めに推移
る訳です(別紙の「真の太陽暦」の黒点数を参照)。

従って、此れまで北海道には梅雨と台風は無縁だったが、近年はインドシナで適した稲作を北海道でも行うようになり、
此処が今や全国一の生産高となるに及び、其れにつれて本土並みに例年台風が訪れて多くの被害を出すようになっ
た事などを見れば、温暖化が現実化した事がハッキリ分かる。

と同時に乳白米(栄養不足の米)が増え出した事は不適温の地域で稲作を拡大した無理を警告されたものと受け止め
て置くべきです。此れは害虫にも弱く、美味しくもない米である。

何れにせよ、本土の降雪量も05〜06年(黒点数の低減による)の例外を別とすれば年々少なくなっている事と、此れ
まで鹿児島や宮崎、長崎や熊本でしか出来なかったザボンが今や茨城県で栽培されるようになった。

以上の事例から見ても、日本の気候は温帯から亜熱帯気候に近づいている、と言えるけれども、其の半分は技術的な
進歩により、無理やり耕作地を北進させたとも言えよう。また2003〜4年に掛けて鯉ヘルペスや鳥インフルエンザで
養殖魚や鶏が大量死した(「月は不潔」を参照)。

其の原因は欲に駆られて不潔な環境を作った人間であるが、其れに加えて暖冬が寄与したものとも推測できる。温暖
化は感染症の外、地震や噴火も増やす。伝染病の蔓延に備えて予防薬を開発するより、清潔に努める事が原則だろ
う。「温暖化」の警告よりも、もっと凄い事実があるのを忘れてはならない。

既に知られている通り、南極大陸はかつて緑の大陸だった。

04/6/13日の毎日によれば、「氷期と間氷期が10万年周期で交互に現れる現在の気候システムになったのは約80
万年前とされ(中略)、約43万年前に始まった間氷期と約12000年前に始まった現在の間氷期の始まりに見られる
温室効果ガスの増加状況が似ていた。(中略)分析によると、この間に氷期と間氷期の繰り返しが8回有った」とある。

また、西日本各地には200万年前のナウマン象の足跡が見つかっているし、シベリアではマンモスが冷凍保存された
状態で今も発見されている(05年の愛知万博へ)。其の点から見ても、南極は兎も角、日本やシベリアがかつては温
帯地域だった事が分かる。

とすれば、今後「熱帯化」になる可能性があると言う「温暖化の警告」に備えて、永住の地を出来れば低地の都市部か
ら離れた「田舎暮らし」に変えた方が良いかと思う。ヒートアイランドによるのか東京が04/8遂に42.7度の酷暑とな
った。異常気象と言われて数年つづけば、其れはもう「異常」ではなく常態である。

とすれば本格的な対応が必要である。屋上緑化、省エネ、保水性舗装、打ち水、V屋根など、出来る所から改善すべき
時でしょう(「ヒートアイランド現象」を参照)。06/7/28のニュースでは、アメリカで47度の猛暑となり100人が死亡した。

05年、いよいよ京都議定書の発効となる。環境の取り分け気候変動は経済にとって一番大きなリスク管理上の問
題に浮上して来た。

保険業界を始め金融・投資の方面にも重大な影響を及ぼすので、一般企業にとっても「環境努力」がリスク管理のキー
ポイントになると見られているが、此れまでの経緯から見ても其れをすれば自己矛盾となる企業が大半であろう(「京都
議定書」を参照)。

『 温暖化防止と排出量取引 』・・・・・・・・ロシアが「京都議定書」(同項参照)を批准した流れを受け、排出量取引がま
すます活発化しそうです。EUでは、域内排出枠取引制度の運営が予定されています。各国に排出枠を割り当て、上回
った場合には罰金を払う必要があります。また、EU域外の排出量取引制度と排出枠を交換することも可能です。

アメリカは、京都議定書を批准しない方針ですが、民間レベルでは、シカゴ気象取引所で温暖化効果ガスの排出量取
引を実施しています。現在、フォード、デュユポンなど56の事業所が参加し、CO2 1トンあたり、0.9ドル前後で取引され
ています。そして日本でも来春、名古屋市で「環境取引所」が開設されます。

