http://hijiri.tamajiri.com 「日知り事典」 page196.html (未定稿) ![]() 日知り事典 言語〜権力 ◆言語・・・・・・・鳥やサルでも人類でも他と社会生活する上には言葉のような意思媒介(通信)手段が必要となる。世 界的に人類は現在6000種の言語を伝えると言われる。ただ長い歴史を通じて動物との暮らしをして来た遊牧民の発 声は動物の鳴き声に近い言語しか使わない。 其れに対して、人との暮らしが多い地域は人間社会で洗練された発音と言語を発展させた。そうした中で、歴史的にも 文法的にも、其れに音韻や全体を秩序立てる語彙(ゴイ)にしても、更に文字についても日本語に勝る言語はない。こ れは世界に比類ない伝統文化であり、精神的な歴史遺産である。 日本語以外の言語は何れも歴史的・地理的特質がある筈なので、方言として各地域で愛着をもって守って行くべきで あるものの、その20〜50%が瀕死の状態であり、その75〜40%が危機的状況にあり、残りの5〜10%が安泰であ ると言われる。 安泰の中には日本語も含まれているものの、欧米化とグローバル化に加えて、最近のインターネット化によって世界の 言語は益々英米語に集約されて行くため、日本語も危ういと言われている(「ことたま」を参照)。 因みに、世界で一番話されている言葉に付いて以下、引用すれば テーマ:ブログhttp://images.google.co.jp/imgres?imgurl=http://ameblo.jp/user_images/58/18/10001343557.gif& imgrefurl=http://ameblo.jp/kazuasobi/&h=325&w=334&sz=9&tbnid=9bTxcIKKhRkAVM:&tbnh=111&tbnw=115&hl=ja& start=5&prev=/images%3Fq%3D%25E6%2595%25B0%25E5%25AD%2597%25E3%2583%2591%25E3%2582%25BA%25E3% 2583%25AB%26svnum%3D10%26hl%3Dja%26lr%3D%26sa%3DG 良くクイズに出る問題です。一見、英語と答えてしまいがちですが、どの国の人口が一番多いかを考えれば答えはおの ずから中国となります・・・・ここで、世界で話されている言葉の順番を概観してみますと・・・・・中国語:10億人/英語:3億5 千万人/スペイコ語:2億5千万人/ヒンディー語:2億人/アラビア語:1億5千万人/ベンガル語:1億5千万人 ロシア語:1億5千万人/ポルトガル語:1億3.5千万人/日本語:1億2千万人/ドイツ語:1億人/フランス語:7千万人/パンジャーブ語:7千 万人/ジャワ語:6.5千万人/ビハーリ語:6.5千万人/イタリア語:6千万人/朝鮮語:6千万人/タルグ語:5.5千万人/タミル語:5.5千万人 マラーティー語:5千万人/ベトナム語:5千万人・・・・となります。 ここでインドの人口が多いのにインド語が現れていないのは、インドには16種類以上の言語があるためです。インドで 人口が多い民族について見ると、ヒンディー語/ベンガル語/パンジャーブ語/ビハーリ語/テルグ語/タミル語/マラーティー語となり、 合計すると インド語系の主な言語の合計は6億4500万人となります。 今後、中国において少子化政策が行われており、インドの人口が急増することが予想されています・・・なお、タミル語は 現在のスリランカ(旧セイロン)及び南インドを指します。日本語のルーツ(農業関係)がタミル語にあるとする説が提案されて いますが・・・引用・以上。 ◆元号・・・・・・・645孝徳天皇が大化元年としたのが始まり。次に目出度い事があり白雉ちとした。その後、701年には 文武天皇が大宝とした。以来元号は天変地異の場合にも改元されながら今まで続けられて来た。改元は天皇の詔に よって決められたが、例外として家康が元和に決めた。 以来、新将軍が決まった場合も改元が行われた。出典は伝統的に何れも漢書からである。明治の元号も周易から採 った。明治には「一世一元制」を明文化した。昭和は書経から採ったが戦争ばかり続いた。其処で昭和54/6/6元号法 を成立させた。其の内容は天皇ではなく、内閣が政令で定めるとした。 平成は史記と書経から採った。日本の元号の歴史は1300年、平成は247番目の元号になった(以上は読売TV06/6/6 の「今日は何の日」より引用)。 ◆けんさ・・・・・・・ ★原罪・・・・原罪とは神に背く罪、つまり不信仰のこと。神を信じない者は、喩え道徳的・法律的に正しい人間であって も全て罪人である、と言うもの。この原罪から赦されるためには、イエスがキリストとして全ての人間に代わって其の罪 を負い、十字架の上で死んだ事を信ずる以外にない、とするものである。 ただ原罪は、キリスト教の基本思想であっても其の他の宗教や日本人には無縁の概念です。物事や人の行為に善悪 はない。元々善悪は分割不能の一元的な存在だからです。従って仮に「善・悪」があったとしても、其れを決めて裁ける のは神だけである。其の点について聖書にはアダムとイブの起源で「天国からの追放」として載せている。 イブが蛇(龍を参照)に唆されて禁断の木の実を食べた。其れを食べれば人も「善悪を知る」ようになると言われた。た だ其れは神の意思に反した行為であり、従って以後の人類が出産の苦しみと「死」と言う原罪を背負ったとする。しかし 其の宿命もイエス・キリストの磔たつ刑によって購(あがな)われた、と言って成立したのがキリスト教だった。 所謂、「贖罪符」(免罪符)の専売組織として「キリストを信仰すれば救われる」とか、「原罪から逃れて天国に行く資格 が与えられる」と保証する機関(バチカン)となった訳である(祓いを参照)。しかし真の「祓い」を誤解させる原罪意識を 強く植えつけられたクリスチャンたちは皆、敬虔な信仰心を持つ。 だが皮肉にも十字軍から近代まで見ても、彼らがした行為は原罪の上に重罪を重ねて来た。善悪二元論で白と黒とを 差別するように敵か見方かを作り上げ、教会と悪魔、或いは資本家と労働者を対立させ、米ソ対立も作った。虚構の 観念を振り回して正義をつくり、民主化やグローバル化と言う観念で他国に「正義」を広げた。 其れに逆らう国は敵国と決め付けて戦争を仕掛け、殺戮と破壊を続けた。今は何かにつけて米国にすりよりながら中 国にも与して自虐的に靖国批判をする日本人が多いが、原爆投下やパレスチナやイラクでも破壊と殺戮を続けるのは 仏教や儒教、其れに靖国神社などではない。 日本神道が手を貸している事ではなくて神のように振舞うユダヤキリスト教徒の一味である。彼等が一体何をしたの か。例えば原爆投下にバチカンがゴーサインを出して米国が投下して30万人を無差別虐殺したが、放射能物質は瞬時 に拡散して残留している。半減期は最も短期間の234Uで25万年、Puで24360年である。 此れが益々少子化に拍車を掛けるのか。其れにDNAや胎児にどんな影響を及ぼすのか。いや米国は大和民族其の ものを半永久的に地球上から抹殺しようとした事になる。此の実験により25万年先にはどうなるか。其れ(被爆障害) は未だ不明であるものの、その間は米国やキリスト教圏の前科として苛まれるに違いない。 キリスト教では原罪を言うが、20世紀には更に重罪を犯した事に気づかなければならない。