http://hijiri.tamajiri.com       「日知り事典」  page379.html (未定稿)


     日知り事典       論説・5 ・・・ ・・・ ・・・ 円相学会 (未定稿)

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・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ●○◎□◇■◆△▽▲▼☆★

     ■1.西風害
     ■2.イデオロギーとは「異教性」
     ■3.マルキシズムと進化論
     ■4.アインシュタインのエネルギー理論はインチキ 
     ■5.数値化は「奴隷化」の始まり
     ■6.洋式科学の実体は「無用の長物」
     ■7.モノマネが間違いだった・・・・・日本は「伴天連」に宗旨替えしたのか
         ●B.即物的な日本    ●C.「唐様に書く三代目」  
        ★D.もっと「英語」を習うか  ●E.転換期である  


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■7.モノマネが間違いだった・・・・・日本は「伴天連」に宗旨替えしたのか

●B.即物的な日本

歴史の転換期・・・・・・・・・今は歴史の転換期に有ります。昔の価値観が通用しなくなった。此れまではモノ作りの時
代ですから合理化や効率性で頑張りました。だが今は車でも携帯でも多様性や機能性が問われる。環境負荷も考えな
いといけません。国家も富国強兵から経済大国へと変化しました。

でも今は「お金を儲けてどうするのか」と問われ出した。お金では幸せは買えないし、パソコンが流行っても「明日はどう
なるのか」と言う点になると答えを出せない。パソコンでは天気も地震も正しい答えを出せない。かつては無限の可能
性が夢を膨らませた。今のアジアが同じ状況で人口爆発であるが、日本は少子高齢社会となった。

単に経済だけとか、生活環境の問題ではない。将来に夢がなければ子供は増えない。不安があっては無理です。18c
〜19cの、江戸中期から後期は、新田開発がストップして人口も停滞した。其の頃と今は似ている。農民一揆や都市
騒擾があり、東北では間引きなど地域的・社会的紛争が起こって夢がなくなっていた。

田圃には限りがあるので、仮に多くの子供を産めば銘々に分け与える余裕はなかったので少子化していた。こうした時
代はどうすればよいのか。@第一には留学生の交換である。アジアやユーラシアの中で日本人は今も例外的に閉鎖的
である。日本では友達でも応接間にしか入れないが、彼らは家族の付き合いをしなければ友達ではない。

アジアやユーラシアでは雑魚寝でも良いから家に招いて付き合うのが原則である。知識の吸収よりも、そうした生活習
慣を学びあうのが今後の課題である。A次は地元に学ぶ事。土地ごとに独特の産物が有り、個性的な町並みが有っ
たり祭りが有ります。独自の歴史や文化が有ります。

個性が魅力であり、先の各々が結び付けばより相乗効果を生みます。歴史文化や先祖への関心が生活文化を豊かに
します。お金ではなく安心を得る工夫が生活文化大国にするでしょう。また例えば美味しく食べる事も生きる張り合いに
なります。今の日本料理のテンプラや寿司なども大体はこの時代に完成した。

米騒動の中で、歌舞伎や浮世絵などが花開いて全世界に影響を与えます。先の見えない時代だから生まれたと言え
る。先が見えたら突っ走る。景気が良いときは体の調子なんか話題にならなかった。今は日々の暮らしに関心が向き
始めた。江戸時代と同じです。其の頃に小豆のお菓子が出来た。小豆は元々漢方薬だった。

利尿効果があるし脳卒中になり難い。餡を作り出して大衆化したのが八代将軍吉宗の時。大福が生まれたが此れは1
8cに隅田川の長命寺で健康食品として売り出した。また桜の開花する1ヶ月前にあんころ餅を桜の葉で包んで桜餅と
して発売したのが大阪の道明寺だった。現代とそっくりです。

次はB美しさの創造です。日本には華々しく晴れやかな美しさがある。食や音楽の分野でも美しく生きる事が求められ
ている。阪神大震災以来、共助の感覚が見直された。明治以降に初めて若い人たちが動き出した。年寄りの世界は中
国や韓国とギクシャクしているが、若人たちは別である。例えば高知のユズハラに雲の井ホテルが出来た。

簡素だが心地よい所です。従来の観光施設と違って滞在型である。今はただ日本人同士で日本の美しさがハッキリし
ていない。共通認識になっていない。日本の美しさは幽玄とか詫び寂びではなくて、静けさと華やかさの共存である(以
上は06/4/20のNHKラジオ深夜便・静岡芸大学長・木村正三郎氏の話から引用した)。


