http://hijiri.tamajiri.com       「日知り事典」 page048.html (未定稿)


  日知り事典・古義     イ〜医学

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・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ●○◎□◇■◆△▽▲▼☆★
い●・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・

▲い・・・・・・五つ。

■井・囲・・・・・田・井・囲の字は共通点が有る。何れも祭りの場を示した字であり、象形文字でも有るが、分割法の原
理を図示した幾何図でもある。此処から文字・漢字の原形(兆形)となり、曼荼羅の基本形となった。条里制もこの基本
形から出来ている。つまり天文観測と測量法の原理形でした(九字を参照)。

・・・・・・・子から始まり亥で終わるのは、掴みどころのない空間を方位で区分して天と地との関係を見るためでし
た。それを分かりやすくするためイノシシなどの動物名を当てました。12支は干支(暦法)、時刻などにも使われて来ま
した。

干支などは今では余り関心が持たれなくなりましたが、実は大変歴史が古く、意味が深くて大切な事ですから、此れに
関心を持つ事は多くの事を明確に知る事になります。さて亥は戌亥として西北の方位を表し、次が子、即ち真北になり
ます。亥は方位では北北西、暦では11月、時刻では夜間の10時頃、夜空には白鳥座が十字形を見せる頃です。

ですからイノシシとは無関係です。今はカレンダーでも寺社の境内でもお正月の元日を境目に、犬から猪に一転します
が、方位の北は冬至、つまり12/22日頃であり、10日後の元日ではない。また星を基準とする場合は、木星の位置なの
で、節分頃に干支(別項を参照)が変わる。

清水氏から「阪神大震災は亥歳だった。07年はどうなるのか」とご指摘されて、「確かに其の通りだ」と思って返答出来
なかった。其の前の1983年には日本海中部地震で津波もあり、三宅島では雄山が大爆発して何れも大きな被害となっ
た。

(字義)・・・・・医(エイ)の字から見よう。医は匹、区、巨、臣、匠、匡、匿、・・・・などと同様、匚(はこがまえ)に「矢」
を入れた形である。つまり本来は方位による治療を意味したが、此れをシナでは肉体(匚)に針を刺して鍼灸治療とし
た。よって通説では「矢を入れた壷」の会意と見ている。

何れにせよその意味では今の外科治療は医学の部類と見ても良い。だがそれ以前の医は「醫」(形声文字)と書いた。
酉の字を以って「酉=西」の方位を表し、此れを「いやす」と読む訳であるが、今は此れも歪めて「薬酒」と解釈する。こ
のように方位を離れた解釈では何れも誤解とする。

医学は元々方位学の一部でした。例えば今でも和方に対して漢方があり、また古代インドの仏教医術では五明の1つと
して医方明とも言った。もう1つ言えば、医の字を付けた文字に「翳し」(形声文字)がある(手カザシを参照)。何れも患
者の体に触れなくても治した。其れに対して近代西洋医学は検査を繰り返し、野蛮な手術をしても治せないのです。

・・・・・「住まい」とは漢字で、「人が主」と書く。其れに対して獣のネグラの場合は「棲む」となります。そして家の字
は塚の字の元字である。従って「家」とは墓地の上に子孫・親族が住んで、日々の祭りを継続する場の事でした。其処
から「家」は、客人(まろうど)神や先祖を迎える場であると分かる(「尸=シ」を参照)。

因みに家のウ冠に「元」が入れば「完」となり、基本が有れば完全であり、「示」が入れば「宗」となる。或いは「各」が入
ると「客」の字になりますが、百人も入れば「宿」となり、「モ」が入ると宅になり、「宇」と書けば此れも家の意味である。
或いは「女」が入りますと「安」になり、家を「守」りますし、「子」が入ると「字」になり「学」にも変化します。そうです。

家には神も「子」も入ります。子孫・親族の集まる場でもあったので、常に清潔にした。家の中だけではなく、内外も通り
道も清掃するのが普通でした。所が近代都市生活では神を否定し、また、氏族の祖を祭る神棚や先祖の仏壇を置くの
も嫌い、更に親との同居も嫌って、その代わりにペットと暮らすようになった。