此れが彼らの犯し易い宿 命であり因縁である(キリスト教を参照)。 ★原子核(電子殻)・・・・・・「相似性」を参照。 ◆言辞・・・・・・・・英語は人間的ではなくて動物的な言辞、及び機械化デジタル化し易い単純な言辞である(「三族の言 辞」を参照)。 ◆源氏の出自・・・・・・・源氏の由来は嵯峨天皇の皇子が朝臣に下って源信(まこと)や源融(とおる)などに賜姓してから である。源信、源融、そして仁明天皇の皇子で源氏物語の源光(光源氏)も左大臣になった。とすれば「みなもと」とは皇 子が臣に下った源と言う意味だと言える。 しかし其れなら氏神を嵯峨天皇にすべきであろうが、実は八幡神、即ち応神天皇であるから矛盾する。応神天皇の和 名は誉田別命と言い、古里の一つが羽曳野市だった。其処に今も誉田八幡宮や壺井八幡があり、源家三代の塚もあ る。其れは後の世代の八幡太郎義家ほか義時を含めた三〜四代の墓地である。 だが、此処で「みなもと」の意味が実は水源地と言う意味と解釈すればどうなるか。古市から石川を遡れば河内長野に 至る。つまり山本が「みなもと」である。此処に平安後期に源氏の行家がいた。そして実は此処が、大和朝廷の源とな った蘇我石川麻呂以下、石川源氏の里である(歳時記の「2/1聖徳太子」を参照)。 ◆源氏長者・・・・・・・日本の価値観は古来、モノカネ主義でも武力でもなく、血筋や氏素性の重視でした。日本は此 れまでの長い歴史の中で、世界で一番、この血筋を守って来たし、先祖神を尊んで来た為に永い歴史を刻んだ。特に 古の日本では永く母系制を採っていた。 その後の天皇家や貴族、其れに全国一ノ宮の神主家や官職、或いは大名やその他の役職は原則として母系ではなく 父系となり、氏姓の門閥、族閥を採り、しかも世襲制となった。世襲して一族を守ったのが各地・各時代の棟梁、長者、 そして例えば丹貫首、木曾冠者(義仲)などだったろう。 だが現代日本になると神を否定し、銭金だけを価値基準とするようになった。こうなると血筋、世襲、門閥の軽視と否定 が正義となるので適性を欠いた人が入れ替わるだけの社会となる。よって真の進歩はなくなり、また病気が増える事と なった。其れを避けるために日本では古来、「大義名分」や筋目を問い、重んじて来たのです。 従って其れらが立たなければどんな志も世間には認められず、世間は動かなかった。天皇家が血筋の頂点に有り、そ の下に貴族がいたが、主流は源平藤橘の四氏族であり、官位もまたこうした貴族に占められていた。其の中で、武力 だけで国を取り天下を取っても他の領主や民は従わなかった。 血筋重視の社会で、ある頭目が例えば「利で動いた」と分かれば世間からは侮あなどられ、臣にも衆にも背かれる事とな る。確かに天下は武力の「天の時、地の利、人の和」で制せられたようにも言われる。けれども利(打算)に聡く、其れ で動くならば人の和は保たれず、従って天下を制する立場にはなれなかったのだ。 其の点で例えば先の源氏は八幡太郎義家の時に私財を以って賞した。朝廷がつべこべ言って鎮守府将軍と共に後三 年の役に働いた者に論賞しなかったからだ。爾来、源氏が東国に勢威を張る。のみならず西国でも義家人気が高ま り、逆に自領を寄進する者が後を絶たなくなった。朝廷は苦りきって屡其の禁止令を出した。 さて戦国時代と言えども武家は官位が欲しかった。其の点、信長は平信長を名乗ったのに対して、次の秀吉は無位無 官だった。姓氏は朝廷から授かった姓(かばね)であるから変更しないが、苗字は何回でも変更できた。其処で秀吉は 木下から羽柴を名乗り、次には無理やり関白になった(「血筋」を参照)。 でも官位や姓氏の売買は次の家康のケースも含めて、血筋重視の世間を欺く行為であり、我が国の伝統からすれば 例外的な問題である。秀吉はまだ無位無官だった当時、家康は従三位だった。秀吉軍八万が家康軍二万に敗れた 時、和議交渉を求める秀吉に家康は動じなかった。此れは勝敗も官位も家康側に分が有ったからだ。 其処で秀吉は強引に関白職を手に入れて家康を制す立場に立とうとした。並居る豪族や武将の上に立つには、彼らの 持たない官位、即ち天皇の権威を傘に使って臨む必要があった。後に秀吉は関白になり、家康が従三位のままのと き、秀吉の策によって北条氏の旧領地である「江戸替え」を命じた。 関東に家康を領地替えした事は、領民の反乱の鎮圧が狙いだったろう。家康の出自(素性)は通説では賀茂姓・松平 氏である。北条の残党のいる関八州を制するにはそんな神孫系よりも鎌倉殿、つまり源氏の棟梁になり変わる必要が あった。しかも其れは、頼朝の後の足利とは別系の、源氏の頭目に立ってこそ「大義名分」が成り立つ。 其処で新田系源氏を名乗る事になった。頼朝が作った前例から、彼は「吾妻鏡」を熟読して源氏長者を目指した。歴代 の源氏長者の中で、足利義満は当時の民国との文書で「日本国王」の称号を使った。源氏長者には其れほどの権威 が有り、源氏一族の官位や序列を決める権限もあったが、室町以後は其れを公家が持っていた。 秀吉亡き後、家康はやっと正二位に上る事で、五大老の席では此れでダントツの地位だったために内府(内大臣)の 官位で臨み、朝鮮出兵を止める役割をした。同時に関ケ原の戦いでも優位に立つ事が出来たが、其のときは後陽成 天皇から征夷大将軍の宣旨を得ていた。しかし関白よりは下である。 よって家康はどうしても、源氏長者を目指すしかなかった。慶長7〜8年、家康は朝廷から従一位(1602)を認めら れ、よって征夷大将軍・内大臣・従一位・源朝臣と名乗り、同時に源氏長者と認められた。ここでやっと関白よりも上位 に立てたのである。大阪夏の陣により秀頼が自刃したので、家康は武家と公家の双方の頂点に立つ事となった。 其れが禁中並びに公家・武家諸法度の制定(1615)である。とすれば源氏長者は単なる一族の長や武家の棟梁では なかった事が分かる。この源氏長者と征夷大将軍との二つの地位は徳川時代、代々世襲で伝えられた(この項目に関 しては04/7/7のNHKテレビ、「其のとき歴史は動いた」を参考とした)。 ★拳銃・・・・・・・ピストル。ハジキ。ヤクザはチャカとも言う。拳に納まる銃。長銃・小銃(ライフル)に対してピストルは短 銃の一つなので、冗談ではピストルが男性器を意味する場合もある。 ◆現象・・・・・・・・ ▲玄奘三蔵・・・・・インドを慕ってシナからはシルクロードを越えて399年にホッケ(法顕)が往還し、次に7cにはチゴン (雲華)と言う高僧が向かい、戻って華厳宗の基礎を築いた。また太宗の時代には玄奘三蔵が26歳で長安からトルファ ンへ1年掛けて歩き、水のない熱砂の海を歩いてクチャ(クマラジャが生まれた国)に至った。 其処からルンビニ(ネパール)を経て北インドへ出た。ルンビニは釈迦誕生地、またクシャガラが入滅地であったから だ。ブッダガヤーは釈迦が悟りを開いた地である(つまり仏教発祥の地)。其処から彼は16年後に戻った。般若経や菩 薩蔵経、瑜伽師地論、西遊記、・・・・など何百巻もの経典をシナに持ち帰り、太宗離宮で翻訳に没頭した。 やがて長安の北、黄帝陵の近くで664/2/5入滅した。彼の弟子が道昭であり、日本に来て薬師寺を開いたが700/3/10 入寂して日本では初めて火葬された。因みに般若の言う空は無心、つまり他者と自分とを分けず一つの心になる事 (06/3/26NHK教育TVで龍源寺住職・松原哲明師)。 ★原子炉・・・・・・・ウランやプルトニウムの核分裂を継続的に行って熱エネルギーを取り出す装置(「エネルギー」、「ク ォーク」、及び「原発」を参照)。 ◆現状肯定・・・・・・・・世の中、中々思うようには行きません。よって人は何かに望みを託すとか不平不満を持つ。不 満がある人は問題が何かを捉え、其れを改革して現状を打破しようとする。また逆に、保守的に現状(今の地位や暮ら し)を維持しようとする人もある。 そうした中で、今の状態に不満もあるが敢えて満足し、充足感を得ようとするのが現状是認、現状肯定の生き方であ る。此れは平凡な生き方であるから「詰まらない」と思うだろうが実は大切な事です。何故なら過去は完全であるから成 立した。とすれば今は過去の結果であり、従って完全な結果であると判明するからです。 よって今、何かに不満があるとすれば過去の因子を知るべきである。其れを知ろうとせずに、不満の矛先を他に向け たり、責任を転嫁して社会を糾弾して見ても問題は解決しない。其れは自分の問題であるからです。論理的にはそうな のですが、人は感情の動物ですから中々難しいのですね。 ◆現世・・・・・・・・この世。 ◆・・・・・・・・ ◆建設・・・・・・・・ ◆建設・建築業界・・・・・・・工と言う字は天地を繋ぐ意味である。とすれば昔の大工は聖人だった。竹之内文書では 天皇も棟梁として記録されているし、イエス・キリストの父も大工だった。だからずっと時代が下って、例えば戦国時代に 城の石垣を築いた安濃の石工たちも仕事への打ち込み方は聖人並だったと言えよう。 彼らは「もし万一崩れたら切腹」の覚悟で仕事をしたに違いない。しかも其れは矢玉の飛び交う野戦の只中の現場で、 或いは納期も切迫して追い立てられての仕事であったろう。それでも彼らの造ったものは400年、ビクともしない。それ に比べて今はどうか。「コンクリートは半永久的だ」と触れ込んで施主を騙した。 だがコンクリートは日本の気候風土に合わず、数十年も持たない代物だった。所が、先のような石垣ではコンクリートよ りも強度がないからとして今の法律では違法建築にしてしまう。其の点で建築基準法や宅造法にも大きな矛盾と欠陥 がある。渡来の取り分け西洋建築を先進文明と誤解して日本で模倣したお上の施策は愚策でした。 ともあれ其の効あってか、洋式建築物が巷に溢れる時代となり、日本に居ながらにして毎日外国に居る気分になれる ものの弊害のほうが大きい。例えば地震の都度、脆くも崩れるのは後者であって、昔の石垣は大して被害を出していな いのだ。 コンクリートは日本の気候風土に合わず、数十年も持たないが、和風建築ならば数百年前の寺社や民家が日本には 珍しくない。昔の大工は例えば地鎮祭や上棟祭で天神地祇と五方位神を祭り、其の棟札の神々の名の下に棟梁の名 前を書いた。つまり神に誓って仕事をした訳です。 今でも寺社や旧家の屋根裏や柱には古い棟札が結わえ付けられている。其の建物が存在する限り、数百年先の末代 まで真価が問われ、評価されるのです。この様にして昔の大工たちは貴い職人気質と和の法に適った技術で国の宝、 民の宝を造り上げたプロ(玄人)だった。 そうした実績があるため昔から大工は自他共に職人気質の技法を伝えるプロとして信頼されて来た。プロとは銭取り 虫とは違って、自分の仕事に責任を持つ人の事である。其の点で建設業は古来、建設技術と共に後の責任が伴うもの でなければならなかった。 此のため最近までは定礎に建築会社の名前を刻み付けて責任を明らかにした事をもっと見習うべきであろう。工事の 責任は費用の補償の面でも明確にする必要が有ったので、昔は工事の親方を請負師と言った。 儲け様と損しようと一切他には迷惑を掛けないために、実力者・資産家に其の事業を請負わせて事故や何かがあった 場合は自腹を切って貰うと言う方法でした。其れに比べて今は巨大会社が多いが何れも逃げ足が早い。今は寧ろ建 設・建築などを看板にして金だけ先取りする輩である。 05年に問題化したリフォーム詐欺は氷山の一角である。でも仕事が終われば「サヨウナラ」では乞食仕事であり、プロ ではなくてお惚けトンボです。ローンカードで支払いを先に受け取って、自分たちが真っ先に旨い汁だけ吸って「後は野 となれ山となれ」とし、事故があっても保険屋の仕事にするのはプロではない。 彼らはしかもお役所を抱き込んで共犯関係を作ってしまうヤクザである。だから巨大な公共工事で箱物は乱立したもの の、何かで被害が出ればお役所も建築屋も、決まって「天災だ」と騒いで天に責任を転嫁してしまい、自分たちが救援 に向かった事例を全く耳にしない。 逃げて決して責任を取らないし、無論原因を究明する事もなく「建物が古かったからだ」とか、S57年までの「前の基準 で作ったからだ」と嘯きます。耐震基準は昭和56年に改正、その後、阪神大震災では8割の犠牲者が倒壊家屋の下 敷きになったために平成12年にも改正された。 其の上に今回、平成17(05)年には建築(耐震)偽装問題が発覚した。しかも基準が合っていても「手抜き」工事が多 いため業界への不信感が高まった。問題があと三点有る。先ず@シャブコン、次にA過密配筋、そしてBスリットであ る。@シャブコンとは生コンを水で薄めたものだから強度不足になる。 次にA過密配筋とは、容積率や高さ制限などで鉄筋を過密にすれば、計算強度が1であってもコンクリートが入らず、 実質強度が落ちてしまう。このため最近の台湾の地震では大きな被害を出した。そしてBスリットとは隙間を増やす構 造である。必要な壁を抜いて本体を軽くすれば計算上は強度を1に出来ると言う無茶クチャな工法である。 建物は柱と壁で支えるものですが、其れを抜けば手間もコストも安上がりで出来るが、一寸した地震でふら付き、大揺 れに揺れる(06/4/14のNHK総合TVクローズアップ」より一部引用)。 各地で地震が続いたが建築業界からは救援に駆けつけず、責任を負ったと言う話も聞かない。だから見かねた人たち がボランティアで駆けつける。そして最後は必ず自衛隊に後始末をさせる始末です。だが自衛隊はゴミ処理業者ではな かった筈だ(「防災」を参照)。 ◆昔の大工は宝を残したが、このように今の業者は犠牲者を作り出して粗大ゴミと問題を残す存在になっているので はないか。ですから例えば次に地震が有ったら、「前の基準」の言い訳も通らず保険では犠牲者の命も戻らない筈だ が、矢張り彼らはまた次の言い訳を考えて施主(持ち主)のせいにでもするのだろうか。 そして言い訳に困れば、「建物を作ったのは天だ」とでも言うつもりか。彼らが大量消費を煽ったとは言わないが、スク ラップアンドビルド方式とドンブリ勘定と欲の突っ張りあいでゴリ押しして取った仕事で建設した後は、大量ゴミとなった 事を彼ら自身がすっかり忘れているとすればヤクザ稼業だ。 ヤクザならば筋くらいは通すが筋も道理も無く、暴力的で口煩いだけで詰め腹も斬られないとすればヤタケタの、言わ ばヤクザが腐ったようなものではないか。ヤクザでも始末が悪いのに、其れが腐った手合いがやっているなら煮ても焼 いても食えない。洋式学歴だけでヤタケタの上に乗っかっている経営者も、ピンハネかリストラしか出来ない。 或いは大工の棟梁の技術ではなくて談合の芸しかないとすれば空しい。05/12/16の橋梁談合疑惑の初公判では 道路公団関係の被告12人に対して弁護士90人が溢れた。