伝統・・・・・・・・・日本の伝統は戦いや工業生産ではなくて祭りでした。伝統とは良いものだから伝わり、多くに支持さ
れ、今まで続けられて残された文化の事です。其れに対して現代人は頭で考える事もなく拙速にも「新式だから良い」と
判断している。だが新式に色々期待しても、其れはまだ殆ど、人を幸せにしなかったではないか。

新式の原水爆や戦争、或いは車や電化生活が自然界や人類社会に対してどれだけ貢献したかと云えば、実績がまだ
殆ど見られないのみならず、既に公害と悪魔的な所業を見せているではないか。

見える文化の嘘・・・・・・・この世界は見えない心と見える物質によって成り立っています。所が戦後は、「見えるもの
だけが全てであり、其処にだけ真実がある」と言う観念になった。其処でカメラ、テレビ文化が日本の世論と世相を決定
する時代としました。

例えばグルメ番組が商業主義によって垂れ流されますから、其の前でテレビの番をしている中高年者は、自分の体、
つまり健康にしか関心を示さず益々エゴ化して行きます。またそうした年寄りが集まると病気自慢と手術報告が始ま
り、其れが延々と続いて終わらない。悲しいかな、彼らは自分で治そうとする気が「はなから」ない。

だから病気は減りません。「見える医学では真の治療が出来ない」、と医者さえ嘆く有様です。またNHKテレビでは「此
れでもか、此れでもか」と連日動物のセックスのシーンを放映し、進化論を吹き込む。それらをまた何度も再放送し刷り
込んで来ました。生物たちは人類とは違って限られた一定の季節にしかセックスしない。

にも関わらずマスコミは「生物はセックスするために生きている」と言う進化論的報道・扇動を繰り広げた。此れでは事
実に反するので、善徳ではなくて金を取って罪を犯した事になります。その結果としてNHKはおかしくなり、子供たちも
セックスにしか興味を持たず、異性に刺激を求めて益々犯罪に走るようになった。

このような反社会的なマスコミの力に従来多くの日本人が「明日を期待した」が、其れは大きな間違いでした。この様
に、渡来の見せびらかす文明は偽モノである。「見せ」の裏側には、見せたくないものとか真実を覆い隠す作為がある
訳です。戦争が続いている現実をスポーツ番組で隠し、人の目を反らす作戦です。

ですから私たちは自分で考えるか自衛するしか有りません。本物を求める時代です。今の科学や学術でも市販の宗教
でもなく、自分が抱える先祖祭りが何よりの癒しであり、教育である。と筆者は信ずる。けれども其の点で本書は現実
離れしていて一般のニーズに合わないと言う欠陥が有る。

このため本書は「平和ボケ、欲ボケ」の快楽主義やゼニカネ主義の現代では全く無用とされよう。今すぐ金や就職に直
結しない話では誰も興味を持たない。ですから本書が如何に広く深く説明し、時間を掛けて努力しても無駄に終わるだ
ろう。

要するに即物的で短絡的に結論(エサ)だけを求める現代人には「馬の耳に念仏」に過ぎないから理解はされないし、
仮に理解されたとしても今の社会では殆ど役立たない。本書は売学ではないからそんなヤカラにおもねる気はない。も
う相手になる時間がないのだ。

現代社会の一面は「無痛文明」であるとも言われる。でも過去の大文明がすべて滅んだように、今の快楽的で便利な
時代が何時までも続く保証はない。今は進化の途上ではなく、滅びの前にあるのである。本書は今すぐ役立つもので
はないと誤解され、無視されるけれども実はもう目前に見えない危機が迫っている。

そうした今後の事態に気付く人は幸いであり、或いは日本文化の底力に気づく人が有れば今から其れに対応する方法
として、実は本書が他の何より今から直ぐに役立つマニュアルとなるだろう。


日本の崩壊のシナリオ・・・・・・・・此れについては「三族の纏め」で述べた。

C.「唐様に書く三代目」

古川柳に「売り家と唐様に書く三代目」と言うのがあった。其の通り、日本はもうお仕舞いである。其の前提で以下に述
べる。日本の瓦解は最早時間の問題なのだが、今は誰も其れにさほど危機感を感じていない。誰もが英語を習うし何
処にも外来語が蔓延る中でどっぷり平和的快楽に浸かって日々暮らしているからです。