こうなると人の頭が逆ですから家も町も汚れてゴミの街となって当然です。進化論によって家は単に、人やペットを入れ
る容器と言う認識となった様である。だから当然、立派な家を建てても人間性を失って動物的な暮らしの場となり、街に
はゴミが溢れ、其の当然の結果としてゴキブリと烏と犯罪増加となっているのです。

家は偶然其処にあるのではなく、誰かが売買して手に入れた場であり、そうしたのは先祖が仕組んだからである。子孫
が其処に住むように、しかも其処から自分・先祖の縁を辿って子孫が暮らし、弔うようになっていて、其れが暦・方位で
示されているケースが多い。ウソだと思ったら血縁の近い先祖の墓地と、現住所とを線で繋いで見れば分かる。

そうすれば、其のラインがある先祖の命日か誕生日と一致している事が分かる筈です(「円暦」と「円系図」を参照)。霊
的な事は、モノカネ主義(唯物史観)の物証主義では分からないが、事実として人が其処に住むのは決して偶然では
く、霊的な宿縁、もしくは先祖からの贈り物であり、その必然性(因果)が円暦と円系図で証明できる。

譬えこのような話が全く理解できない子孫でも、其処に住んで、命日に墓参をしていれば、その先祖が一番愛する子孫
と暮らし易いように仕組まれていると気づくだろう。或いは先祖の七光りで子孫が活躍できるように設定されている。だ
から前時代に無理して自ら工面して資金を作り、家として用意してくれた事を感謝して良いケースが多いものです。

だが此の「家」の前提である感謝もなく、財産を引き継ぐだけと心得(勘違いし)て老親の介護もせずにいますと、其処
には子孫が存続出来ないようになって行くものです。其れが俗信で言う「三代で家が絶える」の実証例となります。

伊江島・・・・・・伊江島は沖縄本島北端近くの紺碧の海に浮かぶ周囲24キロの小さい島です。昭和20年3月に始ま
った米軍の攻撃により、疎開しなかった島民の半分が犠牲になった。しかし、今は立派に再興し、人口5400人の豊か
な農業と観光の島となりました(メルマガ「新現役通信」から引用)。

★イエス・・・・・・・救世主。キリストを参照。
★イエズス・・・・・・・Jesus、キリスト。

イエズス会・・・・・・・Societa Jesu、カトリック修道団体1534年にロヨラがパリに創設。40年に教皇が公認し、厳
格な軍隊的組織を持ち、宗教改革による失地回復に献身。東洋への伝道にも熱心で、ザビエル、マテオーリッチも此
の会士。

ジェスイット派とも言い、室町時代の日本では「ゼススの御門派」、のち耶蘇会とも言った(コンサイス外来語辞典・三省
堂)。

1906年8月、法王ピオ10世は、「日本において、今最も必要なこととして高等教育機関が設立されるよう私は願う」と記
した書簡をイエズス会に送っている。総合的な大学づくりは、其の3世紀以上前に同じイエズス会のフランシスコ・ザビエ
ルが抱いた夢でもあった。

しかしキリスト教への厳しい弾圧や禁制で実現しないままに終わっている。法王の命をもとに派遣された3人のイエズス
会士の奔走で、13年に認可されたのが今の上智大学だ。それ以来、温かい支援が学校を支えて来た(06/4/24の朝日
新聞)。06年12/3はザビエル生誕500年祭に当るが、彼が日本に来たのはユダヤ人として商売する為だった。

とすればキリスト教と言う一面でのみ見て固定観念にしては国も歴史も危うくする。当時50万人の日本娘を火薬と引き
換えに彼等が海外に奴隷貿易で送ったのである。

家制度・・・・・・・・家には本家と分家と言う区分けがあります。本家とは、特定の先祖に近い家の事で、特に何代か
続いて来た家に対する尊称でもあった。この様に、家とは祖先から子孫へ祭りと暮らしを代々受け継ぐ場の事でした。
従って犬小屋と同列の、単なる容器ではなかった訳だ。