下記の姉葉偽装問題の最中に彼らはヤタケタは別と思っ たのだろうが全く反省の態度がない。 続いて06/6/8にはシンドラー社のエレベーターが死亡事故とトラブル続きであり、同社の製品が国内に8000基も動いて いる事が分かった。此れでメーカーも建設・設計・施工業者もメンテナンス業者も何れも杜撰であった事が暴露した。 こうした状況では官界・建築業界共に明日は無いだろう。またそうした悪徳トンボを支えて来たのが「新品崇拝」と「新式 舶来信者」・お惚け進化論を分かったつもりの日本人とすれば何もかにも正反対です。 アスベスト公害でも石綿メーカーは製造責任を取ろうとしているが、其れを施工した建築業界が口を噤んで黙りこんで いる。国の責任として税金から出させるつもりか。其れとも何社が名乗り出てどのように責任を取るのか見ものである。 ヤクザではなく是非、花も実もある男になって貰いたい。 そう言ったものの、05/11には姉歯一級建築設計事務所が構造計算書を強度偽装していた事が発覚した。被害は拡 大し、11/24には九州の木村建設が破産した(建築は余りに問題が多いので偽装問題を別項に移した)。 もし今回、偽装が見つからなかったら事態はもっと広がり深刻な状況や大事故になっていただろう。其れが見つかり悪 質業者が駆逐され、大掃除で腐敗が減れば、マトモナ業者が助かる筈です。今こそミソギ(大掃除)する時であり、其れ が無理ならお役所も業界も外資に売り飛ばしてはどうか。無論「お役所」は元々存在しなくても良い所だが・・・・。 例えばその後の06/2月には防衛施設庁とゼネコンとの官業癒着が露呈した。米軍施設では官製談合が暴露した。 今までも談合のトップは土木建設業界であるが、今後も次々と其れが出て来るだろう。其れは其のトップのお役所を潰 さなければ絶滅出来ないと言うのだろうか。 ◆元素・・・・・・・・06年には露の加速器により米国ローレンスリバモア研究所が陽子118ヶ中性子176ヶの最も重い新元 素を生成。但し此の新元素が存在した時間は9/約1万・秒。アルファー線を出して崩壊し、原子番号116の元素になっ たと言う。05年2-6月に原子番号20のカルシウムと同98のカリホルニウムとを衝突させた。 此の過程で原子番号113,114(ウンウンクアジウム)、115、116(ウンウンヘキシウム),118の5種類の新元素が出来たと 見ている。此のうち113番は、04年に日本の理化学研究所が既に生成に成功している(06/10/17朝日より引用)。 ◆けんた・・・・・・・・ ◆現代・・・・・・・ ◆現代文明社会・・・・・・・現代文明社会は、物質文明が極度に発展した形である。それで今、誰もが幸せであるなら 何も言う事はない。だが多くが諸問題を抱えて打開不能に陥っている事実を見れば、其れは科学などの一面観や経済 価値一辺倒の価値観によって、人の心情とか自然や歴史を無視したからである。 無視したのみならず、人の欲望を駆り立てて、豊かさと便利さを追求する科学文明の為に自然界を搾取し続け、歴史 遺産を食い潰したからである。とすれば少なくとも現代文明社会(人)は、人と歴史と自然とを食い潰した上に成り立っ ている事実を直視し、自覚して感謝するか元に戻す努力をすべきである。 ◆けんち・・・・・・・・ ◆検地・・・・・・・封建時代において神からの預かり地、つまり領地を守る役職として例えば「但馬の守」となった場合 は、その領地を正しく検分し測量する事であり、秀吉も大掛かりな検地をした事が歴史的にも残っている。つまり検地 は今の固定資産税の根拠である。 奈良時代以後の税は口分田による全体の九分の一(中心部分だけ)を税とする緩やかなものであり、しかも其れは稲 作田にのみ課したものである。所がやがて四公六民とか五公五民となり、更に今は諸税が増大して全く酷税となってい る。しかも祭り事と言いながら神祭りを拒否して課税だけをするのだから法的にはどうであろうと全く欺瞞である。 さて秀吉は下克上による戦国乱世が終わって平和の有り難さが実感できた頃に刀狩りと言う事実上の武装解除を行っ た。此れまでは各々武器を持って自力救済して来た。秀吉も百姓出身であったので此れは自己否定であるとも言われ る。其れと併行して此の太閤検地を行った。 其れまでは事実上、自己申告だった。尺度もマチマチであったと言われる。其の尺度を新たな検地尺によって改めた。 検地尺には2ヶ所に×印があり、其れを目安に検地縄や検地棒(棹)を作った。此れは其れまでの1尺36cmを30cmに 縮めたものだった。従って農地の面積は同じであるのに帳簿上だけ面積が2割も増える事となった。 つまり実質的に2割の増税を計った。ただ農民にとっては耕作権を認めて貰う意味にもなった。当時の検地とは尺度の 改正、面積の確定、収穫量の査定、耕作者の特定であった。耕作者の特定とは耕作権を保証する代わりに納税者を 特定する事を意味した。 此れによって1地1作人と言う確定をして百姓を土地に固定化する政策となった。具体的には石田三成が検地奉行とな って事を進めた。各大名も奉行を置いて行った。此れにより全国の石高が決まり、石高制によって豊臣政権はより豊 富な税収により財政が安定した。 其れまでは自己申告と自力救済の時代でした。其れに対して秀吉は大名たちに惣無事令を出して領国を安堵する形 で天下統一を成し遂げだが、其の次の政策が刀狩りと検地だった。此れで庶民を武士と百姓にハッキリ分離して身分 を固定する事にもなった。よって次の時代の士農工商の魁とも言える(06/9/12のNHK教育TVより大半を引用)。 ◆建築・・・・・・・・和風建築については「日本建築」を参照。 ▼建築偽装問題(建築業界の問題が余りに多いので偽装問題だけを此処に別記した)・・・・・・・既に40年前、建築 士の前川氏が入札式の発注でダンピングと其れに伴う「手抜き」が横行して「質の低下」が進んでいる事に対して「もう 黙っていられない」と警告していた(06/3/のNHKTVより引用)。 建築偽装とは耐震強度の偽装問題である。問題となった切っ掛けはマンション販売業者ヒューザー物件を設計した姉 葉建築設計士が其の事実を05年に暴露した事に始まる。 以来、連日マスコミが騒ぎ立て、監督官庁・地方自治体・民間調査(検査)会社・マンション、ビル販売業者・不動産会 社、建築主・・・・・などが入れ替わり立ち代り責任回避(タライ回し)の答弁をした。答弁で責任を取った訳ではなくて盥 回しで言い逃れをしたに過ぎない。彼らは答弁ではなくて「自分たちこそ被害者である」と弁明した。 でも其れではプロとして余りにもお粗末である。今は鉄筋だけが問題になっているが、実はシャブコンと言う安物のコン クリートを使った筈だ(12/18民放)。だがこうして彼らは、今回の事件を切っ掛けに次々と問題の実態(官界と業界 のボロ)を露呈させた。今の日本には建築士が31万人もいると分かった。 人口当たり人数では英国の4倍、フランスの5倍、米国の7倍と言う(05/12/7毎日S記事より)が、其の内で構造 設計する人が1万人程度と言う。建築家が多ければ其れだけ良質の建物を造る筈である。だが日本ではウサギ小屋 (別項を参照)を造り続けた。 此の為か米国は103年、英国が141年、フランス86年、ドイツ79年に対して日本の住宅の寿命は30年である。建売 などは築後10年で無価値(略ゼロ査定)となる(05/12/9毎日記事より)。 