でも此れは文明とか進歩と言ったものではなく、亡国の前兆である。レンズ付きの顕微鏡的ミクロの目で爆発前のなが
ーい一瞬を見ているのだ。そう仕向けて見せているのは江戸時代までの祭り事の本質を知らず、何の力もないのに財
力や学歴だけで議員や官吏になった三代目のエリートたちが日本を支配したからだ。

日本人は、祭り事の金庫番(お役所)に事実上、ドロボーを雇ってしまった。このため彼らは1000兆円もの赤字を出し
て国民資産を全て食い潰してしまった。この責任を取ればドロボーではなくなるが今更無理だろう。また教育を売国奴
たちに任せた。此処まで外来語を氾濫させたのはその成果である。無論マスコミも此れを支えた。

したたかな米国の戦略に日本の似非民主化の衆愚政治は無残に敗北し、脆くも自滅するのが時間の問題である事に
も大多数がまだ気付かず尚もノホホンと極楽トンボの暮らしを続けるから悲しい。江戸末期まで日本は鎖国を続けるな
ど2000年間、営々と文化を継承し守って来た。守って来たのは地下資源や経済力や軍事力ではなかった。

そんなものは日本には元々僅かしかなかったのだ。日本に有ったのは、世界に比類ない「先祖祭り」と言う道理の通っ
た生き方(哲理)でした。鉱物資源の少ない日本でも工夫する知恵や文化の力が豊富にあった。だから100%の自給
自足が可能な中で平和があった。

所が明治以後、特に戦後は先祖祭りを殆どしなくなり、寧ろ此れをしようとすれば「宗教的」と言う色眼鏡で差別され、
至る所で迫害・弾圧される側に置かれ、もしくは無視される時代となった。しかし在来宗教は先祖の事は言わない。個
別の先祖よりも宗祖や教祖を崇めさせるのが今の宗教である。

だから「先祖=宗教」ではなくて、現実は「先祖=非宗教」になっている。其の辺りの認識もない連中が日本を支配して
いるのが現実である。其の上でGHQと組んで「政教分離」と言う美名の悪魔を許した。黒船に腰を抜かして唐様洋式に
自分の幸福を重ねる輩が日本をすっかり売り食いしてしまったのだ。

だから日本文化は既にシャボン玉のように宙を舞って弾けて消えていた。従って、どんなに旨く「売り家」と書いても、バ
ーゲンをしても最早破産を前にした日本を買う「お人よし」はないのである。日本は戦前に窮乏に耐えた。しかもその後
も数十年前、敗戦と言う悲哀(大ショック)を味わう中で軌跡のような復興を成し遂げて不死鳥のように蘇った。

だからもし日本がまた敗戦したってまた再生できると楽観する人も多い。でも日本の復興が「世界の驚異」となった背景
には多くの親が子沢山だったからである。当時、子供を抱えた世代が、我が子を子宝と見て夢を託して、その子達を守
るため馬車馬の如く働き続けたからだ。けれども今は高齢化と少子化である。

そんな今の世間には、年寄りや他人の餓鬼どものために命を投げ出したり馬車馬になれる独身貴族が何人いるだろう
か。其れは皆無である。学歴と高収入を得た多くの日本人は独身を謳歌している内に吾身の内部から腐ってしまった。
自分の安楽以外には無関心になっている。

腐った種には芽を出す力はないから、座して己が身の腐るのを待つだけの一代仏である。一代者にとって目の前の危
機は自滅だけであり、試練ではない。この人たちはもうやり直しが利かないのである。そんな独身年寄りが増えて大多
数となったら、子供を持つ親が少数いて少しは力があっても隅っこに押しやられるだろう。

従って日本が再生するのは無理だ。だから日本は、今の12000万人から20年後には1000万人しか残らないだろ
う。しかも其処までの道程の中、日本にとってロクな事はない。強かな米国の下で日本は衆愚政治を続けて完敗した。

このままでは新円切替、預金封鎖、年金破綻を迎え、中東戦争拡大でハルマゲドン(世界最終戦争)に巻き込まれるだ
ろう。或いは少なくとも国債破綻、円貨も破綻、即ち経済破綻で日本全体が破綻し、人口急減して譬え世界が残ってい
ても日本は世界の三等国になるだろう。

でも中には「私には故郷があるから」と最後の頼みを故里に期待する人もあろう。そうした方ならば「田舎に帰って自給
自足に戻る」道もある。そのようなご身分の人はまだ救われるかも知れないが、譬え故里があったとしても、何処も今
は東京と同じ景色と暮らしだから決して新天地や別世界ではない。