家とは、継続的な祭りの場として捉えるものであり、単なるネグラ・寝場所ではなかった。例えば「一家」や「家門」とは家
族、子供、家人、一族郎党が集う場であり、もしくは家には一定の信用や実績、家風、格式、或いは何がしかの収益、
資産・財産的評価があり、或いは家伝・信用による屋号や家構えがあり、其れが名家と呼ばれる家柄を作っていた。

そうすると其の家名が貴ばれる。また先祖祭りをする家があれば其の同族の家筋も栄えて良くなる。或いは、家業・家
芸・家道を元に、家元と呼ばれる家も有ります。家柄や家名を守る所は信用度も高くなり、万一困った場合でも其れが
「家質」として担保力となった。家とは、この様に好循環する存在でした。

其処から古来、家長(戸主・戸長)制度が採られた。有史以来の家族制度は、例えばローマ法の「家父権」に見られるよ
うに、家族の生命財産に対して家長が絶対的な支配権を持っていたケースも有った。いや、持たせたのです。そうする
事で徴税の手間を省いた。

現在、消費税は個人が払う仕組みであるが、所得税や市民税などは家単位で掛ける税金です。其の点、封建時代は
家長一人に相続させて其処から徴収した。各個人から取るより、家や氏族、或いは組単位で納税させたほうが手間が
省けた。民衆にとっても、そうした幅のある概念のほうが助かっていた。

律令時代の口分田など、班田収授法の口分田制度以来、お上から認められた土地を守る方が、新規開拓よりも売買
よりも楽でした。よって、一度手にした農地を守るために先祖たちは「一所懸命」働いた。此れを言葉だけの喩え話と理
解してはならない。農地を守るのは従であり、先祖祭りの地を守るのが主だったのである。

この為に、昔から日本人は「人が命を懸けて一所を守り、一生働いて」来た。其の結果として例えば天皇家は2000年、
徳川家は400年続いた。其れは表立って支配した期間であって見えない期間の方がもっと永い。其れが今尚滅びる事
無く当たり前のように続いているのが世界の例外として日本だけである。

現代人は法人と比べて個人の家を全く評価しないが、其の企業の継続性を個人の家と比べて見た事が有るだろうか。
企業は薄っぺらに広がるのは早いが、企業生命50年である。其の仕事に一生を懸けるとしたら、何とも空しいのでは
ないか。日本もシナでも、太古から家は先祖祭り、国は祭り事を基本(祭政一致の理法)として来ました。

其の伝統を破って、祭政分離・政教分離と言う蛮族・西洋式尻軽システムを採り入れた結果として、日本の家や国家は
其の存在価値が基本から崩れ、家も国家も今正に崩壊を迎えている。此れは火を見るより明らかである。

家制度批判の問題・・・・・・氏素性を云々するなど、「時代錯誤」として排斥するのが今の常識である。確かに家制
度には問題もあった。だが伝統と言う形で、長い間かけて築き上げた経験則を、目新しい渡来史観で拙速に葬り去る
事が果たして良かったのかどうか。

モノカネ主義から見れば、目に見えない先祖の事等に煩わされるのは不合理で迷惑な事でしかない、と思って来た。其
れが誤解でした。其の第一の弊害として、「見えないモノはない」と言う観念が合理的な証拠主義とされたが、それは
「証拠がなければ何をしても良い。犯罪を犯しても分からない」と言う悪習を増やしている。

第二の弊害として、科学の力で分かったつもりでも、現実は科学的には運ばない事が一杯ある。実際、モノカネ主義に
毒された人は、決まって先祖を否定し、その程度に比例してその人には問題が起こって不幸が増加している。

先祖たちが、代々家に拘り、愛着を持って其の家を守るために一所懸命に努力し、命を懸けて死守して来た歴史に無
知で無視しているためである。結婚も育児も教育も、仕事も付き合いも全てこの「家」のためと思って離婚もせずに耐え
て頑張った人が何人も有ったとしよう。

だが子孫が其れへの理解もなく、無知のまま単に否定する以上、彼が次は先祖から否定され、警告を受け、やがて失
脚させられるのは当然です。誰しも人生には喜怒哀楽が等しく組み込まれているとしても、人には自由があり選択肢が
ある以上、苦楽を味わうのも人生であり、其れを嫌って逃げるのもまた人生である。