であれば建築士の役割が無意味だったと言える。こうした中で彼(姉葉氏)は190の物件に関わったが、今判明してい るだけで14棟のマンションの構造計算をしていた。安上がりにした半面で耐震強度が基準の30%以下のため、震度 5以下でも危険と分かった。居住者が不安となり、ホテルも営業を停止した。 所で95年の阪神大震災では無数の建物が倒壊した。その時に建設業界は「其れは昭和56(81)年に改正の耐震基 準で作ったからだ」と逃げた。しかし今回は其の「前の基準」ではなくて平成11(98)年以降の基準で作った建物であ る。其れでも偽装や「手抜き」を発見出来なければどんな建物でも安心出来ないと言う事が分かって来た。 99年の改正では民間検査がOKとなり、今や年間75万件の73%を民間検査で行っていると言う。建築確認書を検査 する役目の行政官や民間検査機関が強度偽装を見破れなかった中で、(有)アトラス設計の渡辺社長が姉葉設計士の 偽装を見抜いて指摘していた。多くの目明きメクラの中で、彼一人が目利きだったのか(「目利き」を参照)。 耐震基準以下の危険な建物・住宅は1000〜1150万戸ある(週刊新潮005/12/155号、12/18の民放)と言う。 総研や姉葉は氷山の一角である。続いて11/28日には公共工事の画像改ざんが問題となった。また産廃問題では 偽装リサイクル(リサイクルを参照)の問題もある。こうして今や建設業界全部のモラルと対応が問われている。 お役所では一般個人が窓口に行った場合は殆ど盥回しをするか、万一受け付けても厳しく審査する。或いは宅地造成 やマンション建設に住民が疑問を持ったり反対して情報開示を求めた場合、民間委託のケースでは情報公開さえしな い。所がどうだ。業者の申請には直ぐに対応し、特定業者には特に甘く、直ぐに癒着してメクラ判で通して来た。 こうした事実が次々判明した。そんな腐った行政と業者の実態を今回は姉葉氏らが暴露してくれた事になる。阪神大震 災でもお役所と業界は治外法権だった。何らの責任も負わず、尻拭いもしなかった。保険屋と自衛隊に尻拭いをさせて 逃げた形である。 毎度の事ながらお役所は問題を起こしても責任を取らずに守秘義務云々を言って逃げる利権と特権の温床である。業 者にはPL(製造物責任)法があるが、譬え住民が其の欠陥を発見したとしても其れを立証する責任が企業ではなくて 住民(消費者)個人にあると言うのでは話がアベコベであり、どうしようもない。 つまりPL法は有名無実であり、企業倫理などは見えないのです。10年間は瑕疵担保責任がある以上、業者が全面的 に責任を取るべきであって、其れを公的資金と言う税金でお手軽に誤魔化してはならない。被害者には気の毒だが個 別の救済よりも先ず公務員や業者の責任を厳しく追及し、また業界全体の連帯責任も問うべきである。 特に今回は官側の不誠実が見られた。民間は営利の追求が目的なのだから売り上げ増進かコスト削減が使命である 以上、官側が検査監督責任を責任転嫁で丸投げするかのように建築確認を民営化したのがソモソモ間違いだった。初 めから終わりまで国や自治体が責任者である。 にも拘わらず、今回も彼らは被害者の仲に入って仲裁者か裁定者か救援者のような顔をしていた。此処に欺瞞があ る。直接の責任者が無責任では責任者ではなくて共犯関係者(加害者)であろう。其の点で今回の姉葉氏やヒューザー 社長が法的には違反ではあっても、此処まで行政の怠慢と業界の腐敗を暴き立てた事になる。 其の意味では寧ろ貢献者である。其の功績を多とすれば、今回は例外的に敢えて「勲一等の働き」と讃えても良いの ではないか。もし今回、偽装が見つからなかったら大きな人身事故となっていたに違いないからだ。そうなれば事態は もっと広がり深刻な状況や大事故になっていただろう。 其れが事前に見つかり悪質業者が駆逐され、大掃除で腐敗が減れば、マトモナ業者も助かる筈です。今こそミソギ(大 掃除)する時であり、其れが無理ならお役所も業界も外資に売り飛ばしてはどうか。無論「お役所」は元々存在しなくて も良い所だが・・・・。 06/2月には防衛施設庁とゼネコンとの官業癒着が露呈した。米軍施設では官製談合が暴露した。今までも談合のト ップは土木建設業界であるが、今後も次々と其れが出て来るだろう。この不正体質は先ずトップのお役所を潰さなけれ ば絶滅出来ないと言う事だろう。 では纏めとする。検査監督責任は税金で運営するお役所の責任である。其の欠陥が民事となって出たのが今回の問 題である。であれば先ず首長と担当役人の一斉処分を断行しなければならない筈だが此れまで一切なかったのがお かしい。業界団体や大企業に天下りした方々が責任上やめた話もない。 責任も取らず辞任もせず、納税者の血税で助成をすると言う事にした。此れでお茶を濁すのは不当である。マンション には助成するがホテルやビルにはしないと言うのだから益々おかしい。 被害者には気の毒だが何れも安いからとか広く見えるからと言った尻軽の見方で買った客が馬鹿なのであって、民々 の自由取引の尻拭いまで血税で助ける必要はない。ないのにマンション住民にだけ出すのは不公平であり、しかも法 外であれば官吏の裁量・裁定権の濫用である。 だがこの種の問題の発覚で日頃真面目にやって来た業者は多忙になる筈であり、姉葉やヒューザーに感謝している事 だろう。06/4/26姉歯氏ほか関係者が別件で逮捕された。同時に政府は、今後、建築士の罰則強化、及び販売業者の 保険加入を義務付けると言う。監督義務のある役人を全く処分せず、国民側の罰則強化とは逆様である。 こんな事でお茶を濁しては国民の政府不信が高まろう。 ◆建築の神・・・・・・・土木建築の神としては大国主命(大黒天)、その他色々あるが業界関係者の参拝が多いのは三 輪明神(大神神社)と猿田彦神社である。他に聖徳太子も栃木の大田原市や兵庫の播磨では大工の神として信仰され ている。でも本当に此の方々が大工や建築の神かどうかは疑問である。 大黒様は確かに槌を片手に大きな袋に担いでおられるものの、大工には大槌よりもマサカリのほうが似合う。其れなら 足柄山の金太郎だって建築の神になれるかも知れない。だが先の方々は大工専門の技能・職能神ではなくて寧ろ、地 主神や暦方位の神でした。 このため人が建築や何かの事をする場合は先ずこうした古い神々にご挨拶して自然改造のお許しを願った。そうすれ ば多少は工事の安全・無事が叶えられると期待しても良いが、建築と言う職能神ではなかったし寧ろ道理を求める。聖 徳太子の場合も曲尺の数理を教えた方だった。 よって当然の事ながら手抜き工事まで保証する訳ではない(「地鎮祭」を参照)。 だが今はこうした神々を否定した上でゼニカネ合理主義を神とした結果に於いて、先のような建築偽装を蔓延させた。 ▼建築モデル・・・・日本の古代建築は世界一の優れた技術と職人気質(責任性)から今見るような世界に誇れる立 派な寺院や城郭建築と言う模範を残してくれていた(「普請」を参照)。所が政府や業界は、優れた日本建築に学ばず に大陸のしかも西洋建築の模倣しかしなかった。 更に戦後の建築業界は自分たちの企業を巨大化させたが阪神大震災でもその責任を取らず、辛うじて保険会社が尻 拭いした。其の上、構造計算を小手先で弄った程度の建築基準法の改正で責任の所在を誤魔化している。少なくとも 関係者は災害時に建築物が災いして人災とならないような危機管理上の工夫をしてこそ設計施工の責任者であろう。 