ここでは、京都メカニズムのうち、技術移転によって温暖化ガスを減らす、クリーン開発メカニズム(CDM)、共同実施
(JI)によって生じる排出権が取引の対象となります。なお、2000年の二酸化炭素の排出量は以下のとおりです。
★アメリカ  23.1 % ★中国 11.5 % ★西欧 10.3 % ★ロシア  5.9 % ★日本  4.9 %

京都議定書は、国際市場に新たな市場を作り出しています。今後、排出権取引を通じて、温暖化防止が進展すること
が期待されます。温暖化防止を推進するためには、経済活動とリンクさせる方法は、一つの解決策となりそうです。議
定書を批准していないアメリカを、「ギャフン」と言わせることができたら、面白いのですが−−−−−

以上は、「30秒で読む環境情報!」04/10/19 日本コパック(株)http://www.mag2.com/m/0000125755.htm より引用
(「CO2」を参照)。

07年、日本は6%の削減を押し進めるため排出枠の買い取りを決定した。先ずハンガリーに2000億円、次に08年、日本
は2-3000億円を税金から出してチェコ、ポーランド、ウクライナから排出枠を買い取る事を決定した。環境のためと云う
環境ファッショの手に乗って、国民の税金を彼らの餌食に供するとは呆れる。


・・・・・・愛をテーマに生きる人。其のテーマを失えばただの人になる。愛のためには猫にも蛇にもなります。娘に
も母にもなれます。ですから大体は嘘吐きです。時には執着とエゴの塊で強情になりますから手が付けられない。社会
のルールなんか、彼女たちは平気で踏みにじるのですから反社会性の生き物かも知れない。

男は単純ですから、そんな女でも可愛いとか「美しい」と見ます。其れは勝手ですが、どんなエトの女も男の前では猫で
すし、或いは狐にも狸にも化けますし、一皮向けば本性が蛇なのですから、愛のテーマが一度崩れたら複雑かつコワ
イのですゾ。

与謝野晶子は「かつて女は太陽だった」と書いたが、無論其れは情熱迸(ほとばし)る詩歌文人の表現ですから当てに
ならない。女が太陽のように輝いたら忽ち干からびて干物か梅干婆さんになって終わり。ですから太陽であるよりも、寧
ろ月でありたい。

特に陽光を避ける日影、傘の下、ないし月光や灯火に佇む女にオトコはゾクッと惹かれてしまうと言います。蛇と女とは
本質的に水であり、水は月の精であり、何れも日影を好んで暮して虫や男を騙すための化粧が旨い。其れに対して男
は「一たび門を出いずれば七人の敵あり」などと粋がっていたが其れは昔話です。

今の日本の男は何れも上手に立ち回って敵を作らない。毒にも薬にもならない半端者の商売男である点では何れ劣ら
ず「同じ男」だが、女は違う。ヘアスタイルや服装を変えれば簡単に別人になれるし、其の上、化粧で化けるのですから
言わば嘘つきです。嘘の上に陰湿である。

普段は明るく振舞うが事情が変われば女は変わる。女は常々「愛さずにはいられない」と思っていますし、男にも何時
も「真実の愛」を求めてしまいます。蛇のようにツキ纏うとか、好きな男が振り向いてもくれない場合は意地悪してやりた
いと思ってしまう。でも中々出来ない。矛盾ですが、其の無理な期待が裏切られると女は泣きたくなります。

彼の裏切りを許してしまう自分の矛盾が悲しいからです。太陽である男には月のように謎めいて陰と矛盾のある其の
様な彼女に惹かれながらも女心は当然分からない。だから傘や服をムシリ取り、化けの皮をひん剥いて焼き尽くしてや
りたいとギラギラします。

水も滴(したた)るような生臭い女にオトコは値打ちがあると感じるのですから女が「水臭く」て当たり前。水ですから焼
かれる心配もない。ただ蛇は何かに拘ると身動きがとれず苦しくなりますから、火のような処からはいったん逃げ出す。
ですが、人の女は寧ろそんな男に身も心も焼かれたいと思うのでしょう。女に内在する矛盾からでしょうか。