けれども其の設計図から逃げ切る事は出来ず、必ず追いかけて来るのが因縁である。しかも先祖を否定した場合は
四苦八苦が倍加する、としたらどうだろう。色んな問題が同時進行的に発生して人智では解決不能の事態に追い込ま
れて行くのです。此れは仮定の話ではない。

科学立国・経済大国となった日本全体が今、そうなっているではないか。第三の弊害として学問や知識が先祖の力を
失わせた事である。例えば「宗教嫌い」と言う人は、知識や学歴があっても宗教を知らない為に問題を産む。よって偽
宗教や売国奴に汚染され易い。

例えば、宗教と違う分野でも、渡来舶来信仰家たちは決まって、「イギリスではこうだ」とか、「日本は遅れている」と言
う。そして、新学説や新製品について、まるで宣教師のように言葉巧みに彼らのイデオロギー(異教性)を刷り込んで来
るのです。こうした事実について、多くの日本人が無批判・無抵抗の側にいるから問題です。

つまり、嫌いな筈の宗教的な渡来式観念にどっぷり浸かって白人諸国の崇拝と、舶来文明賛美の側に立ってしまう結
果、日本の風土や伝統に合わないものを移入し、文化破壊の側に立つ事となった。従って当然ながら次の、「伝統は
野暮臭い」と言う人になる。

こうして渡来式感染者が増えた結果、日本人は殆ど、自分の頭で考える事を忘れて、彼らの言葉をオウムのように繰
り返して他人に吹き込むロボットとなり、彼らの収奪のために意のままにスピードや数字で操られる事に何の抵抗力も
失って来ました。

従って、そうした人種は、其の程度に比例して自分の家を否定し、先祖の力を弱め、また其の程度に比例して多くの難
問を抱えて自立出来なくなり、其の分を社会により依存しようとするのみならず、家族たちを取り返しのつかない事態に
しているのです。

▲ES細胞・・・・・・・あらゆる組織や臓器に分化する可能性のあるヒトの胚性幹細胞。と言う触れ込みで2004/2/12、ソ
ウル大学などがヒトクローン胚による「ES細胞」の作成に成功したと発表した。此の夢のような細胞によって再生医療
になると期待されたが、無論、倫理面からも異論が多かった。

しかも後日(05/12月)、データの捏造があったと疑われ始め、結局韓国は此れを全面否定し、撤回すると言う事態にな
った。韓国は国を挙げてソウル大学の黄教授の研究を助成・推進して来たが、06/1/10には「ES細胞と言うのは存在
しない」とし、此れは韓国の恥晒しであり、科学者全体に汚点を残したと発表した。

▲イオマンテ・・・・・・・アイヌの熊祭り。熊の復活再生を祈るもので年に1〜2回行ったが、今は観光としてシーズン中は
毎日のようにする事となった。

★イオン・・・・・・・・

▲イオン液体・・・・・・・室温で液状になっているため揮発しない。熱に強く燃えない。だが電気を通すと言う液体。鉄イオ
ンを含めれば磁石にもくっつく。合成は簡単だが分からない事が多く、乾電池やハイブリッド車などへの応用など此れ
からの研究に期待が集まっている(06/3/24の朝日記事より)。

医学の間違い・・・・・下記の「医方」も参照。

▲医学は間違った科学・・・・・・つまり非科学である。自然は完全である。だが人類の作った科学は不完全である。よっ
て其の中の医学と言う科学もまた不完全である。従って医学が進める臓器移植や人工臓器は危険であり、其れに期
待する患者を悪魔的に仕上げ、また其れをエサ、つまりビジネスとして集まる動きはより厳しい問題を生むだろう。

自然界の中の人体もまた完全なる存在です。例えば人体は、腹が減った時に適当に食べていれば80年間も働き続け
る事が出来ます。動物の体はもっと精巧かつ高性能です。ハエや蚊の発生や活動を見ても、人類の科学技術が遠く及
ばない事が分かる。彼らの助けとなる科学は何もありません。自然界はこの様に完全であり、永久機関である。