こうした意味で政府と業界には猛省を促したい。其の点で大阪長堀橋と名古屋・栄町の建造物「オアシス21」は屋根に 川が流れる構造とした。また大阪府下に出来た狭山池博物館も屋根に池を造った。或いは05/4月に出来た首相公 邸の前庭には人工池が造られているが、其の池の底は花崗岩製で緊急時には水を抜いてヘリポートに早変わりする。 何れも100年先にはもう消滅する消耗品であろうし、後の世代から見ても下らない洋式建築物ではあるが逡巡する事 なく今の関係者は先ず是非参考にすべき点がある。何れも水を取り入れた点である。 ★原爆・・・・・・・・一定量の核物質に衝撃を与えると核分裂反応が起こる。この反応が途中で止まらずに拡大するま で閉じ込めるには臨界量と言う一定の量が必要であり、此の一連の装置が原子爆弾であり、其れに制御棒を付けた のが原子炉である。原子炉(原発)によって原爆の材料も精製する。つまり両者は一体関係のものである。 原爆を開発したのはユダヤ人科学者たちであり、それを事業化したのは、はやりユダヤ巨大財閥のロックフェラーやモ ルガンであり、原爆投下を決定したのはモルガンの番頭であるトルーマン大統領であった。「トルーマンとバーンズの陰 謀」(鳥居民氏著)には「原爆を投下するまで日本を降伏させるな」と有る。 其の狙い通り、日本への「実験」は旨く行った(被爆を参照)。 人類最初のモルモット・標的として1945/8月、マンハッタン計画の責任者のグローブス将軍が「新潟、京都、広島、小 倉、長崎」と決めていたが、ポツダムのマーシャル陸軍参謀総長が広島にB52大型爆撃機によって落としたのがリトル ボーイと呼ぶ爆弾だった。長崎には509混成群のティベッツ大佐がテニアンから運んだファットマンを落とした。 ウラン型は2つの塊りを両方一度に衝突させる構造のもので大型になる。プルトニウム型は周辺から圧縮するもので 小型高性能になる。此れらがやがて広島・長崎型原爆と言う核兵器の基本単位になった(プルトニウム、核実験を参 照)。何れにせよ原爆犠牲者の慰霊碑に彼らが懺悔しなければ、真の慰霊にはならない。 だが戦後の日本政府は驚くべき事をしている。 都市への無差別爆撃を指揮したカーチス・ルメイ少将は八幡の空爆を皮切りに45/1/20、第21爆撃団司令官としてB 29を使って焼夷弾で日本各地に大被害を与え、トルーマン大統領からの原爆投下命令を実行した(エノラ・ゲイを参照) カーチス・ルメイに対して日本政府は64年、勲一等旭日大綬章を授与した(06/3/30朝日記事より)。 此れは笑い話ではない。一番驚いたのはカーチス・ルメイ本人であろう。日本人は大東亜戦争で300万人の命をなくし たのである。今仮に戦いが終わったとしても敵にへつらう事に義憤をなくしたら犠牲者が浮かばれまい。為政者のなす べき事は遺骨収集である。其れを放置してこんな事しかしなかった。 此れを知って底抜けの「お人よし日本人」と笑うよりは、日本の歴代首相や政官財界人の多くがフリーメーソン(別項参 照)か米国の犬か売国奴である事を此処からでも気付くべきだろう。因みに米国は過去2000回以上の核実験をしてい る。 ★原発・・・・・・・1986年4月にソ連のチェルノブイリで原発事故となり9000人が死去した。自分の不始末をソ連自身で 尻拭いしないため、各国の援助によりコンクリート石棺で一時的に封じ込めたものの、20年たった今も手が付けられな い状態で危険に晒されている。其処で第二石棺計画が持ち上がり4年後に完了しようと言うのであるが・・・・・ 日本では近年、東海村の杜撰な作業で2名が死亡したが、04/8/9には、関電・美浜原発3号機で点検中の作業員 4名が死亡した。関電は例年高収益で05年も開業以来の2000億円を目論んで来たが、財務主義を優先する姿勢か ら裏では市民社会に無数の迷惑を掛けながら此れを放置した。 しかも秘密を押し隠し、被害を及ぼしても責任を取らず、他者を犠牲にした上での収奪を貫いて来た。此れが独占的公 営企業として許されて良いのだろうか。原発に限らず組織全体が既に腐っているのだ。最近、度重なる問題噴出がニ ュースとなったのは氷山の一角に過ぎない。 例えば先月には火力発電所の検査記録の3659件の不正処理と議事録捏造などに加えて、国の審査に対する悪質 な妨害行為が発覚して杜撰さが問題になった所だった。特に原発は危険であり、怠慢や不正は許されないが、関電は 其の六割を原発に依存していながら、此処だけ見ても運転開始以来28年間一度も検査をしていなかった。 更に破損配管が13年前に「寿命と知っていた」事が露呈した。「此処は倫理観が皆無」と専門家も呆れた。此れでは危 機管理以前の問題であり、関電の驕りが招いた「人災」ではないかとマスコミからも指弾された。無論経産相も「まさに 此れは人災だ」と断言した。監督官庁、即ち此処に「天下る」経産局や県もまた共犯者である。 01年に起きた中部電力原発での事故の対応でも経済産業省原子力安全保安院が東電などに出した文書には、運転 計画を前面に出して、まるで「原子力推進院だ」と佐藤福島県知事は言う。安全確保よりも運転優先である。国は問題 の本質を理解しようとはせず、プルサーマルの実施を目指す基本線を変えないのだ。 兎も角、福井県は刑事責任追及(強制捜査予定)を決めた。此れにより関電は原発の全基停止に向けて順次停止とす る事、それによる経営リスクとして100億円の損失も見込まれる。よって社長は8/13に引責辞任を問われたが、表 紙を替えても起こった事の責任をどうとるのか明確ではない以上、何も解決しない。 関電は謝り上手だが責任は絶対取らない「逃げ上手」の商売人だ。今回、メルトダウン(炉溶解)寸前で済んだものの、 もう一歩で近畿一円に被害を出す所だった。未検査の減肉・危険個所は10年前に既に「危険」と関電は認めていた。 発見の機会は3回あったがお粗末にも其のたび放置した。同様な個所はまだ数百箇所も残っていると言う。 これでは一般企業としても先ず失格であり、当然社会的責任が問われるが、此処は幾ら叩かれても「カエルにションベ ン」で決して損しない。恐らく今度も関電は責任をメーカーが三菱重工、検査会社は日本アーム、或いは下請けである として尻拭いさせる気なのだろう。 関電は社会の公器・公営企業を看板にしているだけで中身は私企業以下の杜撰さである。とすれば私企業を独占的 に君臨させ、存在させるのはおかしいではないか。関電は巨利だけを追う、独占的な営利行為の本店として巨大ピラミ ッドの頂点に立つだけで、責任はすり替え、下請け、孫請けに負わせるシステムである。 つまり親方は代表として頭は下げるが損しない無責任システムになっている。此れはもう首を挿げ替えても変わらない 体質である。こんな私企業にも劣る独占的な営利活動でモラルなし怠慢・巨悪を今後も許して置くのは問題であり、即 刻潰さなければ危険だろう。 特に今回は不可抗力ではないし、今後も計り知れない被害を出すと見られる以上、其の存在自体が社会の害毒であ る(「核融合と核燃料サイクル」を参照)。関電が利益優先で安全無視の人災を出した事から、福井県知事は8/12、 「もんじゅ」とプルサーマル計画の一時凍結を示唆した(「プルサーマル」を参照)。 04/8/28、関電は幹部7人を減給処分とした。こんなんで良いのか。メーカーは三菱重工、検査会社は日本アーム だと言い逃れが許されるのか。