其の点で男は矛盾も敵も作らないが、女は作る。女も男を作るが敵ではなくて「七人くらいの男」を作る時代になった。
しかし中にはしおらしく「一人の男」に執着する女の場合は「七人の敵」を作ります。この場合、自分の男に近づく女は
母親でも姉でも妹でも娘でも許せない。全て敵と看做す。夜空に照る月は一つで良いからです。

それ以外は小さな星でなければなりません。「女の敵は女」であるのです。また若い男は美人を「立てば芍薬、座れば
牡丹、歩く姿は百合の花か・・・・ヘップバーン?」と誉めそやすが、実体験を重ねた爺さんは目が利くから口うるさい。
例えば「褒めればウヌ惚れ、叩けば泣くし、殺せば化けて出る。だから女は養い難し」と手厳しい。

更に「女と葉書の古いのはどうしようもない」と言うのですが、此れは噺家の落語の話ですから気にしないで下さい。ま
た中には「女の腐ったような奴」と形容する場合がありますが、此れも駄目な男を言ったものですから気になさらないで
良いのです。何れにせよ、月も水も、蛇も女も多様ですから此処で一律に定義しようとすれば無理があります。

何しろ女は人類の女だけでも多分30億種もいるでしようから毎日が競争です。

女の子・・・・・占い師の細木数子女史は06/5/28のテレビで100人の女子高生を前に語った。やる気のないロクデ
ナシの子供ばかり相手にする先生方は大変です。でも義務教育だからと、だらだらとマニュアル通りにビジネスでやっ
ていては授業が楽しくないとおっしゃった(教育を参照)。

人間教育が出来てないのにゆとり教育をしたのが失敗だった。以下、彼女の話を抽出する。「20歳までの女の子は基
礎を作りなさい」。家政科をやらなくちゃ駄目よ。パソコンや学力よりも生きるための基本である衣食住の事をチャント
出来なくちゃ。家の掃除も出来なくちゃ汚いままでは駄目でしょ。でも此れは学校では教えない。

第一、親が「学校は駄目だ」と仕切ってしまう。其れよりも女としての心得を勉強しなさい。洗濯して気持いい部屋や服
にする事。美味しい食事を作って怒る人はないでしょ。他人のした少しくらいの間違いを何時までも狭く頑なに恨んじゃ
駄目。親や他人を許すのよ。毎日コンビニ弁当だけで手料理出来ないと生まれた子供を殺してしまうよ。

恋とか愛とか言っても、最後に泣くのは女よ。好きな男が出来たらお父さんに相談なさい。母親は理想を言ってオーバ
ーラップしてしまうから駄目。

●御柱祭・・・・・・・・オンバシラ(「御柱」(ミハシラ)、及び「神々の歳時記」を参照)。

陰陽道・・・・・・・陰と陽の二気の消長と、五行の生成を見るものであり、五行とは四方に配分した五つの要素(木
火土金水)の要素の関係を見るものである。五要素は相生と相克と言う関係を持っていると見るのがシナの陰陽・五行
説であり、従来はシナから渡来した占いと誤解されて来たが、シナには道教は有っても「陰陽道」の用語はない。

つまり「陰陽道」f、日本で独自に発達したものである。因みに、安倍晴明の子孫は宮廷陰陽師として、後に土御門家と
言う貴族になり、室町時代には従三位にまでなった。江戸時代には地方の陰陽師を「門人」として支配下に置く事となっ
たが、明治三年、政府は「陰陽道禁止令」を出したので表向き存在しなくなった。

だが例外として土佐に「いざなぎ流」が残った。

●陰陽寮・・・・・・・天武朝に設置された中務省の一部局であり、数人の陰陽師が置かれた。飛鳥・奈良時代には天文
暦法の司だったが、一般には地相や占筮などをする天皇直属の諮問機関と思われている。また平安時代になると暦
注の研究、祓え、祈祷、祭儀、呪術なども担うようになる。

厭離(オンリ)穢土・・・・・・・厭離をエンリとも読む。此の世を穢れた世界と看做して嫌い、西方浄土など欣求浄土(別
項参照)の観念を持つ事。


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