だが科学技術ではハエや蚊を一匹も作れず、また永久機関も作れない。だから生物に対して、医学と言う幼稚なメス
や薬物を入れる事が如何に間違っているかを知るべきではないか。人体は神が創ったものであり、物理や機械より上
の存在なのですから・・・・。

日本は戦後「長寿国」と言われるようになった。此れは「医学の進歩があったからだ」と日本人は信じて疑わない。で
も其れについて二点を指摘して反論する。一つは統計基準の誤魔化しがある事。次は戦中戦後の粗食と重労働が貢
献したから結果として日本人が健康・長寿を維持出来たのである。先の指摘では先ず「出生届」の嘘である。

出産時の死亡率が高いので、どの先進国も短期日に設定しているのに対して、日本は二週間以内に設定している。こ
の為、死亡者を足切りして平均年齢を大幅に高める効果となっている。次は戦中派が食糧難の中、牛馬の如く過酷な
労働を続けるなど苦難の時代を生き抜いて来た。

その粗食と重労働が今の高齢者の健康長寿の維持に寄与しているだけであって、決して「医学の貢献」が有ったとは
言えないのだ。医学は、医学機器と集金体制が進歩しただけであり、日本に年寄りが多いのは事実としても「長寿国」
は嘘なのです。

▲円系図の項目で述べる通り、先祖は完全な存在であるが故に、人はこの世で日々生かされている訳です。所が人の
する事に完全は期し難く、医学と言えども其の例外ではない。医学に絶対や完全はなく、従って全面的に信頼するのは
禁物です。所が多くの人が完全に「医学信心」に嵌っているので、此処では一般論ではなくて敢えて逆説を述べる。

古の医学は和方であり、其れに対してシナの其れを漢方と言う様に医学は方位でした。薬師如来も暦と方位の神だっ
たが、やがて薬屋がこの薬師を宣伝したために以来、「薬師」が薬上、薬王菩薩と混同され、或いは「医王」(大医王仏)
と言う医学の専門仏と化した(「本草」または「漢方」、「薬師如来」を参照)。

現代人は「医学が飛躍的に進歩した」と信じているが、其れは事実に反するから単に医学迷信と言う。確かに医学機
器は進歩したものの、現代医学の基本が対症療法であり、軍医学であるから奴隷の治療には素早いが、健康問題は
苦手である。病理を誤解したまま治療法まで誤解しているために実際に病気を治してはいない。

病気が治らなくてはどんな医学であろうと意味がないのです。其れは洋式の病理学や生理学、及び薬理学が科学的に
見えて実は非科学的であるからだ。よって病気を治せずに徒に病名と病人を増やし、医療費を増やして、其の上に権
益独占の大学医局や医師会と言う「白い巨塔」や医療機関を築き上げたに過ぎない。

要するに医者は方術を知らなくても仁術で人気を取り、病気を治さず病名と患者と売り上げとを増やし金を稼ぐ稼業で
ある。従って当然「医は算術」と評される訳だ。「医は仁術から算術」に転換して機械化とビジネス化に成功しただけで
あって、此れを「医学の進歩」と見るのは誤解である。従って大抵の場合、注射を打っても薬を飲んでも効かない。

譬え国家予算が49兆円に対して、医療費が其れに肩を並べても水虫や風邪さえ治せないのです。既に日本国内には
別の国家のような巨大機関が出来ている。其処は医療費として独占的に31兆円を稼ぐ医療業界として「白い巨塔」に
成り上がった。

此れは事実であるが、其れを「医学の進歩」と見るなら誤解である。例えば医学では血が濁れば病気になると言う病理
までは理解している。だが血は先祖霊と言う見えない存在が結晶化したものです。それに対して医学は、例えば赤血球
は小さな細胞として、1_立方中に500万個も活動していると見ているが、その様な近視眼的見方では正解ではない。

今の医学や科学では一滴の血も髪の毛一本すら作れないのですから分かった事にはならないのです。血は霊的なモノ
が物質化・生物化した実に神秘な存在ですから、此れが「命の源」ともなるのです。如何に科学や医学が進歩しても人
工的にこれと同じ血液は作れません。