農地は農薬で汚染され荒れているから中々元には戻らない。其処で農業するにも農家でなければ農地は手に入らな
い。士農工商の差別が実は此処では生き残っているのだ。しかも都会人には農業のノウハウがなく、有ったとしても石
油で作った化学肥料を撒くしかない。しかし其れも、石油がなければ作れないから人肥くらいでやって行けるのか。

人肥は虫の餌にしかならない代物です。だから害虫だけが大量に発生するだろうし、何れにせよ大した収穫はない。漁
業でも同様、船がなければ漁業も出来ないし、船を手に入れたとしてもガソリンがなければ走らない。だとしても普通の
人は「米国が助けてくれる」と期待するだろう。安保があるからだ。しかし無理だ。米国は真っ先になくなっている。

何とか残っていたとしても目出度く子分として雇ってくれる保証はない。米国の51番目の州になるのではなく、99%の
確率で見捨てられるだろう。良くて米国の属国、その上、中国からも植民地とされよう。要するに列強の草刈場と変わ
るに違いない。もうどうしようもなく惨めな姿となる。

でも一旦破綻してその地獄をこの目で見なければ日本人は分からないようだ。辛苦の血を舐めて初めて目が覚めるの
が何時ものパターンである。悲しいかな、その時に初めて本書が役立つ。本書を見れば、過去に一万年かけて作り上
げた日本人の魂が分かるだろう。分かれば其れが起死回生の役に立つ。日本の蘇る仕組みが書いてあるからだ。

今この本を売って僅かな銭に替えるためではなくて、そのときの為に本書を書き残したのです。元々日本には売るほど
の資源はなかった。先祖の残した伝統、即ち生き方のノウハウの歴史とか言葉しか日本にはなかったのだ。自分の身
体も親から貰ったものだ。其れを包む服も欧米式の洋服になっていた。

此れでは譬え「日本人です」と言って見ても何の意味も無い。だからマイホームとして一番大事にして来た家族も家も只
の空箱になるのである。日本人だと言ってみても、其れは国籍だけであり、言葉も身体もバタ臭くなっており、腐った身
体になった。和魂をなくした只の無価値の骸(ムクロ)である。

ムクロが洋食・肉食してビールを飲み、全て欧米人に似たサルや化け物となっていた。そのサルや化け物が車に乗り
わめいていただけである。日本的なものと言ったら祭りくらいになっていました。最後に言っておくが、一割の確率で最
後まで生き残るのは、ドルや金と言った経済力や物理的な力ではない。

最後に残るのは和魂であり、しかも先祖の力、因縁の力によって選ばれた人である。


★D.もっと「英語」を習うか・・・・・・

そうと分ったらもう観念して一億総クリスチャンに宗旨替えすれば良いかも知れない。と言えば、「そうは行かない」と頑
張る御仁がいるだろうが、既に太陽を祭らず゛太陽暦も知らずに西(カトリック)暦で祝祭日を祝い、従順に七曜日に従
って仕事(餌)を貰い、週休を取って住むのも寝るのも、ベットと共に暮らすのも洋風の建物です。

年中洋服を着て洋食・肉食をしてビールを飲み、Xmasの話題や行事で2ヶ月間を過ごして祝い、ジャズを歌ったり聴く
人達が多い日本では英語を公害とも思わない人達が過半数となった。ファストフードでデートしてゴールインするのは教
会と言う図式のアメリカンムードのクライマックスを夢見る事が至福である(「挙式」を参照)。

この様に衣食住が全て西欧化した国で、「宗教だけは神道と仏教徒」で頑張る、と云って見ても最早大した意味はなく
なっています。キリスト教は日本で熱心に伝道・布教活動を続けているから女性たちは全員、「教会で挙式したい」と言
う時代になった。だがキリスト教徒がどんなに頑張って伝道に努めても人口の1%にも達していない。

従って「日本人の99%以上が仏教・神道系か無信仰者なのでまだ安心だ」と思っている。しかしながら既に主食にして
も米食からパン食になったし、日本酒よりもワインが人気です。此れは無論「和食」ではない。此れこそがキリスト教の
聖食なのだ。パンはキリストの肉であり、ブドウ酒はキリストの血として戴く事が彼らの生きる糧なのです。

ですからもし2000年後にこの日本列島を考古学者が発掘したら、この日本が21世紀に米領かイギリス領になり、も
しくはキリスト教国になったと判断するに違いない。そんな中でもし「日本は仏教と神道の独立国だった」と主張する学
者がいたとすれば、多分気違いとして排除されるに違いない。