と思ったが、04/8/31、三菱重工、日本アームの社長や責任者は他人事のような 答弁をしていたから此処も駄目だ。三菱自動車がトラブル続出であるが、造船も同様に駄目だったのか。 特に原子力安全委員会の松浦委員長は、運転中に作業員が立ち入る事を此れまで慣行として黙認していながら、テレ ビの前では「知りませんでした」と言い逃れた。だが、お前は其れを監督する立場だった筈だ。其の「安全委員会」が知 らないでは済まないだろう。此れでは五人共犬死である。原発だけではない。 04/8/30、台風16号が西日本に接近しただけで上陸してもいないのに近畿は55万世帯が停電となった。関電が 巨利を得るための犠牲として、コスト削減の為にちょっとした風でも広範囲な地域が停電する脆弱な体質(ずさんな工 事)としていたのである(此処に限らず関西全域)。そして翌31日、今度は高浜原発で放射能漏れを引き起こした。 約1時間の間、通常の4倍の以上の放射能を放水し続けた。04/9/25、今度は敦賀原発で冷却水の中に長さ3.6 mの金属棒を放置していたのを見つけて回収したと言う。原発関係者の全体がタルンでいて何処で事故が起きても当 然の状況にある。 同年同日、福井県知事は設置から27年間も検査漏れを見落とし続けた「国の責任を問う」要望書を提出した。関電は 無論の事だが、監督官庁も其の責任を取って真っ先に切腹すべきであろうが、今の所、一切話題にもならないのは解 せない事である。 関電社長と経済産業局局長は共に首を挿げ替えるべきだろうし、社員もまた腐りきっている以上、関係会社は総て潰 すしかないのである。所が誰も責任を問われない中、原電は05/2/23、敦賀市に60〜100億円の匿名による寄付を 約束していた事が発覚した。そして06/5/26、知事は再開を認めた。続いて10月には愛媛も認めた。 地獄の沙汰も金次第なのか(「プルトニウム」及び「放射能」を参照)。 ◆元服・・・・・・・11〜15歳になった男子の成人式。髪を結い服を改めて烏帽子親(元服親)が神前で正式な名前を与 え、烏帽子を被せた(加冠)。此の時から幼名を改めて烏帽子名を使う。此れが「氏名」の語源であろう。身分のある家 では此の時その子に叙位を授かった。烏帽子親となるのは通常、氏の長者や地元の有力者であった。 何れも先祖や神仏への感謝と誓いである。其れに対して江戸時代の庶民は寺社に十三参り(別項参照)、或は伊勢 講、山上講などの講員となった。それが言わば入学でした。今は市町村で「成人式」をしているが、何れも元服の名残 であり、こうした人生儀礼を通じて社会人としての自覚を促す事になります。 同類の仕来りとして西洋ではキリスト教の洗礼がある。何れも先祖や神仏が前提であって、神仏分離を前提とした行政 や形式では無意味となる。 ▲健保・・・・・・国民健康保険など。国は問題が有るたびに改正改正と言って小手先の事はするが本気でやる気はな い。このため大幅赤字である。行革や減税も当て馬(キャッチフレーズ)であってマトモに実行しようと言う政党はない。 郵政民営化法案が成立した(郵政民営化を参照)が、此れは米国の圧力によるものである。 米国は日本人が米国の客になるかどうかに関心があるに過ぎない。このため03/10/24に米国政府の「年次改革要望 書」と言う対日要求事項があり、其れに自民の小林興起議員が反対し、逆に前原民主党が米国に擦り寄った。このた め05/9/10に竹中法案を閣議決定し、小泉劇場により「対米迎合派」が「国益擁護派」に勝ったのである。 日本の健保は其の巨大な資金源を狙った米国の業界に明け渡される。つまり小泉政権が乗っ取りのお膳立てをした 事になる。次は郵貯である(大要は文芸春秋05/12、関岡英之氏の論説より引用)。 ▲原油・・・・・・石炭と共に原油や水は月のエネルギーであり、従って月を祭る地方に産出する(「石油」を参照)。 04年現在、世界の埋蔵量の57.1%が中東にあると言われるほど偏っている。因みに太陽の国・日本は99%輸入 国である(石油を参照)。 中東は月の支配する領域なので利が利を求めて駆け引きが続く世界である。なので価格も数量も妥協と抜け駆けで相 場も龍のように動き回り波乱が多い。1960年代まで欧米のメジャー(国際石油資本)が市場を完全に独占して来た。 其処で産油国11ヶ国はOPEC(石油輸出国機構)を結成して其れまで安値安定していた相場を4倍にした。 其の上、70年代に第一次石油危機と第四次中東戦争を機に輸出削減を打ち出して原油価格を1バレル3ドルから12 ドルに上昇させた。しかも此れでオイルメジャーから支配権をOPEC(産油国)が奪い返した事になる。因みに世界の 確認埋蔵量は1兆バレルを越えており、可採年数は41年間あるので当面不安はない。 だが世界中がOPECの動向を気にする時代となった。特に日本などは彼らの機嫌を損ねたら何時でも息の根を止め られる心配から大いに焦った。此のオイルショックにより、非OPEC産油国は油田開発を進めた。其れに対して日本な ど消費国は省エネと代替エネルギーの開発に向かった。 そのためOPECの完全支配が崩れて不安定な市場となった。其れが04年に価格上昇となったのは原油生産余力の 限界と中国の需要増加、それにイラク情勢の険悪化とナイジェリアの民族紛争、ロシアのユコスの経営危機などを見 越した投機である。此れにより、1バレル(159リットル)40ドル台の高止まりとなった。 其れは例えばアフリカ最大の産油国・ナイジェリアでは総てシェルなどメジャーが輸出しているためだ。シェルは巨富を 得る一方だが、産地の国内は益々貧困化が進み、環境悪化で住民の反発がエスカレートした(05/1/30NHK総合 テレビ)。こうした世界情勢が原油不安となって価格を更に押し上げた。 OPECの原油生産能力は30年間1日3000万バレルと一定であり、其の大半をサウジアラビアが担っている。因みに 日本は輸入の87%を中東に依存しているが、エネルギー全体に占める今の石油依存度は50%に低下し、発電に占 める石油火力は10%にダウンさせている。 為替も70年代の2倍の円高となっているので原油高に対する抵抗力がある(04/12/8の毎日新聞より一部引用)。特 に日本は先のように石油ショックを契機に産業構造の転換をして家電や車の省エネ化を進め、また石油火力発電から 原発推進に切り替えて原油依存体質から離れつつある。 問題解決にはもう一つ、夜型社会を改めるのが一番なのだが其れが出来ずにいる点である。因みに日本人を1とすれ ば、米国人は6.4倍を消費している。日本が其れを真似ては自滅するに決まっているのだ。 ●大東亜戦争でも石油ショックでも日本人は其れを痛感した筈だ。戦前に欧米の陰謀によるABC包囲作戦で窮乏し、 このため南方へ進出した結果、石油輸入を止められた。よって真珠湾攻撃と言う罠に嵌められたのであり、次はオイ ルショックとなり、この時は米国が助けてくれると思った。所がキッシンジャーはキッパリ其れを断ったのである。 もう彼らの正体を知り、「お人良し日本人」を反省すべきだろう。米国は此れに味をしめてドルの代りに石油を武器にし 始めた。それで世界支配を強めた事を警戒すべきです。其の後、原油は04末〜05年初を境に40〜50ドル台を乱高 下した。此れはそれを見越したヘッジファンドなどの投機業者の介入により高騰した。 