さて社会保障給付費は100年後には506兆円になると言う(04/10/15毎日)。医学の力で全国から病気を絶滅させた
のなら医学の成功と言えようが、実質49兆円の国家予算に対して、年間の医療費31兆円(H13年度)を食らって逆に
「一億総病人」の世を現出させた。

此れは其の程度の医療のレベルの所に巨費を与えた結果、医道が無道となり、文明社会に巣食う怪物化しただけで
あって、決して医学の進歩発展ではなく、失敗か退廃である。

ですから更にアメリカ社会が人体組織を商品化したのを習って傷害罪にも等しい臓器ビジネスに医業の存続を賭けよ
うとし、或いはヒトゲノムの解析から予防医学で未来を騙っているが、無法地帯の生命倫理で無道を推し進める彼らに
期待するのは無理な事である。医者は本来、他人にアドバイス、もしくは手を貸す程度の役目でしかなかった。

本人が折角遭遇した因縁の解消の機会を、他人が銭を取って邪魔してはならない。所が今の医療は巨費と人命を支
配する巨悪利権集団と化してしまったのだが、古代にも其れが跋扈し、此れを仏陀が戒めたのがダキニ天(「稲荷」を
参照)の話として伝わる。

医学については下記の「医方」、「ES細胞」、または「健康とは」、及び「天人相関の理」、「祓い」、「病」、或いは「霊主
体従の理」「患い」を参照。もしくは、▲東洋医学・正体波動法で治療指導をして下さる先生を紹介する・・・・・・・

医学迷信・・・・・医学は今でも「医方」と言うように古くは方位学から派生したものです。とすれば方位を無視した医学
では真理から外れ、一応は経験則としての対症療法や生理・薬理・病理学があっても非科学になっている。しかし尚も
そうした医学を信じ、或いは期待して医学に頼るのが大多数です。

体に触れなくても江戸時代まで治して来た実績が有る。しかしもし其れをすれば民間療法と蔑視し、時には医師法と薬
事法違反で摘発して罪人に仕上げてしまう。簡単に治した有能な功労者を罪人にすると言う極端な一神教信者になる
のです。ですから今は野蛮な切開手術を進歩した西洋医学と信じるようになった。

病気を治せなくても薬屋も保険業界も医療業界の巨大化も成り立っています。こうした有様を医学迷信と言う。


★イカヅチ(雷)・・・・・・雷神を参照。

雷ヶ丘・・・・・・・明日香村の小墾田宮跡の近くに有る何の変哲も無い丘。雷丘(いかづちノおか)とも呼ぶ。「雷丘」
は、第21代雄略(ゆうりゃく)天皇の随身、少子部栖軽(ちいさこべノすがる)が、461年(雄略天皇6年)7月天皇と皇
后の同衾(どうきん)中に雷が鳴った。

其処へ栖軽が参入し、慌てふためいた天皇が、バツ(テレ)隠しに雷を捕らえて来る様に命じて、雷を捕まえた丘です
barakan1.exblog.jp/m2005-10-01/ - 173k 「長生きも芸のうち日記」より引用。因みに少子部の関係先は和歌山市鳴
神の近くの岡部神社にもある。

怒り・・・・・・怒りは嬉しさや喜びとは違う。満足とも遠い。寧ろ、不満の時に怒るものですが、このような掴み所のない
感情を上手く表現すれば芸術家の力量が高く評価されます。其処で彼らは人により時代により様々な怒りを表現しよう
と工夫しました。

一番分かり易いのが雷ですが、此れは気まぐれにしか現れないし、其の雷にしても芸術的に具象化するのは中々難し
い。此のため西洋のキリスト教の芸術家たちは髑髏で敵を脅したのですが、心優しい日本の仏師たちは世間の何処に
でもいるウルサ型の親父の顔を思い浮かべて彫り込んだ。

其れが例えば憤怒の形相の不動尊(別項参照)とか仁王(金剛陸士を参照)像の姿に刻んで完成させた。彼らを使っ
て、「仏法に逆らえばこうなるゾー」と見せようとしたのでした(うるさ型の筆者の邪推ですが・・・)。






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