だからもう、「日本人だ」と意地を張らずに今こそ全てクリスチャンになるべきだ。既に米国の新たな植民地か、51番目
の州のような状況になっているのですから・・・・

かつてハワイが米国に侵略されてハブァイ語が禁止され、直ぐに滅んで米国に併合されて49番目の州となったよう
に、日本も植民地となり、英語圏になれば日本語は禁止される。日本史も消されて、その代わりに米国とか西洋ローマ
史と言う浅い歴史を勉強すれば良いのだから子供だってもっと楽になろう。

そうなれば神道も仏教も禁止されようが、全てキリスト教徒の生活に一変するのでシンプルライフで分かり易い暮らしが
始まると思うのですが、どうですか。そうなれば、物に対する文化的整合性と一貫性が出ますから頭の弱い人たちにと
っても楽です。

少なくともカオス状態の険悪な社会から抜け出せるだろうから世間に矛盾がなくなり、社会内部での余計な葛藤、つま
りストレスも減って日本社会をもっともっと明るくするでしょう。でも言葉や葬法、其れに暦法などはそう簡単に変わらな
い極めて保守的なものだ。

暦法は巧妙な欧米の手にかかって国辱的愚策の結果に於いて既に乗っ取られたが、言葉と葬式は何とか民間で持ち
こたえている。其れは英語化を拒否する先祖たちが邪魔しているからだ。だから幾ら教育によって知識を詰め込み、学
歴を積んでも日本人は英語が苦手である。その事を日本の何億もの先祖たちが操作しているに違いないのだ。

この様に、先祖が承知しなければ問題はこの先もっと深刻化する。例えば、昔の墓地から墓石を一掃して、その代わり
に十字架を林立させたらどうなるか。既にモノマネ大好きの尻軽日本人は独創性を失い、頭が弱くなって伝統も知らな
いから幸いである。快楽主義と無信仰とゼニカネのために、もう其の一歩手前に来ている。

ですから、そうしないために本書はある。


●E.転換期である 

今の日本は余りにも「幕末」に似ている。ただ今の日本人には幕末の日本人と比べて、決定的に欠けているものがあ
る。其れは志と理念です。現在の日本は世界一の債権大国(=金満国)に上り詰めはしたが、人間の志と資質と言う
点では、貧弱な国家に成り果ててしまいました。

其れこそが最大の危機と言えるかも知れない(「国家破産サバイバル読本」浅井 隆著より)。同様な観点から本書
は、日本に降り積もった表皮を剥がせと提案する。日本に来て綻ほころびが目立ち出し、或いは腐りかけた表皮、つまり
渡来の文物を排除して、生まれた頃の新鮮な裸に戻る事です。

そうすれば一万年間掛けて培い、養われて首尾一貫した和人の心が見えて来るでしょうし、落ち着いた暮らしを取り戻
せる事でしょう。渡来の知識や新式空論を当てにしなくても、日本には日本の風土に最適の知恵や文化が満ちていま
す。それらは一万年の裏付け、つまり実績のある知恵や風俗として歴史や古記録に記されている。

其れが古今の新製品や創作にも大きく寄与し、日本人に真の幸福を齎すものと認識すれば、不確かな渡来学とは全
然違う独創的な発想や新たな知恵ともなろう。ともあれ物質文明は終わった。地球温暖化と環境破壊と大量ゴミ処理
の問題が急迫して、「ものづくり」は最早困難になったのです。

過ぎ去った「経済大国」をもう一度夢見るのではなく、「もう終わり」にしなければなりません。世界の潮流も、今は「脱工
業化」への社会再編期に有るのです。星座の位置も魚座から水瓶座へ入った。物離れから心の時代へと太陽の軌道
が移行した。太陽が更に暑くなり、心が輝くときです。

だが黄泉の国では今も戦乱が続き、愈々2013年のハルマゲドン(世界最終戦争)に向って着々と準備を進めていま
す。日本はイラク絡みで巻き込まれるが此れに与してはならない。暦法は西暦で歪められたが太陽は変わらず東から
出る。日本から年始が始まり、シナの春節祭、それから西欧の新年度がやっと始まるのが古くからの習わしです。

日本から日の出があり、黄泉の国に沈むのが不変の法則です。この戦乱と腐敗の世界を変えるのは日本人の役目で
ある。日本は戦争ではなくて太陽の祭りを国の基本として栄えて来ました。其れを思い出して下さい。もうそんなに時間
は有りません(南無円相経・合掌)。






次は
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