原油価格がOPEC(産油国)でもメジャー(生産者)でもなく、先物市場価格と言う第三勢力に取って代わられつつある 事になる。いや寧ろ其の尖兵として使われている。例えばOPECが「適正価格よりも10ドル高い」と言う危機感から相 場の沈静化を狙って増産を決定したにも拘わらず、相場は55ドルに反発した。 市場の安定化を図るための市場価格が実需のバランスを崩すような、この先物相場の行き過ぎはバブルと同じであ る。けれども現実はその理想とは裏腹に、生産地でも業者でもない利益だけを追う先物市場に支配される時代になっ た。05/8/9には1kl当たり4万円を突破した。続く05/11月にはバーレル60ドル台になった。 此れは2004年以来、中国の消費量が急増しているからと観測された。しかしそうではなかった。ファンドやオイルマネ ーの還流で日本の一部も元気になったが騙されてはならない。此処で中国の事情を見よう。 ▼中国が石油輸出国から数年前には輸入国に転換・転落した。此れは石油争奪戦に参戦した事になり、消費と言うよ り我武者羅に使うようになって今や爆グイ(爆食ジキ)状態と言われる。此処は昔から本質的に非効率・多消費型なの だ。本質的に重厚長大型で多消費・多産型の経済であるが、そのまま今は猛烈な勢いで投資に走っている。 日本は23ヶ国から輸入しているが、此処はもう38ヶ国から輸入し始めた。だが05年の石油の輸入は予想に反して増 えなかった。其の分、尖閣とロシアへ進出し始めた。 ★其のロシアはどうか。チェチェンに手を焼いているが独立させないのはパイプラインを通しているからである。プーチ ンは石油で儲けたユコス社長が対抗馬となるのを恐れて投獄し、しかもユコス社を国有化してしまった。今もってズルイ やり方である。 そして中国が東シベリアのタイシェトの石油を狙って進出し、其処に日本の小泉も割り込んで来たので05年、ロシアは 両方を手玉にとってパイプラインの建設計画で天秤に掛け出した。石油はサウジがトップだが天然ガスまで入れたらカ ザフスタンなどロシアの中央アジアの埋蔵量の方が巨大である(05/12/25のMBSTVより引用)。 だから世界のエネルギーはロシアが握っているとも言われる。またロシアはノルウェー沖で共同開発を始めた。更にサ ハリン沖は天然ガスの宝庫である。其処で田中角栄以来、日露に米国を加えて、日米は民間の、日本では三井三菱 によって共同開発を進めて来たが、漁業補償で頓挫していた。其処へ今回中国が進出して来た。 ★さて今の世界の消費の246万バーレルの内、89万バーレルを中国が増加させた。因みに日本の消費量はマイナ ス16万バーレルになった。ただ価格が1月に34.2ドルだったのが9月に56.6ドルになった。この9ヶ月間で1.7倍 になった。この事から影で操ったのは米国と分かる。米国は先を読んで原油の支配で世界を支配していた事になる。 特にブッシュはドル低迷の打開策としてサウジを支配し、ビンラディンを使って9.11NY同時爆破をでっち上げてアフ ガンを奪い、次はイラクを落とした。9.11の犯人として逮捕した19人中15人はサウジアラビア人だった。米国は戦 後、世界各地で戦争に介入して毎年戦って「漁夫の利」を得て来たが、殆どが石油がらみの利権である。 カーターの時にパーレビを失ってイランでの利権を失ったのでイラクのフセインに接近して応援したのがラムズフェルド だった。ブッシュもチェーニーもライス国務長官も素性は石油会社の社長である。彼らは次にカスピ海をターゲットにし た。所がカザフスタンには中国が進出していた。こうなると中米の対決である。 ベネズエラなど産油国も石油を武器に強気になって来た。だが米国が原油を抑えて相場の高止まりとなれば各国の軍 も経済も米国に対抗出来なくなる。米国は豊富なアラスカ原油を抱えているから当分安泰である。因みにアラスカの04 年の石油生産量は日量98万バレル。此れは全米生産量の約25%を占める。 其の外、米国は自然保護区として凍結している所に推定埋蔵量が60〜160億バレルあって、此れは向う30〜50年 間の安定供給を可能とする。ただ泣き所は10年前に拒否権発動があった。クリントン大統領が自然保護区の開発を 拒否したのである。 ●此処でまた日本に戻る。日本は石油ショック以後、官民で174日分を備蓄するようになった。其れでも何か有ったら 心配である。日本は「イザと言うときはアメリカが助けてくれる」と思っているが、米国は何の保証もしないのだ。石油争 奪戦に明け暮れるよりも出口を見るのが大切であろう。第一に今は石油が世界の覇権を決する時代である。 だがペリー来航は鯨油でやって来た。日本も当時は石油を必要としなかったのだが、太平洋戦争は石油問題で始めた 戦争だった。だがその後の石油ショックでも分かった通り、欧米型の産業構造と軍拡を見習った結果として石油が日本 の泣き所となった点に気が付くべきだ。 そして第二には日本の5倍をアメリカが使っている現実である(05/12/25のMBSTVより引用)。日本が地球温暖化を 防止しようと省エネに努力しても何の意味があろう。3000億ドルのオイルマネーが中東に集まり、間接的に日本の株 価を引き上げてはいるが、其れが何になるのだ。本気で温暖化防止を図る気があるなら油田を止める事である。 古今東西、暮らしにとって石油よりも大切なものは水である。そして必要な事がもう一点、其れは今の西洋科学の見直 しである。「エネルギーは化石燃料など地下資源である」と言うような固定観念とか貧しい発想の科学技術に見切りを 付ける時ではないか。エネルギーは地下ではなくて天に充満している事に気付けばもう少し科学的になれるだろう。 ◆権利・・・・・・・本来からの当然のものではなくて仮に与えられる権利。一定の時間や枠(制約)に嵌まった仮のもの。 権威もまた同じ意味(仮)である。言わば責任の伴うものである。だが今の常識ではさも絶対的な存在(概念)と誤認させ られている。 ★原理主義・・・・・・ファンダメンタリズム。元はキリスト教から出た言葉だが今はイスラム教に使われている。 ◆権力・・・・・・・上に同じく絶対的な力でも実力でもなくて「仮の力」の事。神、または上位者、または国民から託された 分限。地方分権なども此の権力の分岐である。何れも言わば責任の伴うものであるが、今の政府やお役人たちのよう に、此れを拡大誤解して一度握った縄張りや権益は離さなくなった。 失敗しても責任を取らず辞めもせず、居座るようになった。 ▲嫌老性・・・・・・・昔は若年者が高齢者を敬う「長幼の序」が道徳として確立していた。所が戦後は逆転した。民主主 義と自由主義、或は人権思想と言うイデオロギーによって社会をギスギスさせてしまった。喫煙しない人は嫌煙権(別 項参照)を主張し、若者や中年はあからさまに「嫌老」を顔に出す。 其のお年よりでさえ「老成」を軽視し、「若さ」を求めると言う矛盾(無理難題)を今は希求する時代としているのだからど うしようもない。商店街でも若者をチヤホヤするが、年寄りが行けば毛嫌いするので財布を握る高齢者が「買い物が楽 しくない」とソッポを向き出した。よって商店街はシャッター通りとなった。 ●こ●以下は次ページへ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ●■▲◆★◎□◇■◆△▽▼☆★ 次は ![]() パテント・著作権は本会に属します。 「鬼の会」 |